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【漫画メモ】武田信玄外伝 片目の軍師(平田弘史)

平田弘史先生の作品は「お父さん物語」から入りましたが、こういう歴史モノの漫画が本職っぽいですね。以下いつもの通り、あらすじは途中まで、感想はネタバレ有りです。

あらすじ

武田晴信(信玄)の元に、山本勘助という男が軍師として仕官したいと言ってきた。物知りだと噂のあった勘助は晴信に気に入られ、二百貫という破格の待遇をもって仕官することになった。晴信の主席家老・甘利備前守は勘助のことが気に入らず、討首にすべきと晴信に進言するが、晴信は気にとめない様子だった。
そんな折、勘助は、晴信の親戚筋の諏訪頼茂の軍が攻めてくるかもしれないと晴信に進言した。まさかと思われたが、その後実際に諏訪氏の軍が攻め入る準備をしているとの知らせがあり、武田軍も出陣。勘助の策にて諏訪氏と戦わずに和解し、従属させることに成功した。
後日、諏訪氏は晴信の元に和睦の挨拶にやってきたが、3度目の訪問の際、勘助が諏訪氏を刺殺した…!

感想

武田信玄の外伝的ストーリーかと思ったら、山本勘助の話でした。実話なのか脚色なのかよく分かりませんが、最初から最後まで読むうちに勘助の印象が二転三転しました。勘助…恐ろしい子!まさかの甘利さん大正解とは。戦のどさくさに紛れ、家老の板垣信方をも敵ともども串刺しにして刺殺するとは。「まちがって刺したのではござりませぬよ、板垣様!(ニヤリ)」でも、勘助の策がなければ、武田軍がここまで勝ち進むことはできなかったわけで…
信玄の妹が諏訪氏に嫁いで、産まれた娘が由布姫。諏訪氏が滅びた後、由布姫は信玄の側室になり、勝頼を産む。ということになってましたが、Wikiを見ると由布姫の母親=信玄の妹ではなさそうな感じでした。これもフィクション?

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