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ハメ撮りに適したカメラ選び

ハメ撮りと一言で言ってもカメラは千差万別。
状況に応じて使い分けてこそ、仕上がった映像に面白みが見えてくるというものです。

ここでは、私が日常使用しているカメラでオススメなカメラの紹介や、どのように撮影をしているかなどを解説いたします。

もっといい方法あるよ、こんな撮影も紹介して!など、ご意見ありましたらメッセージくださいね。

【1】カメラの種類について学ぼう

撮影方法や映像の仕上がり、ロケーションなど様々な環境を考慮し、機材を選定しましょう。

 1-1.一眼レフ

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1度の撮影でポートレートやヌードのスチル(静止画)も併せて撮影したいということでしたら、最も適したカメラといえます。
1台でスチル、ムービー両方で兼用で撮影できるため、機材の量を減らせるメリットがあります。ただし、ほとんどの機種でムービー連続撮影時間に30分の制限がありますので、長時間の撮影となると不得手です。
逆に強みであるスチルではAF(オートフォーカス)やレスポンスを活かしたポートレートなどで活用することがいいですね。
比較的大きいカメラですから、ストロボなどは搭載しやすく、一流カメラマンになれたような気がします。

 1-2.ミラーレス

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昨今最も進化しているジャンルで、各社4Kムービーの撮れる機種を次々に
投入されていますね。いま、もっとも熱いカメラです。
SONY α7シリーズのようにフルサイズセンサーを搭載した機種もありますが、高額でやや大きくなるため、初心者には少し手が出にくい部分もあるでしょう。一眼レフの動画撮影に不要といわれたミラーがない分、動画に適した横動きに強い撮影に期待がもてます。
ただし、一眼レフ同様にムービー連続撮影時間に30分の制限がある機種が多いというのが難点です。
私の感覚では、ハンディーカムの上位互換に値すると思います。
パナソニックのGH4の様にムービー機能に重点を置き制限が無い機種も存在する。ハンディーカムの映像に納得できなくなってきた際のステップアップとして
ミラーレスが丁度いい。

 1-3.ハンディーカム

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動画撮影の鉄板といえば、ハンディーカムです。『お子さんの運動会も4Kズーム対応&手振れ補正』といううたい文句は、ハメ撮りの世界でも通用します。
なんといっても、片手で扱え、手ぶれ補正も装備、ズームも出来てバリアングルモニターを装備というオールマイティさが好まれます。
また、上記のカメラで問題視されていた「30分制限」もありません。連続撮影制限がないので、付属のバッテリーを大きいものに変えるなどすれば、長時間での運用もバッチリです。

非常に使いやすく、失敗の少ないカメラといえます。
よりハイクオリティな作品制作に重点をおくならば、センサーサイズが小さいので、ラブホなどの暗がりでは、照明を焚くなどして工夫する必要があります。ものがほとんどであることから、暗所での撮影でノイズが乗りやすいため、
ハメ撮りに向いている機種は限られる。

 1-4.アクションカメラ(ウェアラブルカメラ)

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小型軽量で防水性能を備えている物も多く、使う場所を選びません。
超広角のレンズを装備しており、センサーサイズが小さいことから、明るいレンズでも被写界深度が深く、ボケる事を気にする必要がほとんどありません。ハンディーカム同様に失敗の少ないカメラですから、初心者の方にも重宝されることでしょう。

超広角であるため歪み(ちょっと魚眼っぽくなってしまう)はあるものの、局部接写やパースを効かせた主観映像の撮影で活躍すること間違いなし。
4Kカメラのクオリティとしては申し分ないですが、ハンディーカム同様にセンサーサイズの小さいので、暗がりなどで撮影するとノイズが入ってしまいます。

また、アクションカメラは面白いアクセサリが多いというのも特徴です。頭に装着するタイプでは、ハメ撮りの臨場感もUPし、本当にハメている目線でのリアルな動きが楽しめます。

 1-5.スマートフォン

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動画撮影カメラとしてはある意味では最強の機種といえましょう。
簡単に持ち運ぶことができ、それでいてFHD以上の画素数、高感度にも対応しているモンスターマシンも続々登場しています。
iPhoneやXperiaなどが非常に優秀です。カメラメーカーのイメージセンサーがそのまま搭載されているものなどがあり、あなどれません。
初めてハメ撮りされる初心の方にもおすすめです。

ハメ撮りといえば、主観映像ですが、スマートフォンで撮影した映像は「個人撮影感」が出て、流出したAV、リベンジポルノを彷彿とさせる演出に期待ができ、とてもいいですね(変態)

