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【FMあばしり 過去の放送内容】 道東観光開発株式会社(知床観光船おーろら)

※これは、「知床トコさんスタンプラリー」の参加店が出演した、FMあばしり「Break Time Abashiri」の内容をテキストでご紹介するものです。
※文字おこしは、FMあばしり(株式会社LIA)の許可をいただき行っております。

2023 グリーンシーズン
放送日:2023/6/6
ラジオパーソナリティー:湊 恵行さん
ゲスト:田中康子さん(道東観光開発株式会社)

湊さん(以下M):このコーナーは知床トコさんスタンプラリー参加事業者の皆さまに、知床斜里の魅力やお店、施設の情報、スタンプラリーのお得な情報をお伝えしていただくコーナーです。
今回は道東観光開発株式会社より、船舶部の田中康子さんに知床観光の魅力を伺います。田中さん、よろしくお願いいたします。

田中さん(以下T):よろしくお願いします。

M:田中さんは道東観光開発の中でも、知床の観光船・おーろらでお仕事をされているとのことですが、具体的にはどんなお仕事をされているのでしょうか?

T:普段は発券所でお客さまへ乗船券を販売したり、ウトロの観光情報についてなどお客さまからのお問い合わせに対してお答えしております。

M:おーろらに乗るときに、まずは田中さんにお会いするということですね。いろんな質問を受けるということで、知床のいろんなことを知っていなくてはならないポジションですね。

T:でもまだまだウトロ歴・知床歴が浅いので、スムーズに答えられず、ちょっと勉強させてください…ということも多いです(笑)

M:日々勉強しながらお客さまと向き合われているのですね。
おーろらは知床の大自然を船に乗りながら楽しめるということですが、知床半島クルーズの魅力を教えていただけますか。

T:陸路からはたどり着けない知床半島の先端にある知床岬をはじめ、流氷や荒波によって削られた荒々しい断崖絶壁ですとか、絶壁の間から染みだすように海に流れるいくつもの滝ですとか、そういう、船からでしか見られない景色をたくさん見ることができます。

M:私も以前乗ったときは本当にびっくりしました。全部自然が作り出している造形なんですもんね。

T:びっくりですよね。航路上ではところどころ、削られてオブジェのようになった「奇岩(きがん)」というんですけど、ゾウの形に似ているゾウ岩だとか、タコだとか…よくよく見たら何かに似てるなあ、という岩があったりします。
さらに先に行くと「窓岩」という、真ん中にぽっかり穴の開いた岩もあります。あとはもう勝手に船員たちが、スヌーピーだとか、犬の形だとかいろんなことを言って、勝手に名前を付けたりもしてるんですけど…(笑)

M:想像力を膨らますことができるということですね。

T:はい、きっと見る人によってはいろんなイメージが湧き上がるんじゃないかなと思います。

M:スヌーピーに見える岩があるかもしれない…面白いですね。船に乗る楽しみが増えたかもしれませんね。
そして、自然の動物たちとの出会いもまた楽しみのひとつですよね。

T:グリーンシーズンはやはりヒグマが有名ですが、今はどちらかというとケイマフリだとか、そういう海鳥たちの繁殖期シーズンでもあるので、航路上で飛び交っている姿をたくさん見られたりもします。

M:種類によってはすごい数だったりするんでしょうか?

T:はい、もう、おびただしいぐらいですね。

M:そうなんですね!ヒグマたちや海鳥たちとの出会いを求めていらっしゃる方も多そうですが、すでにスタンプラリーのスタンプブックを持っていらっしゃる方もいますか?

T:いらっしゃいますね。
おーろらを含む他の観光船をご利用いただいた方にはスタンプラリーの特典として「海のハンドブック」というものを1冊プレゼントしているのでおすすめです。簡易的ながらも海の生きもののことや知床の成り立ちなどを網羅したとてもわかりやすい内容で、これがあると船旅もより一層楽しめるような1冊となっております。

M:より船旅が楽しくなりますね。知床観光船おーろらなんですが、網走っ子にはおなじみの大きなおーろら、ここでは仮に「1号」と呼ばせていただきますが、「おーろら3」という新しいものもできたんですよね。

T:昨年の10月に誕生しました。

M:1号とおーろら3の違いはどんなところなんでしょうか?

T:大きい1号の方は船内を自由に行き来できますので、それぞれお客さまの好きな場所から、ゆったりとしたスピードで景色をご覧いただくことができます。揺れも比較的少ないので、船酔いが心配だなという方や、小さいお子さま連れの方におすすめです。
おーろら3は1号よりコンパクトなサイズとなっていて、その分スピードも速く、より岸に近い位置を航行します。行きはそびえ立つ断崖絶壁を見上げるように、首が反っちゃうんじゃないかというくらいの距離で迫力を楽しめますし、野生動物がいたときも双眼鏡を使えばより生き生きとした様子をご覧いただけます。折り返して戻る際はちょっと沖合の方を大回りしながらウトロ港まで航行するのですが、そのときは知床連山がとても綺麗に見えます。

M:行きと帰りで見える景色がまったく違うということですね!これはかなり大きな魅力ですね。今のお話を聞いて私も俄然乗りたくなりました。
おーろらに乗るときですが、どんな服装が適していますか?

T:季節問わず海風に当たると非常に寒いですし、そのときの海上模様によっては波しぶきがかかったりしてしまう恐れがありますので、防寒・防水機能の備わったアウトドア系のジャケットがあると安心です。

M:所要時間やお値段、予約方法も教えていただけますか?

T:大型船おーろらで行くカムイワッカの滝で折り返す航路は、所要時間が1時間30分。料金は大人が3,500円、小学生のお子さまは1,750円です。
秘境知床岬航路は長めの距離となっており所要時間は3時間45分。料金は大人が7,800円、小学生のお子さまは3,900円です。
また、新しい小型船・おーろら3で行くルシャ航路は所要時間が約2時間、料金は大人が5,000円、小学生のお子さまは2,500円となっております。
おーろらの公式ホームページにも掲載しており、ご予約はホームページまたはお電話にて承っております。

知床観光船おーろら

M:ありがとうございます。それでは最後に田中さんより、スタンプラリーに参加されている方へメッセージを一言お願いいたします。

T:このスタンプラリーをきっかけに、遠方からいらっしゃった方も地元の方も、知床の魅力を新発見、もしくは再発見できるといいなと思っています。特に観光船の場合ですと、海上模様によっては欠航となってしまい残念だなという気持ちになることもあると思いますが、そのときはぜひ気持ち切り替えて、他のアクティビティや飲食店で知床の楽しい思い出を作っていただけると嬉しいです。

※ここに記載されている情報は放送当時(2023年6月6日)のものとなります。
最新情報は知床トコさんスタンプラリー公式サイトをご覧下さい。