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能登半島地震 大相撲夏場所・郷土力士の活躍 報道リンクその6(大の里、優勝祝賀会、避難所慰問)

※ 記事内は敬称略。

前後の報道はこちら。
能登半島地震 大相撲夏場所・郷土力士の活躍 報道リンク


大の里(西小結、石川県河北郡津幡町出身、二所ノ関部屋)
NHK大相撲特設サイトの大の里ページ




動画


【大の里】地元石川に凱旋!避難所で避難者らと交流「感謝しかない」 NNNセレクション 日テレNEWS 2024年6月3日


【角界デビューからわずか1年】三役昇進を祝う会が急きょ「優勝祝賀会」に… 夏場所で初優勝の大の里関が地元・石川に凱旋
テレビ金沢 2024年6月2日


「石川県民の応援に感謝」津幡町出身の大の里がふるさと凱旋…名古屋場所に向けあすから稽古  石川テレビ 2024年6月2日


故郷凱旋で真っ先に避難所へ…大相撲夏場所で幕内初優勝を果たした大の里 握手等に応じ被災者たちを励ます
石川テレビ 2024年6月3日


北陸中日新聞 優勝祝賀会



報道


中日新聞
被災地へ次も優勝届ける 大の里 金沢で祝賀会

 大相撲夏場所で初優勝を果たした小結大の里関(23)=石川県津幡町出身=の祝賀会が2日、金沢市内で開かれ、地元後援会員ら約550人が盛大に祝った。場所後に初めて石川入りした大の里関はこの日、市内の避難所も訪問し、能登半島地震の被災者に「来場所もいい結果を報告したい」と誓った。

 祝賀会は高校時代の恩師らが登壇するなど和やかな雰囲気で、大の里関は「たくさんの方が応援してくれてうれしい。この経験を何度でもできるように頑張りたい」と感慨に浸った。

 「悲願の優勝あっぱれよ」と相撲甚句を披露した金沢相撲甚句会の横山欽一さん(85)は「いつかはこの日が来ると確信していたが、こんなに早くとは夢のよう」と喜んだ。津幡町庄町青年団も獅子舞を披露。大の里関が小学校6年まで棒振り役で参加していたといい、岩上正一さん(49)は「けがなく、長く愛されるおすもうさんになってほしい」と願った。

 二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)は「来場所はマークがきつくなる。その上をいく精神力と稽古量で鍛え上げる」と話し、大の里関も「休みは今日で終わり。明日から切り替えて頑張りたい」と気を引き締めた。(奥田哲平)

被災地へ次も優勝届ける 大の里 金沢で祝賀会(中日新聞、2024年6月3日)


読売新聞
大の里、避難所に貼られた新聞記事に「応援してくれてると実感」…故郷の祝賀会には支援者550人

 史上最速の7場所目で初優勝を果たした小結・大の里関(石川県出身、二所ノ関部屋)が2日、金沢市内の避難所を訪問し、被災者らと交流した。

 避難所を訪れた大の里関は、夏場所の活躍を報じる新聞記事が貼り出されているのを見て「応援してくれてるんだなと実感した」と語り、「一日でも早く復興に近づいてほしい。来場所もいい報告をみなさんにできるよう頑張りたい」とさらなる活躍を誓った。

 その後、市内のホテルで開催された祝賀会には、優勝後初めて故郷に戻った大の里関を一目見ようと、約550人の支援者が駆けつけた。二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)は「初日に横綱の照ノ富士を倒し勢いに乗ったことが優勝につながった。大の里が横綱になるには、精神を鍛えることが大切」とエールを送った。

大の里、避難所に貼られた新聞記事に「応援してくれてると実感」
…故郷の祝賀会には支援者550人(読売新聞、2024年6月2日)


共同通信
大の里、地元で初V祝賀会 約550人が参加

 大相撲夏場所で初土俵から所要7場所での最速初優勝を果たした小結大の里が2日、金沢市内で開かれた祝賀会に出席した。祝賀会には馳浩知事ら約550人が参加。夏場所後、初めて出身地の石川県に戻り「多くの方々から『おめでとう』と言ってもらった。この経験を何度もできるようにしたい」と喜びをかみしめた。

