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アラサー女がウマ娘3期のキタサンブラックを見て励まされた話

ウマ娘プリティダービー3期【感想】


視聴きっかけ

大学の友人の勧めで見始めた一期。あまりの感動で目が腫れるほど泣いた二期。二期であんなに出てたキタサンが主人公なら見るしかないだろ!!!
(勧めてくれた友達は二期までしか見てなかった模様。いつのまにか話数も気持ちも追い越していた…)


あらすじ

これは別世界から受け継いだ輝かしい名前と魂を持つ"ウマ娘"の物語。
幼いころにトウカイテイオーの奇跡を目に焼き付け、自身もそのキラキラした世界に飛び込みたいと願うキタサンブラック。
そんな幼馴染の夢をすぐそばで応援しながら己の使命を果たそうともがくサトノダイヤモンド。
強大なライバル・抗いがたい運命が立ちはだかる中、信じる仲間の言葉や人々の声援を背に受け、今、キタサンブラックは夢に向かって走り出す!(公式サイトより)


感想

今回も感動をもらいました。
最終回、観客の「自分と重ねて応援したくなる」という言葉。
これにつきる最高のウマ娘だと思いますキタサンは!

初回負けからはじまるのも面白いね。「自分はキラキラした走りはできないしスターにもなれない」とハッキリ自覚するところや「同期のエースが故障して自分にもチャンスが回ってきたと喜んでしまった」ところが、いい意味で主人公らしくなくてよかった。

まけ…ちゃった…

でもみんなに祭りを届けられるような応援されるような走りをしたい!と思って、キラキラとは真逆の泥臭くて地道に走り続けることを選ぶところ、芯が強い。
しかも苦しい時に頼る相手があこがれのテイオーでなく、ナイスネイチャやミホノブルボンなのも良い…二期引きずり人間にはありがたい。

そういうのひっくるめて…キタサンブラックなんでしょ?あんたは

後半は追われる側になってからの展開。OPの「君に勝ちたい!」で、キタサンが写るのが納得できるキャリアになってきた。
でもそこで立ちはだかるのが「自分のピーク」。苦しいね。
キタサンの引退会見の言葉、すごく響いた。

これまで大きな怪我もなくたくさんのレースを走れてきたと思います

大きな何かがあるわけでもないけど、自分にしか感じられない限界。怪我みたいにはっきりと諦める理由があった方がまだ苦しくないのかも、とすら思える。だからこそ、キタサンのこの決断はとても勇気がいるし素晴らしいことなのよ。

そしてラストラン。泥臭くて自分に重ねたくなってだからこそ誰よりも応援したくなる、そんなウマ娘になったキタサンの目の前には、ずっと憧れてたキラキラの景色が広がるんだよね。

あっ………
これがスターの!引き際だーーーーーー!!!!!!

終わってみればGⅠ7勝。すごすぎるよ!!!!!


自分と重ねたくなるウマ

あー、やっぱり自分の逆境や苦しさと重ねてしまうんだよな。
輝くものもない凡人だけど、出来ることをがむしゃらにやれば、キタサンみたいになれるかもしれないって思わせてくれる。

スペが「夢を与えてくれるウマ」、テイオーが「夢をかけてみたくなるウマ」なら、キタサンは「夢を重ねたくなるウマ」だったな。



気になる点

ただ今回は、今までが良すぎた反動で気になる点がいくつかあった。競馬ファンなら色んな背景を理解したうえで楽しめると思うが、アニメでしか競馬知識もウマ娘知識も付いてない私の眼にはこう写った…。

キャラの掘り下げが無いままレースにいっちゃう
→サトノクラウンとアースが結局ストーリーないまま終わった…
(デュラメンテもほぼ無かったような…)

キタサンのピークアウト感がいまいち伝わらない
→泥のジャパンカップ勝ったのにピークアウトを実感させるのは視聴者的に分からない部分が多すぎるけど、それを"本人しか分からないこと"でちょっと無理に片づけた感じがすごい。
史実の引退試合を美しく見せたかったんだろうけど、そもそもキタサンがピークアウト気味だったのは史実なのか…?と疑問を抱くレベル

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