新型コロナ感染どころではない、中国が大変な状況になっている。

白柳 孝 つれづれ日記  vol.39

1.中国の洪水被害

中国の洪水被害は日本の比ではない、ここから想像する対策をすべきです。中国の洪水、三峡ダムの危険については、7月からNetでは相当危険という情報がありましたが、お盆の前には雨も一時は治まり、三峡ダムの放流も規模を拡大し、徐々に水位の低下と言うことでした。しかしその後三峡ダム上流、長江上流域の各地で続く大雨は中流の三峡ダムに流れ込む水量を増加させ続け、8月20日朝には過去最大規模の毎秒7万5000立方メートルに達したと言われています。ダムからの放流をすれどもどんどん水位が上昇し、危険水位になっています。また下流の重慶などはダムの放水のため大洪水で町が日本では考えられないくらいの被害になっています。

2.災害における経済損失

決壊すれば下流の重慶、上海など都市機能が麻痺する。
中国の経済だけでなく政治も含めて大混乱となり、進出している日本の企業も回復困難の激震が走ることになります。既に発表されているだけで、7月下旬には少なくとも198本の河川が氾濫し、26 の省・市・自治区で洪水が起きている。倒壊家屋は1万棟以上、被災者は1400万人近くに上り、74万人超が緊急避難した。直接的な経済損失は278億元(約4230億円)に上ると言われている。それから約1ヶ月経過、信じられないくらいの被害になっているはずであるが、日本のマスコミはその爆発的被害を殆ど報じていない。

3.いまやるべき事・・食料備蓄など

「備えよ常に」、直ぐに食料備蓄など考えられる準備をすべき
危機が迫っている、正しい情報が無いテレビを消してNetであらゆる情報を探して危機の準備をすべきです。たった数ヶ月前に日本の国民は大騒ぎをしました、覚えていますか?マスク争奪戦からトイレットへーパー、食料買い占めであっという間にスーパーマーケットの棚が空っぽになった事を。みんなが大騒ぎをするときには冷静沈着して事態の方向性流れを見つめる。その為には出来るだけ事前に準備をしておく。思いつくまま今なら何でも買うことが出来る。

常識範囲の災害ではない、世界中に大激震が走る。一月間以上の食料備蓄をすべきです。台風などの備蓄は、三日間あれば何とかなると言われているが、全く不足です。日本のインフラが被害を受けるのではないので、電気水道等は大丈夫と考えられます。問題は食糧危機が来ます。食料生産は長江流域では、安徽省が(4054万トン:中国全体の6.1%)、江蘇省が(3706万トン:同5.6%)、四川省が(3498万トン:同5.3%)、湖南省が(2975万トン:同4.5%)、湖北省が(2725万トン:同4.1%)、江西省が(2157万トン:同3.3%)となっており、これら6省の合計生産量は1億9115万トンとなり、全体の28.8%を占めているのです。また、重慶市(1075万トン:同1.6%)、貴州省(1051万トン:同1.6%)、浙江省(592万トン:同0.9%)を加えた9省の合計は2億1833万トンとなり、全体の32.9%を占めているのです。

 さらに、長江・淮河流域、特に長江南岸で江西省北部に位置する鄱陽湖(はようこ)周辺では水稲栽培が盛んであり、メディアが伝えるところによれば、今までの水害により4000平方キロメートル以上が冠水し、300万ムー(=2000平方キロメートル)もの面積の水稲が水没により全滅したといわれています。ちなみに東京都の面積が2191平方キロメートルです。約2倍の田んぼが水没したのです。現在も洪水危機が迫っています、もしこれ以上の農地被害が生じたら食糧危機は必ず来ます。
※参考:「山峡ダムより恐ろしい…「長江流域大洪水」がもたらす中国の食糧危機」『現代ビジネス』2020年8月3日(月)配信

4.まとめ

備えすぎはない、今の日本が平和呆けなのです。
米国のプレッパーの人々はやり過ぎとも思えますが、自分で自分を守ることを自覚しているのです。自由を守るにはこれぐらいする人もいるのです、是非今の日本の台風などの災害程度の備蓄ではなく、世界の食糧が危機になるというイメージを持って準備して下さい。

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税理士 白柳 孝



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