 当初は2月に新入幕を祝う予定だったが、1月1日に発生した能登半島地震の影響で延期に。スピード出世で新三役昇進となり、今回の快挙で初優勝祝賀会に変更となった。「優勝を祝ってもらうとは想像していなかった。ランクがどんどん上がってうれしい」と驚き交じりに語った。

大の里、地元で初V祝賀会 約550人が参加(共同通信、2024年6月2日)


北國新聞
大の里が石川凱旋 避難所訪問、涙流す女性も

 大相撲夏場所で史上最速記録を更新して初優勝した津幡町出身の小結大の里(23)=本名中村泰輝(だいき)、二所ノ関部屋=が故郷に凱旋(がいせん)した。場所後初の石川入りで、2日、金沢市内の避難所を慰問。手を握って声を掛けられた女性は感激の涙を流した。地震発生から5カ月、大の里は「15日間石川のことを思って土俵に上がった。次も優勝する姿を見せたい」とさらなる活躍で被災地を元気づけることを誓った。

 大の里は師匠の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)と1・5次避難所となっている金沢市のいしかわ総合スポーツセンターを訪問。「大の里」と書かれた手製のプラカードを掲げた避難者やボランティアら約100人が出迎えた。

 輪島市の丹保カズ子さん(95)は大の里の写真を貼り付けたうちわを振って「男前やわ」とうっとり。場所中はテレビ中継で毎日欠かさず応援していたといい「優勝して感動した」と涙ぐんだ。

 大の里はこの後、金沢市の石川県卯辰山相撲場に足を運び、親善少年相撲金沢大会(北國新聞社後援)の選手を激励。ホテル日航金沢で開かれた初優勝祝賀会に出席し、多くの人から祝福を受けた。

大の里が石川凱旋 避難所訪問、涙流す女性も(北國新聞、2024年6月3日)


北國新聞
【日曜特番・大の里なぜ強い】元白鵬「綱は間違いない」


日刊スポーツ
大の里「おめでとうの経験、何度でも」所要7場所の最速初優勝後初の地元石川訪問

大相撲夏場所で初土俵から所要7場所での最速初優勝を果たした小結大の里(23=二所ノ関)が2日、金沢市内で開かれた祝賀会に出席した。祝賀会には馳浩知事ら約550人が参加。夏場所後、初めて出身地の石川県に戻り「多くの方々から『おめでとう』と言ってもらった。この経験を何度もできるようにしたい」と喜びをかみしめた。

当初は2月に新入幕を祝う予定だったが、1月1日に発生した能登半島地震の影響で延期に。スピード出世で新三役昇進となり、今回の快挙で初優勝祝賀会に変更となった。「優勝を祝ってもらうとは想像していなかった。ランクがどんどん上がってうれしい」と驚き交じりに語った。

名古屋場所(7月14日初日・ドルフィンズアリーナ)での新関脇昇進が確実で、23歳の大器は早くも大関昇進を期待される。師匠の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)は「鍛えに鍛え上げて、うるさく言っていく」と予告。大の里は「たまたま優勝したと思われないように、しっかり稽古したい」と表情を引き締めた。

大の里は祝賀会の前には、金沢市内の避難所を訪問。「新聞の切り抜きがたくさん貼ってあり、本当に応援されていると感じた」と復興に歩む故郷への思いを新たにした。(共同)

大の里「おめでとうの経験、何度でも」所要7場所の最速初優勝後初の地元石川訪問
(日刊スポーツ、2024年6月2日)


スポニチアネックス
【大の里初優勝祝賀会】幕内昇進祝いのはずが“スピード出世”「ランクがどんどん上がってうれしい」

 大相撲夏場所で、初土俵から所要7場所での史上最速優勝を果たした小結・大の里(23=二所ノ関部屋)の祝賀会が2日、地元・石川県の金沢市内で開かれた。
 もともとは「幕内昇進祝賀会」として2月に計画されていたが、元日の能登半島地震の影響で6月に延期。その間に番付を駆け上がり入幕3場所目の夏場所で早くも新三役昇進を果たしたため「三役昇進祝賀会」に変更された。さらに夏場所の結果を受け、急きょ「初優勝祝賀会」に。会の名称も“スピード出世”していった。

