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中年ゲイができるまで

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40代ゲイ男性の人生を棚卸します。少しずつ更新予定。
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記事一覧

終電間際の地下鉄ホームで、冷めたポテトをかみしめていた頃

27歳、一般的に「ほんとうにこのままでいいのか」と自分の人生について考え始める年齢だと言う…

城ヒロシ
10時間前
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20代後半、考え無しに上京を決意する

社会人になってしばらくは、地元で働いた。たまに出張に行くこともあったのだけど、その回数を…

城ヒロシ
2日前
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BLドラマみたいな再会と、SNSで見た幸せな姿

大学時代、私はバイトやゲイ活動に注力しながらも、なんとか留年せずに卒業できるほど勉強に励…

城ヒロシ
5日前
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たくさんの仲間とゲイに出逢ったゼミ時代

私が選んだゼミは、大学の中でも個性的な人たちが集まっていた。バイトや飲み会、ゲイ活動に明…

城ヒロシ
8日前
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はじめての彼氏はショタコンだった

大学入学後、いままで出逢ったことのないタイプの人たちとの交流を通して、私は大きな刺激を受…

城ヒロシ
9日前
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大学入学後、私はゲイに愛を求めた

これまでを振り返りながら、この一連の記事を書き綴って気づいたのは、「高校までは意外とまっ…

城ヒロシ
10日前
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私史上最高にノンケだった高校時代

思春期に突入した中学生時代。規則正しい寮生活を送っていたにもかかわらず、私の顔面で猛威を振るっていたニキビ。 高校に入学しても、毛穴にため込まれた膿は大きく膨らみ続けていた。肌に刻み込まれた傷の数、深さの分だけ、私の心には陰が落ちていたと思う。 一方で、楽しいことがあれば夢中になれるという性質も持ち合わせていた私は、全寮制で娯楽全般が禁止されたいた中学校を卒業するとともに、もともと好きだった音楽や映画への探究心を大きくしていったのでありました。 音楽は、たとえばフリッパ

男子寮の秘め事と、消せない跡

私の幼少期は、なんだかんだで平和だったと思う。 何不自由なく暮らせていた。 鬱々としがち…

城ヒロシ
2週間前
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私は「予定外」の子どもだった

沖縄の農村に住む家庭に、私は生まれた。 国家公務員の父と、兼業主婦の母にとっては予定外の…

城ヒロシ
2週間前
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