スマホの苦手とするズーム機能ですが、一般的には「デジタルズーム」での仕様が多く、撮影した画像を引き延ばして被写体を大きくする方式なので、拡大するほど画質が落ちてしまいます。iPhone 7 Plusなど、アナログズームを搭載しているスマホもありますので、お手持ちカメラスペックを確認してみてください。

【2】センサーサイズについて知ろう

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ハメ撮り撮影では、フルサイズでの撮影が一般的です。
フルサイズの利点は画素ピッチに余裕が取れることにあります。
現状4K(電子手ぶれ補正などを考慮すると+α)の画素があればそれ以上は必要ありません。
やはりその点ではSONY α7s系が高感度ノイズの少ないと定評です。
画素が少なくなれば全画素を読みだして動画にすることも可能になり、
フルサイズでも画角が変化することのない撮影が容易になる。

一方、逆にセンサーサイズが小さい機種では、センサー読み込み速度の速さからくるローリングシャッター低減や、手ぶれ補正の容易さ、被写界深度の深さ、カメラ自体の小ささ、軽量さなどの利点があります。カメラ筐体が大きくなれば内部構造に余裕が生まれ排熱、バッテリー、記録媒体などのシステムに容積を回すことができます。
また、センサーサイズが小さくなれば、レンズもそれに比して小さくなるので、総重量、総容量を低減することになるでしょう。

ただ、ハメ撮りをする際は、ロケーションがホテルや風呂などと狭い場合が多く、あまり被写体との距離を詰めることができません。したがって、必然的に広角レンズが求められる場面が多いと思われますが、センサーサイズが小さくなると画角も狭くなるため、広角で撮れるレンズが限られてきてしまいます。

現状、センサーサイズがAPS-Cサイズ以上では、
カメラやレンズの大きさ、ローリングシャッターの問題、手ぶれ補正の効き難さから三脚などを利用した据え置きでの撮影を推奨しています。
あらかじめベッド脇に三脚を設置し、女優さんを寝かせてから、位置を合わせるのがよいでしょう。

フォーサーズについては、オリンパス、パナソニック共に高感度特性、
センサー読み込み速度、手ぶれ補正の強化を謳った新フラッグシップを
投入してきており、あるいはハメ撮りにおける手持ち撮影にも対応可能な
性能を示す可能性がある。

【3】カメラ設置距離を知ろう

カメラと被写体の距離は常に適切であるべきです。
レンズのサイズに応じて、三脚の設置位置(カメラ位置)を調整しましょう。必ずしもピッタリである必要はありませんが、ロケーションに合わせてレンズサイズを意識し、被写体との適切距離について紹介します。

 55mmレンズ : 2.5m
 50mmレンズ : 2.2m
 35mmレンズ : 1.5m
 28mmレンズ : 1.2m
 24mmレンズ : 1.1m

あなたの好みもあると思いますが、このくらいが被写体との適正距離といえます。
16mmレンズなどは購入時にセットでついていたりしますが、1.0m以下まで接近することを考えると、正常位撮影をした際に、うまく画角に収まりません。
狭いラブホなどでの撮影では、24mmなどがおすすめです。

ベットやソファー上の被写体を撮るとして、
日頃使うホテルや部屋の大きさや、ベットと壁の位置関係によって、
使うべきカメラもレンズも変わってきますね。

【4】被写界深度と絞りについて知ろう

スマホのアプリで 【ハメ撮りのカメラ設置距離】の検証結果を基に
十分な被写界深度で撮れる適正f値を検討しているデータです。

https://itunes.apple.com/jp/app/setmycamera-bei-xie-jie-shen/id670363905?mt=8

SONYα7Sの場合
55mm f/11.0 距離250cm 被写界深度 148cm(196-345cm)
55mm f/8.0 距離250cm 被写界深度 101cm(209-310cm)
50mm f/11.0 距離220cm 被写界深度 140cm(170-311cm)
50mm f/8.0 距離220cm 被写界深度 95cm(182-277cm)
35mm f/11.0 距離150cm 被写界深度 146cm(107-252cm)
35mm f/8.0 距離150cm 被写界深度 94cm(117-210cm)
24mm f/8.0 距離110cm 被写界深度 123cm( 76-199cm)
24mm f/6.3 距離110cm 被写界深度 90cm( 81-171cm)
SONYα3500の場合
35mm(換算53mm) f/6.3 距離220cm 被写界深度 104cm(180-284cm)
35mm(換算53mm) f/8.0 距離220cm 被写界深度 135cm(172-307cm)
35mm(換算53mm) f/11.0 距離220cm 被写界深度 209cm(157-367cm)
24mm(換算36mm) f/6.3 距離150cm 被写界深度 109cm(113-222cm)
24mm(換算36mm) f/8.0 距離150cm 被写界深度 148cm(106-254cm)
16mm(換算24mm) f/6.3 距離110cm 被写界深度 166cm( 72-238cm)
16mm(換算24mm) f/5.6 距離110cm 被写界深度 137cm( 74-211cm)

