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今日の1本 アニメ編 その3

意外と取り上げるのが少ないアニメ編。これねぇ、難しいんだよね。全体にするとぼやけるってことも理解出来てきたし………というわけで、今回からは本当に1話ないし関連の何話かだけをピックアップすることに。これで少しは変わってくるのかなと


とはいえ私のアニメ成分のほとんどはロボットアニメに向いている。他のジャンルはあまり見ていないことに気がついた。まーそれは良く考えれば当然だ。好きなものが偏るのは人のさがでもある。アニメに限らず映画やドラマ、本などなど


で、今回はあえてメジャー作品に目を向けることにした。多くの方は一度は見た(けど忘れちゃったり)と思う1作にしたい。今日のアニメはこちら!



紅の豚

キャッチコピーが最高!


さー宮崎駿監督作品だ。って私はイマイチジブリ作品が好みじゃない。いや、面白くないとも思わないが、千と千尋の神隠しくらいから離れ始め、改めて他作品も見た時に後味の悪さを感じたりしたのだ。「となりのトトロ」や「天空の城ラピュタ」は大好きなのだが………


そんな私が手放しで大好きなのが、この「紅の豚」だ。この映画、とにかく男のかっこよさが詰め込まれまくっている。女性より男性にウケがいいんじゃないかと思うのだが、どうだろう。まあ主人公ポルコは豚(の顔)だし、ビジュアル的にはイケメンからは程遠い。だが本当のかっこよさは見た目より生き方や仕草だったりするのだ

静止画だとかっこよさがわからない
所作というか細かなところがダンディなのだ
こうして見るとさすがに笑ってしまうが……


さて、ネタバレなしのあらすじ(って必要なのかな?)
元イタリア空軍エースのポルコ・ロッソは空賊退治の賞金稼ぎをしていた。幼なじみのジーナが営むホテル アドリアーノで出会ったアメリカ人カーチスと出会った。彼は空賊が雇った用心棒だった
飛行中カーチスの不意打ちを受けたポルコは、ボロボロの機体を直すためミラノの工房に機体を持ち込むのだが………

と、こんな感じでどうだろう


とにかくこの映画、ポルコの男前な話が最初から最後まで貫き通されてる。森山周一郎の声と、また仕草や選択がいちいちカッコイイ。これを見ると、容姿が占めるかっこよさの比率ってそんなに高くない気がしてくる。まあ実際は第一印象がほとんど好悪を決めちゃうので、そこからひっくり返すのは難しいのだが………それでもポルコという人を見ていると、全てがひっくり返る人も沢山いるだろう

タバコの咥え方ひとつでもカッコよすぎ
どこまでも絵になる豚だ


ヒロイン、フィオもまさにそんな惚れちゃった女性の1人だ。大変よくわかる………分かりすぎる。ジーナもそうだし、工房のおばちゃん達もそうだが、彼の優しさや素っ気ないけど思いやりの気持ちは、モテ男そのものだろう


カッコイイとはこういうことさ
そういうことだよなぁ………ポルコみたいな男には男も惚れる。モテたい男性はひとつ参考にしてみるといいかもしれない。まあ彼のようなカッコ良さに到達するのはなかなか難しいだろうが


あとこの映画の見所は、やはり空戦にこそある。板野サーカス(そのうち細かく説明したい)なども素晴らしいが、航空機の戦闘を書かせたら宮崎駿が最も美しいと思っている。ナウシカでもラピュタでも、本当にリアリティがありつつもケレン味たっぷりの空戦シーンが光っていた。ある種の集大成が味わえる

飛行艇が最高!
現実の飛行艇はフロートの関係上
どうしても速度や運動性に限界がある
なので日本海軍以外はそんなにいい機体がなかったりする


あちこちに夢中になれるポイントが散りばめられたこの作品。是非腰を落ち着けて見てもらいたい………といいつつ、サブスクでは見られないというオチもつく。まあその辺は近くのレンタルショップとかを使って貰えたらとも思う。とにかく素晴らしい作品だ。是非!!

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