 夏場所後に新三役として凱旋する予定だった大の里は「優勝がつくとは想像していなかった。ランクがどんどん上がってうれしい」と笑顔。優勝後初めて地元に凱旋し、この日出席した約550人の後援会や地元関係者らから温かい祝福を受けた。前日の夜に金沢入りし、この日の午前中は金沢市内の避難所を訪れたり、卯辰山相撲場で開催された小中学生の大会「百万石まつり親善少年相撲金沢大会」にサプライズゲストとして登場したりと大忙し。「たくさんの方に“おめでとう”と言われてうれしかった」と英気を養った。

 名古屋場所(7月14日初日、愛知・ドルフィンズアリーナ)は成績次第では大関獲りの期待も掛かる。「今日までたくさんお祝いしてもらってたくさん休めたので、また明日から切り替えて頑張っていきます。また良い報告ができるように頑張りたいです」と意気込んだ。

【大の里初優勝祝賀会】幕内昇進祝いのはずが“スピード出世”
「ランクがどんどん上がってうれしい」(スポニチアネックス、2024年6月2日)


スポーツ報知
夏場所Vの大の里が地元・石川の避難所訪問 「力もらえる」夢の横綱へ師匠は「まだまだ。ハイレベルVしないと」

 大相撲夏場所で、初土俵から7場所目で最速初優勝を飾った小結・大の里(二所ノ関)が2日、金沢市内にある能登半島地震の避難所を訪れた。故郷の石川に優勝後、初めて戻った。師匠・二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)とともに約70人の被災者がいる「いしかわ総合スポーツセンター」を訪問し、「優勝できました。応援ありがとうございます」と報告。写真撮影やサインなどに応じた。

 2月には避難所を十両・遠藤(追手風)、輝(高田川)とともに訪問している。大の里は「こうやって避難している方たちから応援してもらえると力がもらえる」と話した。訪問先で「いつ横綱になれるんですか?」と聞かれた、師匠は「まだまだ。14勝、全勝の高いレベルで優勝しないといけない」と話した。

夏場所Vの大の里が地元・石川の避難所訪問 「力もらえる」
夢の横綱へ師匠は「まだまだ。ハイレベルVしないと」
(スポーツ報知、2024年6月2日)


スポーツ報知
大の里の「新入幕を祝う会」改め「新三役を祝う会」改め…“父の里”もビックリ初優勝祝賀会 地元・金沢市で550人、避難所も慰問

 大相撲夏場所で初土俵から所要7場所での最速初優勝を果たした小結・大の里(23)=二所ノ関=が2日、金沢市内で開かれた祝賀会に出席。夏場所後、初めて地元・石川に凱旋した。もともとは2月に「新入幕を祝う会」を行う予定だったが、1月の能登半島地震の影響で延期。今回の快挙で新三役昇進から急きょ変更となった初優勝祝賀会には馳浩知事(63)ら約550人が参加し祝福した。会の前には避難所にも訪問。復興に歩む故郷への思いを新たにした。

 故郷・石川のファンが多く集まった祝賀会。大の里は約550人を前に「上へ上へ目指していきたい」と宣言した。初土俵からわずか7場所で初優勝を飾った小結の決意に、会場からは万雷の拍手が起こった。「多くの方に『おめでとう』と言ってもらった。この経験を何度もできるようにしたい」と喜びをかみしめた。

 当初は2月に「新入幕」を祝う予定だった。だが、1月の能登半島地震のため延期。スピード出世で新三役昇進となり、今回の快挙で初優勝祝賀会に変更となった。「父の里」として一躍有名になった父・知幸さん(48)が「こんなに早く大きな祝賀会が行われるとは」と舌を巻くと、当の本人も「優勝祝賀会は想像していなかった。でもランクが上がってうれしい」と笑顔を見せた。

 故郷への思いは決して忘れない。1日に東京・両国国技館で間垣親方(元幕内・石浦)の引退相撲に参加し、同午後8時に金沢入り。そして2日朝に向かったのは、約70人が暮らしている金沢市内の避難所だった。2月には別の避難所を十両・遠藤(33)=追手風=らと訪れており、被災者とサインや写真撮影をしてふれあい「避難所に新聞の切り抜きが貼ってあり、応援されていると感じた。(慰問を)喜んでもらえたので、来場所も良い報告をしたい」と決意を新たにした。

