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カンボジア・アンコールワット遺跡へ行きました

首都プノンペンから北西にシェムリアップ州があります。

日本からだと直行便が無いので、タイ・バンコク経由またはベトナム経由が行きやすいかもしれません。


ナーガ神


アンコールワットの夜明け
入口


内部の明かり取り
女神

名前はとても有名なカンボジアの遺跡・アンコールワットは世界遺産にも指定されています。

現地にいる日本語ガイドさんが、Wikipediaなどネットでは得られない情報をたくさん教えてくれました。


ヒンドゥー教が広まっていた時代に建設が始まったようです。

後にカンボジアには仏教(大乗仏教)が入り込み、宗教的な争いなどもあったそうです。

ヒンドゥー教はシヴァ神を祀りますが、シヴァ神などヒンドゥーのゆかりの物は破壊され、後に仏教とヒンドゥーの融合を目指した王様によって、

ヒンドゥーの寺院でありながら仏教の仏像を祀る、仏教ヒンドゥー教の習合の状態になったそうです。

現在は仏教の仏像もポルポト派によって破壊された状態です。


アンコール・ワットに限らず、カンボジアにはこのように宗教が複雑に入り組んでいる遺跡を、数多く観ることができます


映画トゥーム・レイダーの舞台になった
タプローム遺跡
シヴァ神のリンガ
アンコールワット
シヴァ神の乗り物ナンディー
タプローム遺跡
タプローム遺跡
蟻塚は神として崇められる
アンコールワット内部の彫刻
数多くの寺院が遺跡として存在


エネルギー的にはアンコール・トムのように、比較的軽い場所もありましたが、重いエネルギーの遺跡は多いと感じました。

エネルギー的に敏感な方は意識をズラすなどの対策をとることをお勧めします。


クメール王朝の独特の建築様式は隣国のタイやネパールなどの遺跡とも影響しあっており、カンボジアと合わせて周辺国の遺跡を観ると、より理解が深まると思います。


仏教のガルーダとヒンドゥーのナーガが集合したものもありました。

1400年代から100年近く内戦で放置されたアンコール・ワットなどカンボジアの遺跡は、この間に樹木が生い茂り城壁の間にも根が入り込んで多くの遺跡を破壊しているそうです。

現在は風化した遺跡を樹木の根が支えている面もあるそうで、やみくもに根を取ってしまえばよいと言うものではないそうです。

映画トゥーム・レイダーの舞台となったタプローム遺跡もガジュマルの木の根が張り巡らされています。

ベンメリア遺跡

天空の城ラピュタのモデルになったとも言われる「ベンメリア遺跡」

ここはまさに放置された100年の後の復旧作業がアンコール・ワットなどよりは進んでおらず、むき出しの樹木が不思議な雰囲気を作り出しています。

ベンメリア遺跡をプロトタイプ(試作品)として作成してからサンコール・ワットが作られたそうで、遺跡全体からも粗削りな印象がいくつか見られました。


回廊
樹木で崩壊が進む
樹木の根が張り巡らされている
封鎖された回廊も

自由に成長している樹木は15世紀にタイムスリップしたかのような気分にさせられます。

暑いカンボジアでもベンメリア遺跡は樹木が多く、涼しく観ることができます。


イーストスネン
バセットテンプル


書き切れないほどの遺跡を回りましたが、クメール様式の独特の遺跡は迫力があり、カンボジアへ行くなら見ておくことをおすすめします。


手塚治虫の「ブッダ」と言うマンガがあります。
仏教やヒンドゥー教の予備知識を少し知っているだけで理解しやすくなると思います。

■カンボジアへ行って氣づいたこと
ジャヤーバルマン8世が仏教とヒンドゥー教の枠を超えて遺跡の中で習合したことなどは、対立ではなく調和というまさに今の時代に必要な考え方だと思いました。

カンボジアで出会った方は顔を見て感謝を伝えます。
日本だとついつい何かをしながら感謝を伝えることも多いですよね。

そして、みなさんとても素敵な笑顔だったこと。
表情に出さないことをつつましやか、と育った日本人は素直に表現することを思い出す必要があるとも感じました。
もちろん日本が様々な面で安心・安全に暮らせるよう整っていることはたしかです。

ですが、整った生活の中で失いかけていること、大切なことがあるような氣がしました。

カンボジアにあるたくさんの遺跡に、是非行ってみて下さい。
そしてカンボジアの現地の方とたくさん話しをしてみて下さい。

バッタンバン州
バッタンバン州
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