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知床五湖で楽しむ春の知床

※こちらの記事は2021年4月22日のブログから移行したものです。

こんにちは!スタッフの平野です。

前回の記事で知床スタンプラリーについてご紹介してからあっという間に季節が進み、知床にも本格的な春がやってきました。

道路の雪は完全になくなり、斜里市街地を見守る斜里岳やウナベツ岳、ウトロエリアから望む羅臼岳や硫黄山などの知床連山たちの白さもまばらになってきました。
あらゆる場所でフキノトウが咲き、道路沿いの花壇ではクロッカスを見かけることもしばしば。
また、先日訪れたウトロのオロンコ岩の上ではエゾエンゴサクやキバナノアマナなど、可愛らしい春の花も発見しました。

少しずつ世界が色づき、あたたかい気持ちになる季節の到来です。

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そんな中、今年も知床五湖が開園日を迎えました!
開園初日の4月20日、春の景色を楽しむべくさっそく足を運んでみましたのでご紹介いたします。

知床五湖内では3つの散策路コースが用意されており、例年この時期は雪がとけきらないためしっかり整備された高架木道のみの利用となるのですが、今年は降雪量が少なく雪どけも早かったため、残りの2つの散策路である地上遊歩道の大ループ・小ループともに開園初日から利用可能となっていました。

開園~5月9日までは「植生保護期」となります。
高架木道は自由に出入りできますが、地上遊歩道を散策する場合は知床五湖フィールドハウスにて申請をして立入認定証を受け取り、散策する上での注意事項などレクチャーを受けてからのスタートとなります。

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今回は全周1.6kmの小ループを散策することにしました。
実は私、知床五湖では高架木道しか利用したことがなく、地上遊歩道は今回初めての散策です。

自分の足で土を踏みしめその柔らかさを実感しながら、

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あちこちにミズバショウが咲いているのを見つけて喜びながら、

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木々の合間から見える知床連山の美しさに感動しながら、

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この木はどんなふうに倒れたのだろう、と想像しながら、

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視界が開けた先にある二湖の前で強風に吹かれながら。

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高架木道に合流後はベンチで休憩しながら一湖と知床連山のコラボレーションを満喫し、のんびり木道を歩いてフィールドハウスまで戻ってくる…という、約1時間ほどの散策となりました。

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戻ってきたあとはパークサービスセンター(売店・休憩施設)でこけもものソフトクリームを食べました。何度もいただいているのですが、毎回「ほんのり甘酸っぱくて美味しいなあ」と幸せな気持ちになっています。おすすめです。
売店では知床の特産品である鮭を使った食品やトコさんグッズもご用意しておりますので、散策後にはぜひゆっくり店内をご覧いただけると嬉しいです。

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まだまだ旅行に行くのは不安という状況が続いているかと思います。
知床五湖はもちろん、知床ではその他の施設やホテル、飲食店なども含めしっかり感染対策をおこなった上で皆さまをお待ちしております。
ご無理のない範囲で、ぜひ知床の自然を楽しみにいらしてくださいね。

また、例年よりお越しいただく方の数も少ないため、現時点では混雑等もないので斜里町民の方や近隣にお住まいの方にこそ知床の春を楽しんでいただきたいです。

「実はまだ行ったとことがない」「昔行ったきり、しばらく行っていない」という地元民の方も多いと思います。時間をかけてゆっくりとこの景色を眺めることで、新しい気付きがあるかもしれません。

今回は時間の都合により大ループのコースは散策できなかったのですが、私もまた時期を変えて散策しに行こうと思っています!今からとても楽しみです。

なお、知床五湖では時期によって散策の条件が変わりますので、事前に知床五湖公式ホームページをご覧いただくのがおすすめです。Twitterアカウントではリアルタイムでお天気なども確認できますので、あわせてご活用くださいませ。

おまけ

トコさんてぬぐいを一生懸命撮影する私と、オーダーに快く応じてくれる新人スタッフTさん&ミズバショウに見とれているスタッフYさん。いつもありがとうございます!

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