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安青錦と三田(2019年世界ジュニア)ともに若隆景が目標

Аонішікі (Данило Явгусішин) та Міта Тайкі на чемпіонаті світу з сумо серед юніорів 2019 року, обоє обожнюють і поважають Вакатакакаге


※ 記事は敬称略。

(※ 2024年9月2日追記)新たに画像を数枚追加。


2019年に大阪府堺市で開催された、第16回世界ジュニア相撲選手権大会。


出典:日本相撲連盟ホームページ
出典:Вінниця ОК





3位 安青錦(ダニーロ・ヤヴグシシン)


個人男子中量級の準決勝で、三田大生(黒羽高3年、現・幕下付け出し、二子山部屋)とダニーロ・ヤヴグシシン(ウクライナ、現・安青錦、西幕下4枚目、安治川部屋)が対戦。


第16回世界ジュニア相撲選手権大会
準決勝 三田大生 - ダニーロ・ヤヴグシシン(ウクライナ、現・安青錦)
sumo archives(2019年10月13日、大阪府堺市)


敗れた安青錦は、3位決定戦でモンゴルのアルタンゲレル・ソソルフーと対戦。見事、銅メダルを獲得。


第16回世界ジュニア相撲選手権大会
3位決定戦 ダニーロ・ヤヴグシシン(ウクライナ、現・安青錦)
- アルタンゲレル・ソソルフー(モンゴル)
sumo archives(2019年10月13日、大阪府堺市)


この試合を観戦していた関大相撲部の山中新大 主将がダニーロ少年に声をかけて(安青錦の下の四股名は山中主将から)、インスタでつながって、ウクライナ侵攻後にダニーロが関西に避難して、関大で稽古を続けて、安治川部屋に入門して今につながる、という(情報過多)。



優勝 三田大生


いっぽう、準決勝でダニーロに勝利した三田は、決勝でポーランドのアダム・マテウシュ・ガルジョワと対戦。


第16回世界ジュニア相撲選手権大会
決勝 三田大生-アダム・マテウシュ・ガルジョワ(ポーランド)
sumo archives(2019年10月13日、大阪府堺市)


三田はガルジョワに勝利し、ジュニア中量級世界王者に輝いた。

その功績が認められ、2020東京五輪の聖火ランナーをつとめた。

黒羽高3年(朝日新聞、2020年3月19日)
黒羽高3年
兄・小5、三田・小1
兄・小5、三田・小1


黒羽高卒業後、近大に進学。

近大相撲部主将として、13年ぶりの学生相撲選手権優勝に貢献(先鋒戦で学生横綱の日大・草野直哉から白星。現在、草野は西幕下17枚目で伊勢ヶ濱部屋所属)。



今春、二子山部屋に入門することが報道され、話題になった。
報道によると、憧れの力士は若隆景。
二子山部屋の兄弟子にあたる元十両・生田目(西幕下4枚目)とは、小学校の同級生だそう。



今年1月に左膝前十字靭帯断裂の手術を受け、長らくリハビリ中だったが、いよいよ秋場所で幕下付け出しデビュー。


【新弟子入門】幕下付け出し:三田大生 / 唐揚げの沼・ポトフちゃんこ・ソーセージエッグ・ボロネーゼ / 名古屋場所の感想
二子山部屋 sumo food



(2024年8月29日追記)
新弟子検査の報道を追加。






(おまけ その1)そっくりな父・三田尚紀さん(相撲道場『おおたわら修志館』主宰、大田原市立若草中学校相撲部監督)


二子山親方、恵雅(西序二段3枚目)、三田尚紀監督(三田父)
(下野新聞、2022年11月5日)
大田原市立若草中学校相撲部、後方左・三田尚紀監督(三田父)
(下野新聞、2019年12月8日)
後方右・中堅・相馬(2019全中相撲団体優勝)
(下野新聞、2019年12月8日)




(おまけ その2)準決勝敗退のソソルフー、ソソルフーの同級生の松井


2019年の世界ジュニア選手権の3位決定戦で安青錦に敗れたモンゴルのソソルフーは、鳥取城北高校出身。

元前頭9枚目・伯桜鵬(西十両5枚目、伊勢ヶ濱)の1学年後輩。
来日まもない鳥取西中学校時代に、落合先輩(伯桜鵬)から日本語や相撲を習ったそう。

城北から宮城野部屋に入門した松井奏凪人(現・伊勢ヶ濱部屋)とは同級生。城北の寮では、ずっとルームメイトだったとのこと。



松井は一足先に今年の春場所で幕下最下位付け出しデビュー。



鳥取城北相撲部からまた一人宮城野部屋に入門!
松井奏凪人選手が意気込み語る  ちゃんねるテレポート山陰


会見には、師匠(当時)の宮城野親方以外に、おかみさん、鳥取城北高校出身の間垣親方(元・石浦)、天照鵬、伯桜鵬も同席。



春場所は5勝2敗と、まずまずの成績。
つづく夏場所では途中休場から再出場し、4勝2敗1休で勝ち越し。
名古屋場所も4勝3敗で勝ち越しており、デビュー以来、負け越し知らず。

秋場所は自己最高位の西幕下23枚目で迎える。


福岡県糟屋郡宇美町出身の松井。

現在、幕下の福岡出身力士には、大野城(東幕下22枚目、高田川、大野城市)、東誠竜(西幕下31枚目、玉ノ井、築上郡築上町[松鳳山と同郷])、隈ノ竜(西幕下57枚目、武隈、福津市)がいる。

琴奨菊(現・秀ノ山親方)と松鳳山の引退を最後に、すっかり途絶えてしまった福岡出身関取の伝統を、ぜひとも再興して欲しいところ。


そして、角界入りを熱望するソソルフーの相撲も、ぜひ見てみたい。



ちょっと情報過多すぎて、うまく整理しきれていないが・・・。
とにかく、秋場所も幕下が熱い🔥
いや、幕内も十両も熱いし、幕下以下もぜんぶ熱い🔥🔥🔥



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