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第8回:shiroANプロジェクトのスタートとリスタート

2021年10月に入り「幻愛流(きめる)」の初稿が出来上がったので、それをもとに歌詞や背景の色付け、見せ方なと細かい部分を協議していった。完成形の歌詞表示にも、青色と黄色の部分があるが、これも意図的。

大胆に赤と青で画面を色分けしているが、これは参考として「KING」や「うっせぇわ」などのMVのカラーイメージも取り入れさせていただいている。この背景の青色と赤色はイラストの段階でときちさんに入れていただいて、編集で動かすという形式となり、イラストの完成を待ちつつ11月24日に最終確認校がアップされた。

この2021年11月24日はプレスリリースを出して、全世界に向けてshiroANプロジェクトリリースがされた日だ。11月24日はYouTubeに「アナログで変わった正解で」が投稿され、約1週間後の11月30日には「グッバイ宣言」が公開。出来上がっているものは早めに公開して、残りの2曲も出来上がり次第公開していこうというスタンスであった。

「幻愛流(きめる)」自体もさらに約1週間後の12月9日に公開されているので、最終的には追い込みもありつつ順当なスケジュール感で公開されたと言ってもいいだろう。

という中で12月の年末進行にも直撃して完成がずれ込んだのが「プラチナ」だ。年内に公開できればというところだったが、初稿があがったのが年の瀬も押し迫った12月27日、イラストの完成形は1月の年明けとなり、MV最終版が1月13日にはアップされ、その翌日の1月14日に公開となった。

この14日は別件の撮影現場だったのだが、合間を縫ってアップロードとSNS投稿をするというスリリングな対応となったのも思い出された。

なぜ遅れたのかについては実は明確な理由もあった。shiroANプロジェクト立ち上げ時に自分が在籍していた会社でトラブルがあり、その対処と今後の身の振り方を考え各方面とのすり合わせをすることに時間がいたずらに取られてしまったからだった。

ちなみにあくまで制作会社内でのトラブルであり、shiroANプロジェクトに直接関係するトラブルではないことはお断りを入れておく。

結果的に2021年の年末ごろからは制作会社を通じず、そこから離れることになった自分が直接契約していろいろな業務にあたることになっていった。

当時はこのような切り替えの打診を取引先各社にお願いして回るということもしていたのだが、どこも「かとうさんと仕事していたので、切り替えも問題ない」という風に言ってくれて大変救われた思いであった。こういうとき平子さんは「全然問題じゃないから今までどおりやっていこう」とストレートに言ってくれる頼もしさがある。

shiroANプロジェクトスタート時のことはまた稿を改めるとして、2021年4月ごろから準備を始めていたプロジェクトは、こうして約半年後の2021年11月24日から約ふた月をかけて、オリジナル曲MV2本、歌ってみたMV2本が世に出ることになったのであった。

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