 石川県勢の優勝は99年名古屋場所の出島(現・大鳴戸親方)以来、25年ぶり。大の里は「相撲王国・石川を全国に知らしめたい」という。秋場所後の10月6日には金沢市内で秋巡業が開催される予定だ。

 初賜杯を抱いた夏場所は新三役で12勝した。春場所も平幕ながら11勝を挙げており、名古屋場所(7月14日初日、ドルフィンズアリーナ)で優勝やそれに近いハイレベルな成績ならば、一気に大関昇進の機運が高まる可能性もある。故郷でふれあったファンの思いも力に変え、真夏の名古屋を目指す。(山田 豊)

 ◆大の里に聞く

 ―お祝いされて。

 「石川の方がたくさん応援してくれた。地元に来てくれてうれしい」

 ―石川で食べたいものは食べた。

 「食べていない。すぐに帰る。疲れはないし、感謝しかない」

 ―地元の津幡町には行った。

 「行っていない」

 ―卯辰山相撲場での小中学生の大会に顔を出した。

 「時間が出来て急きょ行った。久々で懐かしかった」

 ―優勝した千秋楽の翌日(27日)は。

 「用事があったので(二所ノ関の部屋にあるひたち野うしくから)JR常磐線に乗って東京に行った。『餃子の王将』に入ったら驚かれた」

 ―28日には兄弟子の嘉陽らとボウリングに行った。

 「いつもどおり」

 ―名古屋場所について。 「ゆっくり休んで相撲のことを切り替えたい。たまたま優勝したと思われないように頑張りたい」

大の里の「新入幕を祝う会」改め「新三役を祝う会」改め…“父の里”もビックリ初優勝祝賀会 
地元・金沢市で550人、避難所も慰問(スポーツ報知、2024年6月3日)


デイリースポーツ
大の里凱旋に550人 地元・金沢で初V祝賀会 故郷への思い新た「本当に応援されていると感じた」

 大相撲夏場所で初土俵から所要7場所での最速初優勝を果たした小結大の里(二所ノ関)が2日、金沢市内で開かれた祝賀会に出席した。馳浩知事ら約550人が参加。夏場所後、初めて出身地の石川県に戻り「多くの方々から『おめでとう』と言ってもらった。この経験を何度もできるようにしたい」と喜びをかみしめた。

 祝賀会の前には、金沢市内の避難所を訪問。「新聞の切り抜きがたくさん貼ってあり、本当に応援されていると感じた」と、能登半島地震からの復興に歩む故郷への思いを新たにした。

大の里凱旋に550人 地元・金沢で初V祝賀会 故郷への思い新た
「本当に応援されていると感じた」(デイリースポーツ、2024年6月3日)


スポニチアネックス
【大の里初優勝祝賀会】出世の早さに追いつかない!凱旋イベント計画は未定…その前に大関昇進も?

 大相撲夏場所で、初土俵から所要7場所での史上最速優勝を果たした小結・大の里(23=二所ノ関部屋)の初優勝祝賀会が2日、地元・石川県の金沢市内で開かれた。
 大の里は優勝後初めての地元凱旋。前日の夜に金沢入りし、この日は出席した後援会や地元関係者ら約550人から温かい祝福を受けた。出身地である津幡町の矢田富郎町長は、壇上で「できれば6月中にパレードをやりたいと思っている」とあいさつ。5月に尊富士が青森県五所川原市で行ったような、盛大なパレードの開催を希望した。

 あす3日からは名古屋場所(7月14日初日、愛知・ドルフィンズアリーナ)へ向けての稽古が再開される予定のため、多忙な中で凱旋パレードが実現するかは不透明。母校の新潟・海洋高での優勝報告会は6月中の開催が難しいという。海洋高相撲部の田海哲也総監督は「大の里の出世に周りが追いついてないですよ」とうれしい悲鳴を上げた。もし名古屋場所後にずれ込めば、その時には大関昇進祝いも兼ねることになるかもしれない。

 また、新たな後援会「大の里郷友会」も発足した。津幡町の後援会は個人会員向けだが、こちらは法人向け。発足から1カ月足らずで18社まで集まっており、酒井壮司会長は「今日を機にまた増える」とさらに拡大していくことを予想した。早くも初優勝を果たしたことで、発足したばかりの後援会はいきなり大忙しとなりそうだ。

 まだまだ続く大の里フィーバー。あまりの出世の早さに大銀杏(おおいちょう)が結えないのと同じく、祝賀イベントの計画も追いつかないようだ。

【大の里初優勝祝賀会】出世の早さに追いつかない!凱旋イベント計画は未定
…その前に大関昇進も?(スポニチアネックス、2024年6月2日)


スポニチアネックス
大の里 スピード出世で祝賀会も“出世”続き「幕内昇進」→「三役昇進」→「初優勝」次は大関獲り!?

