ヤップ遺伝子とは4

こんにちは白山大地です。
 ヤップ遺伝子を持つD2系統は、日本独自の系統でした。では、その系統は、どこからもたらされたものでしょうか? 
 考えられることは、三つです。一つは、ほかのD系統のように、ユーラシア大陸で発生し、それが日本にもたらされたものの、大陸のD2系統の民族は絶滅した(絶滅させられた)というもの。大陸では異民族が滅ぼされるのは珍しくないようです。
 もう一つは、日本で進化を遂げた可能性です。あと一つ、ムー大陸からもたらされたとも考えられます。この説は、もちろん、科学では即否定されるでしょう。しかし、考古学では、大事な視点が欠けているのです。
 それは、文化でも民族でも、なんでも中国など大陸が元で、そこから朝鮮半島に伝播し、それが日本へ伝わったと考えることです。その逆のケースは、あまり検討されません。
 たとえば、O2b系統は、アイヌ0%、東京26%、北琉球・沖縄30%、南琉球・八重山67%で、朝鮮51%となっており、東アジアとくに漢民族(華北・華南・台湾)では0%となっており、中国⇒朝鮮⇒日本というルートが当てはまりません。むしろ、日本から、朝鮮に伝わり、朝鮮で広がったとも考えられます。もちろん、朝鮮半島で生まれ、それが沖縄地方に広がったという見方もできます。
 いずれにしろ、古代では何でも中国や朝鮮から輸入したという考え方は、一度捨てた方がいいでしょう。
 あと、もう一つ忘れてはいけないものがあります。宇宙人の関与です。人は、ゴリラやチンパンジーなどの霊長類から突然変異で進化したという考え方には無理がありすぎます。そう都合よく突然変異がいくつも同時に起こることはないでしょう。
 進化は確かにあると思いますが、今の進化論では、現在の地球の生態系を説明できているとは思えません。
 日本でも、宇宙人による遺伝子操作が行われたと、私は思っています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?