気持ちのスイッチ
自分は削られているんだと思っていた。
持っている時間を「すべきこと」にだけ使い、自分に向ける時間がないことをどこかで、誰に対してでもなく、恨んでいた。
そんなだから、すぐ疲れる。追われている気分になる。
疲れても、やることは減らない。休めない。
こんな日常を変えたい。でも変え方がわからない。
エネルギー不足って、どうしたらいいんだろう。最大の悩みだ。
けれど今週、眠れない夜に枕元の本を手にとって読んでいた。
そこにあった目から鱗の言葉。
そうか、と納得づくだ。本は飾っておくのでなく読むもんだな。
人は、溜め込むために生きているんじゃない、と気付かされた。
誰かに取られまいと躍起になる人生。
文字で追うと「それは間違っている」と気づけるが、無意識でそうしてきた自分自身が見事に重なる。
「持ちものを与えられることこそが喜び」
というスイッチを、この機に入れてみる。
自分の持てる力、能力、親切、ふと思いついた笑えること。
持っているものはなんでも出してみる。
自分の体と心を、誰かのために使ってみる。
それこそが喜びだとは、知っていたのに知らなかったような。
見事に、発想のスイッチが切り替わった。
発想を変えると、今までの気持ちが吹き飛んでいる。
不思議。日常が楽になっている!
人は、気持ちで生きているんだな。
どう乗りこなしたらいいのかわからないような大きな波が、絶え間なく押し寄せてくる。
必死に溺れまいと闘うのではなく、自分なりの姿かたちで潜り込んでみればいいのかもしれない。
乗り越えようと手足を必死に動かしているのは、闘いでなく喜び。
気持ちのスイッチ一つで、人は驚くほどのエネルギーを発することができるのかもしれない。
ということを考えていた、今週の日記でした。
こんなことを今日ここで言葉にしていても、負の考えに引っ張られる力ってものすごいのはよくわかっているので、重々気をつけなければ…。
負は、意識してでないと断てないもの。
巡り巡ってエネルギーに変わっているような、日常を続けていこう。
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