 大相撲夏場所で史上最速優勝を果たした小結・大の里(23=二所ノ関部屋)の祝賀会が2日、地元・石川県の金沢市内で開かれた。元々は幕内昇進祝賀会として2月に計画されていたが、能登半島地震の影響で延期。その間に番付を駆け上がったため「三役昇進祝賀会」に変わり、さらには「初優勝祝賀会」へと名称も“スピード出世”していった。
 大の里は「優勝がつくとは想像していなかった。ランクがどんどん上がってうれしい」と笑顔。優勝後初めて地元に凱旋し、午前中は避難所にも訪れて温かい祝福を受けた。成績次第では大関獲りも懸かる名古屋場所(7月14日初日、ドルフィンズアリーナ)へ「また良い報告ができるように頑張りたい」と意気込んだ。

 出身の津幡町や母校の新潟・海洋高での凱旋パレード等は未定。多忙なためまだ日程が調整できず、名古屋場所後にずれ込む可能性も。あまりの出世の早さに大銀杏(おおいちょう)が結えないのと同じく、祝賀イベントの計画も追いつかないようだ。 (前川 晋作)

大の里 スピード出世で祝賀会も“出世”続き「幕内昇進」→「三役昇進」→「初優勝」
次は大関獲り!?(スポニチアネックス、2024年6月3日)


スポニチアネックス
【大の里初優勝祝賀会】“憧れの先輩”と再会 世界王者・三輪隼斗から激励「大関、横綱になる力ある」

 大相撲夏場所で、初土俵から所要7場所での史上最速優勝を果たした小結・大の里(23=二所ノ関部屋)の初優勝祝賀会が2日、地元・石川県の金沢市内で開かれた。
 大の里と同じ石川県出身で新潟・能生中、海洋高、日体大の6年先輩にあたる三輪隼斗(29=ソディック)も出席し、偉業を成し遂げた後輩を祝福した。「すごい立派だなと、素直に尊敬します。優勝はいつかするだろうと思っていたけど(初土俵から)1年で優勝とはびっくり」。

 三輪は大の里にとって憧れの先輩。大の里が小6の時に観戦した全国高校相撲金沢大会団体戦決勝で、1―1の大将戦を制して劇的な優勝を決めたのが当時海洋高3年の三輪だった。大の里はそれを見て新潟への相撲留学を決めたというほど、大きな存在となっていた。

 大の里が横綱・照ノ富士を破った夏場所初日(5月12日)、東京・靖国神社相撲場では全日本相撲体重別選手権(世界選手権日本代表選考会)が開かれていた。三輪は軽重量級(115キロ未満)で2連覇を達成。今年9月にポーランドで開催される世界相撲選手権大会への出場権を獲得した。

 三輪は昨年10月のワールドコンバットゲームズ無差別級で金メダルに輝いた、名実ともに世界最強のアマチュア相撲選手。通算6度の日本代表経験を誇り、その絶対的存在と実力から「日本の守護神」「世界の三輪」としても知られている。この日は、大相撲界で最強を目指す後輩と再会し「順調にいけば大関、横綱になる力はあると思う。ケガせずに頑張ってほしい」と力強いエールを送った。

【大の里初優勝祝賀会】“憧れの先輩”と再会 世界王者・三輪隼斗から激励
「大関、横綱になる力ある」(スポニチアネックス、2024年6月3日)


