見えない何かと闘う。

中学生くらいの頃から常に何かと闘っている。

大儀としてはとにかく自由じゃないと嫌だ。
人に指図されるのが嫌だ。
皆と一緒は嫌だ。
みたいな厨二病ど真ん中みたいな事ばっかり考えていた。

そんな諸々から自由になるには何が必要?取り敢えずお金?
じゃあどうやったらお金が稼げる?
みたいな短絡的な考えから色んな事を試した。

結果、同年代での中では少しだけ金銭的に恵まれた感じになれた。これについては運が良かったのかなと考えている。

じゃあ多少の社会的自由を手に入れた今、どうなのか。

厨二病的なアレから色んな事に抗い、闘い続けてきた…と思っていたが、大抵の人はこう云う考え方を1回くらいはしてる時期があった様で、結局自分は周りと一緒、何者にもなっていなかった。

そして周りは一足先にその病気から脱し、ある程度流れに身を任す事で割と楽しい、充実した人生を歩んでいる様に見える。

これは隣の芝が青く見える現象なのか。

自分はと云うと、未だに同じ事をし、縛られたくないなどど宣い、常に見えない何かと闘い、何者かになろうとしている。

…誰に向けてやっているのだろうと我に返る時もある。

人前に出る仕事でも無いのに、何に向けてアピールしているんだろうって。

見えない何かから自由になりたくて、ガムシャラに抗った結果、抗う事に囚われて、結局自由じゃないのかも知れない。

じゃあ周りのみんなと一緒に何と無くに流されればコレは解決するんだろうか。

それもやってみないと分からないし、でもやってみた結果が『あ、全然自由じゃないじゃん』となるのが怖くて踏み出せないでいる。


強くてニューゲームとまではいかなくても、記憶が残った状態で人生もう1周出来ればなぁなんてボケーっと考える。



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