ベジタリアンについて考える

こんにちは、白山大地です。
 スピリチュアルを表明する人たちには、ベジタリアンの人が多くいるように感じます。「わたし、お肉苦手なんです」とさりげなく、おっしゃる人もいます。
 なかには、「肉食は、動物を殺して食べるから、弱肉強食の世界をつくることになる」とはっきり口にする人もいます。植物、たとえば木の実は、その木を切り倒すわけではない、だから植物なら問題ないそうです。
 確かに、自然界に食物連鎖は存在します。しかし、これも考えようで、「共存共栄」の世界、皆、命を差し出すことで、他の生命を養っているのが生態系と考えることもできます。
 宇宙存在は、過去世において、「鉱物、植物、動物、魚類、鳥類などにも生まれ、人間だけに生まれた人なんて一人もいない」と断言しています。つまり、ここでも「魂からの視点」が必要なのです。
 植物の種だって、将来、大木になる夢を持っていたかもしれません。それを食べてしまったら、やはり、その種の未来を奪ったことになり、お肉を食べることに変わりありません。
 今の世界、食べ物に問題があることは確かです。添加物まみれのお菓子もあります。しかし、毎日手作りのお菓子を子どもさんに作ってあげられるのは、生活に余裕のある一部の人たちだけでしょう。
 経済や社会の仕組みそのものを変えていかないと解決しない問題です。食物も経済の仕組みに組み込まれてしまっているからです。
 だからこそ、世界が変わろうとしているわけですが、今、私たちにできることは、「感謝」です。命をいただくことで、命を養えている。だから、いつも「感謝」して食べる。「いただきます」の精神です。
 形骸化した言葉ではなく、心から感謝していただけば、ベジタリアンにこだわることはないと、私は思っています。
 

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