スポニチアネックス
【元横綱・稀勢の里コラム】大の里はさらなる飛躍へ“究極の自分の形”追求を



稽古再開


共同通信
大の里、最速V「余韻は終わり」名古屋場所へ稽古


共同通信
小結大の里「一番気持ちがいい」最速優勝、24歳の誕生日


スポニチアネックス
大の里「優勝の余韻はもう終わり」名古屋場所へ心機一転「基礎基本をじっくり」弱点克服誓う


スポニチアネックス
大の里24歳の誕生日「一番気持ちよく迎えられた」部屋の力士から贈られた誕プレは「ヨギボー」


スポニチアネックス
大の里が実戦稽古再開で白熊と10番「良い稽古が継続してできている」右四つがっぷりで互角の内容も


日刊スポーツ
史上最速優勝の大の里が稽古公開 中村部屋転籍で力士8人減り「引っ張っていく」と部屋頭の自覚


スポーツ報知
夏場所Vの小結・大の里が部屋で稽古 新生・二所ノ関部屋を「白熊と引っ張る」


スポーツ報知
大の里「優勝の余韻は1週間味わった。もう終わり」”新生”二所ノ関部屋を引っ張る覚悟


スポーツ報知
大の里、24歳の誕生日「一番気持ちの良い誕生日」…バースデープレゼントはYogiboのクッション


デイリースポーツ
大の里 夏場所優勝後オフ明け 二所ノ関部屋頭の自覚「先頭に立って引っ張っていきたい」


東京スポーツ
【大相撲】大の里 視線は早くも名古屋場所「優勝の余韻は1週間味わったのでもう終わり」


東京スポーツ
【大相撲】大の里 部屋頭の覚悟示す「二所ノ関親方の教えを守って頑張りたい」


東京スポーツ
【大相撲】大の里の恩師が感じた〝驚異のメンタル〟「さらに上の番付を目指せる素質」



その他


北國新聞
【日曜特番・高校相撲金沢大会 聖地を踏んだ力士たち】
大の里、原点は卯辰 少年時代から憧れ、相撲留学決意

●個人3位「感動忘れない」

 「相撲王国・石川」の聖地を踏み、角界で羽ばたく力士たちが多くいる。大相撲夏場所で新三役入りを果たし、横綱、大関を次々となぎ倒し「主役級」の存在感を示す大の里(津幡町出身、二所ノ関部屋)もその筆頭格だ。かつて卯辰山相撲場の観客席でかじり付くように土俵を見詰めた相撲少年は、天皇賜杯を抱く夢が現実味を帯びる地位までたどり着いた。

 津幡小1年で相撲を始めた大の里(本名・中村泰輝)。相撲雑誌を愛読し、高校相撲金沢大会の熱戦を報じる北國新聞に目を通すような少年だった。「相撲ってかっこいい。自分もいつかは出たい」。毎年父知幸さんに連れられ、卯辰山の熱闘を観戦した。

 小学6年の卯辰山が一つの転機となった。2012年の金沢大会では海洋高(新潟)が団体戦で決勝まで駒を進め、金市工高を破って42年ぶりの優勝を果たした。この時の土俵の熱気を肌で感じた大の里はその後、新潟県糸魚川市の能生中、海洋高への「相撲留学」を決意する。

 両校相撲部の田海哲也総監督の妻で寮母の恵津子さんは、勝利に沸く土俵下で、観客席にいた大の里に「来年、うちで待ってるよ」と声を掛けた。石川が誇る大器の土台を作った新潟での6年間は、金沢大会があってこそだった。

 大の里自身も海洋高時代には、18年の第102回大会では個人3位の成績を残し「金沢大会に出た時の感動は忘れない」と振り返る。

 海洋高を卒業後は日体大に進学。2年連続アマチュア横綱など数々のタイトルを獲得し、23年夏場所で幕下10枚目格付け出しでデビューした。持ち前の体格を生かした前に出る圧力を武器に、白星を量産。所要2場所で新十両、同4場所で新入幕、同6場所で新三役に昇進するスピード出世を果たした。

 子どもの頃に憧れた卯辰の土俵で戦う高校生力士にとって、今は憧れられる存在になった大の里。大相撲の聖地・両国国技館の土俵で躍動する姿は、金沢大会の盛り上がりにも結び付いている。(・・・)

【日曜特番・高校相撲金沢大会 聖地を踏んだ力士たち】大の里、原点は卯辰 
少年時代から憧れ、相撲留学決意(北國新聞、2024年5月19日)


※ ヘッダー写真は、中日新聞(2024年6月3日)より。