【官能小説】不幸体質な僕がゆるふわ後輩JKに惚れられる話
「この店は新人にどんな教育してんだっ!」
男は顔を真っ赤にして、テーブルの向かいの雨宮克真(あまみやかつま)に怒鳴った。地下の狭い事務所に広がる怒号は、上の店内にも聞こえていそうだ。
「も、申し訳ありません。秋本にはよく言っておきますので……」
「それだけじゃ不十分だ! 店長を呼んで来い!!」
さっきからこんな問答が20分くらい続いている。相対する克真の両の掌は、緊張と恐怖から汗でびっしょり濡れていた。
出来ることなら逃げ出したい。だが、それはできない。
(くそっ、なん