見出し画像

【漫画メモ】オルフェウスの窓 14(池田理代子)

コミック14巻「脱獄決行!!」のあらすじと感想です。あらすじは終盤近くまで書いてます。感想もネタバレ有りなのでご注意ください。

あらすじ
アントニーナは度々ミハイルからちょっかいを出され、腹を立てていた。そんな中、夫の「優秀な部下」としてやってきた男がミハイルだった。彼はスパイだったのだ。夫の弱みをミハイルに掴まれ、彼のいいように使われるアントニーナ。次第に「ミハイルを殺さなくては」と思うようになる。
ストラホフは、妻のアナスタシアが革命家たちと関わっていることに気づき、当局に密告。しかしその相手はスパイとして潜入していたミハイルだった。ドミトリィを密告したことまで喋ったストラホフは、彼に殺されてしまう。そして、夫が亡くなった途端アナスタシアは舞台デビューし、演奏旅行を隠れ蓑に各地の同志へ連絡する役目を担うように。しかし後にスパイ容疑で逮捕され、シベリア流刑になってしまう。
ミハイルはスパイとして潜入していた憲兵隊の辞職を申し出た。その晩、アントニーナは彼を毒殺しようとしたができなかった。いつの間にか彼を愛してしまったのだ。彼らは次第に不倫の愛にのめりこむように…
アナスタシアやミハイルの尽力により、アレクセイの脱獄は成功。その後、監獄は火事になり、囚人らは全員死んでしまった。レオニードもアレクセイは死んだと思い込んだ。なお、アレクセイは本来死刑だったが、レオニードの助命嘆願で無期懲役になっていた。
レオニードはユリウスをドイツに帰らせることにした。しかしドイツへの帰路、ユリウスは争いに巻き込まれてウスチノフの別荘に保護された。そこでは資本家たちがレオニードに対して何か企んでいる様子だった。アレクセイの名も出てきて気になるユリウスは…

アントニーナは痛すぎるけど、シェーラも電波女と化してきて怖い。

モスクワ知事だったレオニードの父は、知事を解任された上、暗殺されます。文字で語られるだけで、イラストとしては登場しないまま死んでしまいました(多分…どこかで1コマ位出てたかも??)。一言も発しないまま亡くなったユリウスの父といい、扱いがひどい。

ウスチノフって誰だっけ?ってなりそうですが、メンシェビキ派の資本家です。んで、シェーラはその娘。この辺は登場人物相関を整理しながら読まないとややこしいです。

ちなみに、第二部で「イザークと共演したい」と申し出てきたロシアのバイオリニストが、この巻で舞台デビューしたアナスタシアでした。彼女が落としたメモを拾ったことで、ロベルタがスパイ容疑で捕まるわけです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?