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【漫画メモ】13月の悲劇(美内すずえ)

怪奇傑作集です。各話、途中までのあらすじと、ネタバレありかもな感想を。

13月の悲劇

マリー・サザランドの父親は映画スターのラリー・ベンスンだが、独身を装っており、妻子の存在を隠していた。そんな折、マリーの母親が亡くなり、マリーは寄宿舎付きの聖バラ十字学校に転入した。高い塀と厳重な戸締りが施されたこの学校は、卒業するまで外へは出られないという異様さだった。また、学校ではある礼拝が行われており…

ローゼンクロイツの「革命的秘密結社バラ十字団」がモデルとなった話?魔王ルシフェル崇拝のヤヴァい学校です。

黒百合の系図

安希子の母が突然不可解な死を遂げた。そういえば、母が死ぬ直前、庭に黒百合の花が咲き、母がそれを知るとひどく怯えていたのだった。母の死の真相を探るため、母が寝言で言っていた「鬼姫谷の黒百合に殺される」の言葉をヒントに、母の故郷と思われる鬼姫谷に行ってみることに…

飛竜家と鬼姫伝説の話。霊能力者の高橋信清を頼って解決するんだけど、元ネタは高橋信次?旅行家の田代源太郎の元ネタは田亀源五郎?(違)

白い影法師

父の転勤で私立藤園女子高校に転校してきた長谷部涼子。教室には空席があったが、その席には座らされず、別の席が用意された。しかし、視力の悪い涼子は周囲が反対する中、その席に移動させてもらった。すると午後の授業で体調が悪くなり…。聞けば、あの席は5年前から空席なのだという…

コックリさんの怖い話。これも霊能力者に相談して解決してます。「勝たなければ死ぬ」って極端なww

魔女メディア

リリーは幼い頃から不思議な夢を何度も見ていた。それは、謎の人物に導かれて塔の上まで登り、そこにある部屋の扉を開けるのをひどく怖がるという夢だった。月日は流れ、両親ともに亡くしたリリーは叔父宅に引き取られた。叔父はプラマー観光に勤めており、今度会社でローゼンハイツの古城を購入し、ホテルに改造しようとしていた。叔父はそのホテルの支配人兼管理人となる予定だ。叔父一家とその古城を見に行ったリリーは、夢で見たあの塔があるのを見て驚くのだった…

メディアっていうと自分的には「ぱにぽに」なんですが、普通にギリシャ神話から取られてるっぽい。

妖鬼妃伝

つばさは友達のターコと一緒にTデパートへ向かった。しかし地下鉄の降りる駅を間違え、角宮駅で降りてしまった。たまたまそこにも帝国堂デパートがあったので、そっちに行くことに。デパートの上階では日本人形展をやっていた。見に行くと人形がたくさん展示されていたが、奇妙な紙人形もあり、違和感を覚える。帰り、ターコが人形展にバックを忘れてきたのを思い出し、取りに戻るが、そのまま戻ってこず…

地下鉄系ミステリー?謎の宮之内駅と人形系の怖い人達…。深夜のデパートに忍び込む行動力が凄いぜ、つばさ。九曜さんとも何気にうまくいったよね。可哀そうなのはあっさり○んだターコ…。 

孔雀色のカナリア

私生児として生まれた水谷亜紀子は、貧しい母子家庭の中、母親からも周りからも虐げられて育った。母親が死ぬ間際、双子の妹の存在を知らされる。妹は生まれたその日に裕福な家庭に引き取られたという。母の死後、亜紀子は叔父に引き取られるが、ここでもあまり良い生活はできなかった。そんなある日、週刊誌に実業家の娘・岩淵優子の写真が載ってるのを見かけた。優子は亜紀子にそっくりな顔立ちで…

乗っ取り系。わたなべまさこ先生の「ガラスの城」みたいな話です。


漫画の合間に「すずりんのしめきりLIFE 1~3」「美内すずえの神秘体験」「作品解説」が収録されてました。1992年出版の本ですが、美内先生、この頃からスピリチュアル的な方だったんですね。

天河村での神秘体験がホーと思った。天河村の人たちの先祖はムー大陸から来て、玉置山(神社)に降り立ったとな!?それで玉置山神社ってのをググってみたら、呼ばれたときしか辿りつけないとか!?たしかに、すごい秘境にありそうですね…車じゃないと行けなさそうな(バスとかあるの?)

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