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今日の1戦 その4

いろいろと悩ましいこちら。というのも格闘技であればいくらでも名勝負はあるのだが、それだと1本調子になってしまう。でもスポーツでの素晴らしい戦いは数多い。それを取り上げるには………パリオリンピック真っ最中という(こういう記事にとっては)マイナス面がある…………



の、だが!あえて今回は過去のオリンピックで。私はこの試合の事を忘れることは無い。そんな今日の試合はこちら!



ロンドンオリンピック 2012
女子バレーボール 3位決定戦
日本vs韓国


こちら、もう12年前なのか………隔世の感があるが、バレーボールで最後にメダルを獲得したのがこの試合だった。フル動画はなかったが、オリンピック公式YouTubeには英語版ダイジェストはあった(あとでリンクだけ貼っておく)


さて、このチームの強みは複数あったかと思う。年長者荒木の存在、世界一とも言えるセッター竹下、エース木村とアタッカー陣の攻撃力とブロック力、そしてレセプション(サーブレシーブのこと)世界一の新鍋のレシーブetc……フィジカルで圧倒的差のある世界各国相手に、これだけ多くの力を結集しまさに日本的組織バレーを展開したからだ


特に切り札迫田のバックアタックも忘れてはいけない。その破壊力で決定的な場面で得点を重ねていった。この前々戦、準々決勝の中国戦でも彼女の働きは大きな得点源になった。この中国戦はフルセットでの激闘であり、こちらは純粋にバレーボールとして世界最高の試合の一つだと思う(どちらを採用するか悩んだくらいだ)



この時のチームがここ30年で一番強かったと言われるし、私もそう思ってる。この後セッター竹下らの引退があり、ハイブリッド6という戦術を考え出したりしたが………複雑すぎて戦績が悪化、すぐ元に戻すなどなど…………結果ズルズルと弱くなってしまった



ともかくロンドンオリンピックの時のチームは、現在のルール上では日本史上最強だったろう。今回パリオリンピックのチームの選手が悪い訳では無い。ただこの時とは世界の壁も違うし、なにより総合力が当時は飛び抜けていた。この時のメンバーに比肩する選手達はなかなかいない


今後また強いチームになって、女子バレー史に新たな1ページを刻んで欲しい………そう願っているし、できると信じている


P.S.下記が公式のダイジェスト。3分くらいにまとまってるhttps://youtu.be/CF9mQfLZfDg?si=grsGRE06oQILu89E

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