※α6500は4K30p撮影時、クロップとなり1.8倍となるため、この換算画角にはなりません。
Panasonic GH5の場合
25mm(換算52mm) f/5.6 距離230cm 被写界深度 150cm(177-327cm)
25mm(換算52mm) f/4.0 距離230cm 被写界深度 101cm(190-291cm)
25mm(換算52mm) f/3.5 距離230cm 被写界深度 89cm(194-283cm)
15mm(換算31mm) f/5.6 距離140cm 被写界深度 188cm( 93-281cm)
15mm(換算31mm) f/4.0 距離140cm 被写界深度 114cm(103-217cm)
15mm(換算31mm) f/3.5 距離140cm 被写界深度 98cm(106-205cm)
12mm(換算25mm) f/5.6 距離110cm 被写界深度 218cm( 68-286cm)
12mm(換算25mm) f/4.0 距離110cm 被写界深度 118cm( 77-195cm)
12mm(換算25mm) f/3.5 距離110cm 被写界深度 100cm( 79-180cm)

※OM-D E-M1 Mark2も同様とみなします。
※GH4は4K撮影時、クロップとなり2.6倍となるため、この換算画角にはならなりません。

【解説】

被写体の顔から股間までが収まると考えると、80~100cm以上、
多少動くと考えて150cm以上の被写界深度が欲しいところではないかと思います。

■実例
α7S 55mm f/11.0 距離250cm 被写界深度 148cm(196-345cm)

で実用的でした。ピントの位置を手前に置けばもしかするとF8でもイケるかもしれません。
被写界深度は奥の方が深いので、ピントはベットの手前寄りで合わせた方がいいようですね。

これを見ると解る通り、広角レンズを使えば絞りが小さくても
被写界深度が深く取れるので、ISO感度を抑えることができます。
但し、広角レンズでは一般的に歪みや周辺光量落ち、パースが付きすぎるなどの懸念材料も多くなります。

【使い方】

ネット上に公開されている露出計算機などを使い、上記の焦点距離と絞りの数字を参考に、東日本ならシャッタースピード1/50、西日本ならシャッタースピード1/60をセット、やや暗めのホテルの室内(EV6程度)でも使用できるISO感度を求めます。
各機種で実用限界とされるISO感度を超えるようならば、照明を用意するか
より明るい部屋を確保するなどの工夫が必要です。

手持ち重視やピントが動くリスクを承知で据え置くならば、より明るいレンズを用意して、ISOを抑えめにし、絞りを開ける(被写界深度を犠牲にする)ことで適正露出にすることも可能となってくるでしょう。

【5】ホテル選びをしよう

ホテルはハメ撮りにとってオーソドックスなロケーションです。
そのほとんどが、ラブホテルである場合が多いですが、ラブホテルの部屋の照明だけでは暗いところが多く、露出値はEV6程度かそれ以下となってしまいます。
その状態で撮影してしまうと、暗い映像になってしまいますが、無理にISO感度を上げようとするとノイジーな映像に仕上がってしまって、ハッキリクッキリとパートナーの顔が見えなくなってしまったりします。

では逆に、明るいレンズを使って絞りを開けてみたら?
と考えると、今度は被写界深度の浅さが問題になってしまいます…。

昼間であれば、外光が取り入れられる窓がある部屋を選びましょう。
ラブホではなく、ビジネスホテルや高い階層で窓の開けたホテルなどを探し、自然光を利用すると綺麗な撮影になります。

どうしても明るい部屋が取れない場合は荷物にはなってしまいますが、
LED照明などの追加機材を利用した方が良い映像になることは間違いありません。

ラブホテルの照明は雰囲気を出すためか、色味のついているものが
混在していることが多く、ホワイトバランスが取りにくいのです。
事前のリサーチや入室前の写真確認などで、極端な色の照明が
ある部屋は避けるのがよいでしょう。

また、部屋のテレビは撮影中モニター代わりにするのでなければ、
切っておいた方が無難です。
仕上がった作品に、チラチラと映像が映ってしまうと、いらぬ情報が増えてしまいます。またテレビから漏れる光量で画面がチラつくことも防ぎたいところです。
有線放送などもBGMにする意図がないなら切っておく方が良いでしょう。作品に音が入っていると、ちょっと気になっちゃいます。
ベットの操作パネルのライトなども色が変化するタイプなどは、
オートだとホワイトバランスが引っ張られるので危険です。スイッチを切っておくことをオススメします。

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