ようこそパーマカルチャー②
10月28日(木)ようこそパーマカルチャー第2回目を開催しました。
前回の様子
今回は、菜園づくりから学ぶ土壌分解です。
午前中に、ゾーニング(活動範囲の中で、拠点となるところからの距離と行く頻度から考える関係性)、セクター(春夏秋冬、風向き、太陽の位置などを考えた関係性)、質疑応答等の座学を受けた後は、
はらっぱに移動し、菜園づくりが始まりました。
季節による太陽の動きを主に考えながら、菜園の場所決めがなかなか難しく、ひとまず、レイズドベッド(立ち上げ畝)を組み立ててみることとなりました。
4000(ミリ)×200×90のヒノキ材3本を、丸鋸で切断し、バーナーで炭化させて腐敗防止処理をし、カスガイで止めて組み立て完成。
井戸を中心に、動線を考えて、人が入りやすく、世話しやすい向きに配置しました。
レイズドベッドを地面に置いて、水平になるように調整し、積層マルチで畝を作りました。
積層マルチは、窒素分と炭素分の比率を考えて、ミルフィーユ状に素材を重ねていき、土づくり、栄養供給と同時に、植物もすぐに植え付けられるという方法です。
防草、保湿、保温などという機能も併せ持ち、とっても優秀な栽培方法です。
今回の素材は、米ぬか、新聞紙、醤油の搾りかす、油かす、稲わら、樹皮を使いました。
時間の経過とともに、良い土に変わっていきます。
植え付けは、冬野菜の定番アブラナ科(白菜、キャベツ、ブロッコリーなど)をメインにしました。でもアブラナ科は虫に葉を食われて軸だけになってしまいがちなので、防虫効果のあるキク科(レタスなど)と、そして土中の良くないものを吸ってくれるクリーンプラントと言われるニンニクやネギ、窒素固定菌を持っている豆も一緒に植えました。
最後に、虫よけネットをかぶせて、完了。
みんなで作業をしながら、いろいろな関係性について頭を使い、充実の一日を過ごせました。
今回作ったレイズドベッドの利点の一つは、意味が明確になるということです。
ここが野菜を植えている所、ここが通路、というのがはっきりと誰が見ても明確であるということは、とても管理しやすく、美しいです。
作った菜園が来月どうなっているか、楽しみですね。