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green living - 白梟は樹洞のなかで眠る

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ドイツ・ベルリン在住の荻原ゆかと小松﨑拓郎が更新するライフカルチャー誌「白梟は樹洞のなかで眠る」。インドア&自然派で家が好きな夫婦が、家で過ごす時間がより楽しくなるグリーンな暮ら…
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#デザイン

滞独日記「いかにしてパッケージのデザインに持続性を与えるか?」

最近おもしろいなぁと思ったのは、デザインとサステナブルの関係性。noteのサークルで「パッケージデザイン」について話題になっていました。 デザイナーさんがパッケージ=「容器」の現在のあり方に危機意識をもっている姿勢を伺うと、それだけでいち生活者としては、すごくホッとします…! では、いかにしてパッケージのデザインに持続性を付与すればいいのでしょうか?  僕が暮らすドイツの事例から、デザインとサステナブルの関係性を考えてみたいと思います。 ドイツのパッケージデザインの特

芸術と技術を編んだら「デザイン」が生まれた

ドイツに来るまで芸術学校バウハウスの存在すら知らなかったのですが… この学校の新しさとは、デザインという概念を編み出したことにあるようです。 「デザイン」と聞くと畑違いですが、新しいものを編み生みだしたコミュニティと知り、興味が湧いてきました。 では、なぜデザインという概念は、バウハウスで生まれたのでしょう。 BAUHAUSの工房は実質的な実験室 デッサウにある校舎とバウハウスミュージアムを見学すると、この学校は、日本人がイメージするふつうの学校ではないことがわか

BAUHAUSは貧しさを解決してきた

めちゃくちゃ暮らしを創ってるなあ… 日常に馴染みすぎていて気づかなかったけれど、暮らしの原点ここにあり!っていう場所に滞在してきまして。 先週末はパートナーのogiyk_に同伴して、デッサウにあるバウハウスに行ってきました。 はじめて聞くかもしれませんが、バウハウスは現代の暮らしとその常識に、大きな影響与えているドイツの学校です。 彼らが次世代につないでくれたものを振り返りながら、これからの暮らしを考えてみたいと思います。 スチール製家具の原点 (Bauhaus