新しい時計と
腕時計を新調した。
今ある古い方の時計を買ったのが16~17年位前になるので、そろそろ変え時。
普段はスマホの時計で事足りるのだけど、時間を確認するのにスマホを出せない場面もあり、やはり必要と判断した。
欲しいのは普段使いだけれどちょっと洒落た物
ソーラー電池で今後の事も考えて少し文字盤が大きく、優しい色使いのデザインの物を選んだ。
←ホントは小さなブレスレットのような時計を探していたのだが、「定番」とはかけ離れてこれはまた次に。 ← また買うんかーい!
革のバンドの硬さに新しさを感じて嬉しい。
ガラス面が艶やかなのも新品ならではだ。
ひととき眺めた後、目を古い方の時計へ向ける。
こちらもソーラー電池で買った当初は電池交換不要と言われたのに、近年よく止まるようになった。
その都度時刻と日付を合わせると動き出すので、なんとなくではあるが便利に使ってきた。
1度メンテナンスに出したい気持ちと、
そのままで良しとする怠惰な気持ちが同居する。
思えば大人になっていつの頃からか
「何もしない」
というのもありなのだと、何かをする上でちゃんとした手段の1つなのだと認識するようになった。
「止まっていることは悪」「前進、右肩上がりを目指す」「困難は克服して当たり前」「空気を読む」「個より集団を」
世代的に昭和のそんな空気の中で育った。
それは生活の選択肢にも染み付いてしまっていて、壊れた物は直して当たり前。
直らないならさっさと買い替えてしまうのが良しとしていた消費世代。
20代の頃の私ならもうとっくに修理に出していただろう。
なんなら新しい時計も2〜3個買っていたかもしれない。
時計1つの事だけど問題に立ち向かいすぐに処理する瞬発力もあった。
でも動き続けるのもエネルギー。
手を加えながらずっと留まるのもエネルギー。
年齢を重ねた今は「行動を起こす事」と「置いておく事(いつかは動かすかも知れないけど今は現状維持)」
1つの物として考えるようになった。
とは言っても人間は(私は)現状維持に陥り易い生き物なので、時には動く事を視野に入れながら留まる事を選んでみる。
時計は…
近いうちにやはり1度見てもらおう。
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