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今日の記事の裏話

本日(日本では昨日ですね)各種ウェブに掲載された
ワクチンに関するニュースは
私の前回のブログと被ってしまいました。

これには理由がありまして

ワクチン接種は最初からニュース原稿にしようと思っていました。
だから注射器の写真も取らせてもらったし、
リアクション待ちの時間もウロウロして
兵隊さんや警官たちの情報も集めていました。

帰宅後、副反応の悪寒を感じながら原稿を書き上げ編集社に送った所、

「日本人はジョンソンエンドジョンソンのワクチンに興味ないんだよね。
もっとワクチンパスポートについて詳しく書いて。」との事。

つまりボツ!

その後、前述のように熱が上がりまして
zoomなどをしていたらどんどん副反応が増大してきたために
そのまま寝る事にしました。

深夜には関節痛やら見慣れない不思議な感覚、翌朝も頭痛。
正直、昼までは仕事にならない体調でした。
午後から楽になりましたが、微熱は続く。

ワクチンリポートはnoteに詳しくしたためる事にしたのです。
それが前回の私のブログ「ドライブスルーワクチン体験」です。

ニュースの方は気を改めて、
アメリカや世界のワクチンパスポートに関する記事を
新たに一から書いて編集社に送ったのが
昨日の深夜でした。

すると、ボツ宣言をした編集者さんが
副反応で死んだ私を哀れに思ってくれたのか、
前回の分の記事を半分そこに盛り込んでくれたのでした。

これは嬉しい誤算でした!

いや、もしかして「今回も前回も半分しか使えねーや」と思われ
いわゆるニコイチって状態になったのかもしれませんがね。

という訳で、ウェブニュースには
アメリカでのワクチン接種体験とワクチンパスポートネタが
同時に流されました。

写真が見事に被ってしまってますが、
裏にはこんなストーリーがあったという事で。

ニュースのリンクはこちらです。

ここから下は記事の本文です。
ネットからすぐ消えるので保存のため。

普及するか「ワクチンパスポート」アメリカでは義務化に反対の動きも

 筆者はカリフォルニアに住んでいるが、先日、FEMA(合衆国連邦緊急事態管理庁)が展開した大規模なドライブスルー会場で、J&J(ジョンソン・エンド・ジョンソン)のコロナ・ワクチンを受けてきた。

 場所はMLBオークランド・アスレチックスの本拠地である球場の駐車場である。フリーウェイを降りてすぐの場所に位置しており、同じ出口で降りた車の多くが接種会場へ向かうように見えた。

 駐車場の入口にチェックポイントがあり、ここで「ワクチンを受けに来たのか」「予約と身分証明書はあるか」「マスクを着用してくれ」の3点を確認。

 ひとつのテントにおよそ20台の車が入り、全員が一気に袖をまくり上げて注射を受ける。接種の前には健康に関する簡単な質問とJ&Jのワクチンである旨の説明を受けた。

 接種後、車のワイパーに時間を書いた板が挟まれる。接種後のリアクションを見るため、隣接したスペースで15分待機しなくてはならないのだ。所要時間は待機時間を含めて25分。この場所では1日に7500人を処理しているという。

 筆者は接種後、CDC(疾病予防管理センター)の予防接種カードを受け取ったが、アメリカでは名前や接種日を記入した、この厚紙カードが大活躍している。

 1800年代後半から米国入国の際に天然痘の予防接種の証明書が使われ、その後、学校や職場などでワクチン接種の証明を要求するところが増えた。今ではインフルエンザなど何かの予防接種を受ければ、専用カードに日付などが記入されるのが一般的である。

 現在もアフリカや南アメリカでは入国や乗り継ぎの際、予防接種証明書を要求される国があり、WHO(世界保健機関)でもイエローカードと呼ばれる証明カードを使用するよう推奨している。

 そうしたなか、ワクチン接種をデジタル証明する「ワクチンパスポート」の必要性が世界中で叫ばれはじめた。PCR検査や過去の感染情報も記録できるし、偽造ができないため、導入が世界的に進む見込みだ。

 すでにイスラエルがグリーン・パスを発行し、スポーツジムや飲食店の利用時に提示を求めている。中国は海外渡航者向けに国際旅行健康証明書を導入し、EUはデジタルグリーン証明書の計画を発表している。

 日本も、まもなく本格運用が始まる「ワクチン接種記録システム」を活用した証明書の発行準備を進めている。

 各航空会社はワクチンパスポートの実用化に前向きで、シンガポールは5月1日からIATA(国際航空運送協会)のモバイル・トラベル・パスの受け入れを開始する。

 アメリカでは、ニューヨーク州がIBMとともに開発したエクセルシオールというデジタル証明書を全米に先駆けて導入し、イベントなどで運用を開始した。

 ただ、逆の動きもあり、テキサス州はプライベート情報保護の観点からワクチンパスポートの義務づけを禁止した。フロリダ州やミシシッピ州、ペンシルバニア州もこの動きに続いている。

 ホワイトハウスはワクチンパスポートに関して「国がワクチン情報を持つこともないし、接種を義務づける予定もない。プライバシーなどに関するガイドラインは作成するが、民間が主導すべきもの」という立場である。

 国が主導してデジタル証明を発行しないのであれば、入手は個人の判断に任せられることになる。旅行やコンサートなどで必要に迫られない限り、ワクチンパスポートはアメリカであまり普及しないかもしれない。

 アメリカでのワクチン接種数は拡大傾向で、週末には1日で400万本を超える新記録を更新した。4月6日現在、18歳以上の人口の41%が少なくとも1回の接種を受けている。

 接種カードをクリスピー・クリーム・ドーナツへ持っていくと、毎日1個無料でドーナツがもらえる。ポップコーンを無料でくれる映画館も現れた。

 財布にカードを忍ばせて持ち歩く人も多いため、オフィス用品店では無料でカードをラミネート加工してくれるサービスを実施している。昔の日本で流行した「パウチッコ」というやつだ。

 ただし、パウチッコすると、将来追加で注射が必要になっても、書き込めなくなる。また、せっかくのワクチン情報が、パウチの熱ですべて真っ黒になって読めなくなることも。アメリカ人にとって、今はまだデジタル化より、パウチッコするかしないかの方が身近な話題となっている。(取材・文/白戸京子)

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