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そのカメラ、なぜ手放したんですか?

何か物を買う時、可能な限り失敗はしたくない。それがパソコン、家電といった「失敗したらそこそこ痛い値段」の商品だった場合、その思いは強くなるのではないでしょうか。カメラはその代表格。できる限り自分の希望に合ったカメラを買いたい。「カメラ欲しいな」と思ったその瞬間から、ああでもないこうでもない、と悩ましい時間が過ぎていく。プライベートの時間がほぼ情報収集の時間に費やされてしまいます。

Leica Q

私は今まさにその真っ只中。Safariの履歴がマップカメラ、価格com、PhotoYodobashi、noteやブログ、TwitterやInstagramの作例ばかりになっている状態です。先日、いつも見ているブログでカメラ買い替えの記事を発見しました。読んでみるとX-Pro3からNikon Z6IIへ買い替えをしたそう。Nikonのスッキリした描写とフルサイズに移行したかったのが理由だそうですが、ふと「この人がX-Pro3を手放した理由ってなんだろうな」と思い検索してみました。購入した理由が書かれている記事は、いくつもアップされているのですが、手放した理由やきっかけについては書かれていません。そのブログに限らず、カメラやレンズについて書かれているブログやSNSなどを色々と検索をしてみても、手放した理由についてはあまり書かれていないようです。

GR III

「RAW現像がしにくい」「背面モニターが見にくい」「シャッタフィールがあまり好きではない」「写りはいいけどデザインがあまり好きではない」「ポートレートに向かない」「子供がいると大変」など、手放した理由は様々あると思います。その中で、自分とは「関係ない」「あまり関係ない」「関係ある」とそれぞれ分けることができれば、入手した理由と同じくらい参考になるのではないでしょうか。私はファインダーがないカメラは好きではないので、ファインダーの写りが良くないカメラは買わないでしょうし、防塵防滴よりもコンパクトさを求めています。それでいてちゃんとカメラっぽいデザインが好み。ポートレートも撮らないので、「ポートレートに最高」というレンズにはあまり惹かれないのです(という割にXF56mmF1.2を購入したのですが)。

X-T3, XF56mmF1.2 R

今まで、10台ほどのカメラを買い替えてきました。何十台と買い替えている先輩諸氏を見ているとまだまだと感じますが、それでも結構な金額がかかってしまっています。マウント、システム替えも何度もあります。その都度、買い替えた理由はもちろんあるのですが、手放した理由はあまり思い出すことができません。今後は、なぜ買い替えたのか、売ったのかを、明確に記録するようにしたい。

もちろん、好みの移り変わりや、その時々によって撮りたい写真や必要になるシステム構成というのはあります。しかしながら、私の場合よくある「気まぐれで買い替えてしまった」ということはなくなるはず。同じ轍を踏まないようにしたいものです。


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