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【漫画メモ】オルフェウスの窓 6(池田理代子)

愛蔵版の2巻に突入しました。コミック6巻「フレデリーケの死」に当たる6章のあらすじと感想を書きます。サブタイトルですさまじくネタバレしてますが、コミックの背表紙にも載ってたりします。背表紙読むだけでなんとなくネタバレしてしまうので、安易に見てはいけません。以下、あらすじはわりと後半まで書いてます。感想もネタバレ注意です。

あらすじ

ヴィルクリヒ先生の正体を突き止めたユリウスは、先生に何もかもぶちまける。フォン・ベーリンガー家から奪った財産は返すので、もう自分達には関わらないでほしいと。ユリウスが帰った直後、ユリウスの母親もヴィルクリヒ先生に同様の訴えにやってきた。しかし、待ち合わせ場所のオルフェウスの窓に来た母親を、ヴィルクリヒ先生は突き落とした。アーレンスマイヤ家への復讐のためだったが、アーレンスマイヤ夫人=15年前にオルフェウスの窓で出会いずっと恋焦がれていたクリームヒルトだと気づいたヴィルクリヒ先生は、必死に母親を助けようとする。そうして窓から落ちてしまい、2人とも即死。ユリウスもアネロッテも嘆き悲しんだ。
イザークが酒場でピアノを弾いて学費を得ていると知ったモーリッツは、またもフレデリーケを脅して付き合うことを強要した。フレデリーケは兄を守るためにモーリッツの家まで行ったが、そこで倒れてしまう。急遽イザークやユリウス、カタリーナも駆け付けるが、イザークのピアノ演奏を聴きながら死んでしまう。モーリッツはひどく後悔し、学校を辞めて家業を手伝うことにした。イザークへの嫌がらせも終わり、イザークの奨学金も復活することに。
アーレンスマイヤ家は財政難だった。ある日、耳寄りな取引の話が持ち込まれ、マリア・バルバラが話を聞きに行こうとしたが、行く途中で馬車の事故に遭い怪我をする。命は取り留めたが、療養中にアネロッテが薬に毒を混ぜ、日に日に衰弱していく。ここ最近のアーレンスマイヤ家の不幸は、アネロッテの仕業ではないかと執事が気付きつつあった。
アネロッテに、エルヴィンと名乗る者から毎週花束が贈られてきた。パーティーの日に会えると匂わせ、高価な首飾りまで送って来る始末だった。パーティー当日、アネロッテがこの首飾りをつけてパーティーに出向くと…

感想

この巻での大きな出来事は、サブタイトルにもなっている「フレデリーケの死」の他に、「ユリウスの母親とヴィルクリヒ先生の死」もあげられるでしょう。あらすじでは省きましたが、【ロベルタとロベルタの弟が父親に売られたよ事件】、【クラウスのバイオリンが回りまわってユリウスの手元に戻ってきたよ事件】、【カーニバルで偽物の剣が本物の剣に入れ替わってユリウスが傷つけられた件で、行方不明になっていた偽物の剣を校長先生が所有していたよ事件】があります。・・・感想というより補足ですね。

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