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『図解「いいキャリア」の育て方』を読んで

『図解「いいキャリア」の育て方』の感想を書いていく。


一番記憶に残っていることは
キャリアは自己満足でいい、ということ。

自己満足って言葉にあんまり、いい印象を持っていなかったけど、ふわっと心が軽くなった。
自己満足って大事なんだなと思った。


冒頭にも書いたように、キャリアは曖昧で長期戦で、働く人の数だけそのかたちがあります。キャリアには、誰にでも当てはまる正解があるわけではありませんが、だからこそキャリアは「自己満足」であっても良いのではないでしょうか

青田努『図解「いいキャリア」の育て方』



毎日働いて、このままでいいのかな、この生活をあと何十年していくのかな、とか
この道を進み続けていいのかなと不安になりながら考えている。

正解がないって難しい。
学校では正解があったから。
仕事をしているとどの選択肢を選んでもそれが正解だったかは選ぶ時点では分からなくて、最善を選んだつもりでも後悔することがある。


仕事での正解、個人としての正解、決まりきったものはなくて、結果でしかその答えは分からない。その結果でさえも、”現時点では”だ。
この先の出来事によっては結果が覆るかもしれない。


このままでいいのかは誰にも分からないし、どんな基準で良し悪しを決めるのかも分からない。


仕事辞めたいなとか、何か勉強しなきゃとか、別のどこかに行きたいとかふわふわした考えが浮かんでは消えていく。


そんなとき本を読んだ。
あぁ自己満足でいいのか。

力が抜けていく感覚だった。
力を入れすぎていた。肩に力が入りすぎていて硬くなりすぎていた。

勉強するのももちろん良いことだと思う。
でもその前に自分がどうありたいか、どうなったら満足するかを知ること、理解することが必要なんじゃないかと思った。

頭に選択肢が浮かんだらその行動が無駄になるかもしれないと分かっていても行動せずにはいられないのは私の悪い癖だ。



どうしてもトイレに行きたいとき、並んでいるとじっと待ってはいられず、他のトイレを探しに動いてしまう。もしかしたら、別の場所に行ったほうが早くトイレにいけるのではないか、と期待して。
別のトイレに行く時間と待つ時間合わせたら大体同じ時間になることがほとんどだ。待っていた方が早いかもしれない。



自己満足の視点で考えると、動いた方が、何もせず待つと決断した時より満足することが多い。自分ができる限りのことをやったと胸を張って言えるから。

そんな性格だからきっと、思い浮かんだ選択肢はやってみる方がいいのだろう。
誰にも分からない正解を見つけに行くのではなく、私の正解、満足する選択肢を選んで進んでいくしかない。


この本の中で紹介されている12の原動力
1好きなもの
2好奇心
3ビジョン
4責任・役割
5チームワーク
6貢献
7クエストクリア
8自律
9報酬
10成長実感
11競争・勝負
12クラフト

の中だったら2の好奇心が一番強い気がする。
自分の好奇心に赴くままにこれからのキャリアを進んでいく。

決心してもその決心直後、これでいいのかな、この選択であっているのかな、と不安が過ぎる。だから自分に、不安にならない方がおかしいと思って進んでいくしかないのだ、と言い聞かせる。


今の自分が最善と考えて選んだのだから、
あとのことは未来の自分に任しておこう。

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