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人を呼ぶためには分析も重要! 初心者向け・YouTubeアナリティクス入門

YouTubeで伸びたい! 多くの視聴者に見て貰いたい! でも、結果が出ない!

…そんな場合は、努力が空回りしている可能性があります。

というのも、YouTubeに限らず、何かを発信して目立つということは難易度が高いことだから。

当たり前のことですが、YouTube以外にも様々な娯楽があり、YouTube内でも様々なチャンネルとの競争が存在します。

視聴者の数は無限ではなく、視聴して貰える時間にも限りがあります。

だからこそ重要になるのが、「今自分が置かれている状況を理解すること」です。

今回は自分の状況を理解する助けになるアナリティクスのお話をします。

普段はVtuberの話が中心ですが、広くYouTubeの話しをさせていただきますね。

手っ取り早く学びたいなら公式情報をチェックするのが早道

はい。アナリティクスの話ですが、手っ取り早く学びたいのであればYouTubeがクリエイター向けに発信しているクリエイターアカデミーをチェックするのがおすすめだったりします。

チャンネル設定、動画のアップロードの方法、ブランディング、数字の分析手法など、様々な情報がまとめられています。

クリエイターアカデミーをチェックしないのはマニュアルを読まずに試行錯誤で覚えていくようなものなので、様々な失敗のリスクや時間の浪費を招く可能性があるのですよね。

(解説動画もしっかり作りこまれています)

独力でやりたいという欲求や自分の力を試したい場合はすっ飛ばしてもいいのですが、効率は落ちます。

ある程度成長してから見るとまた発見があったりもするので、学んで損はないかなぁと。

公式の情報しっかりチェックしたら、ここから下の情報は不要です。

アナリティクスが重要なのは見込み客もチェックできるから

さて、そうは言ってもマニュアルを一から見るのも抵抗がある人も結構いるわけで…

個人的に勘所を噛み砕いて説明していくコーナー。

YouTubeのアナリティクス(様々な分析情報)をチェックするのが大切なのは、数字に人の動きや興味の対象がしっかりと現れるから。

たとえば、視聴者がどんな媒体からアクセスして、どの程度の時間視聴しているか、どんな国からアクセスしているかという情報が全部出ます

更に言ってしまうと、サムネイルとタイトルがどれくらい見られているかもバッチリ出ます。

無題

具体例として私が一番最初に投稿したボイス動画のデータ出しますが…

実際の動画がこちら。クオリティはそれほど高く無いのですが、検索需要などで伸ばすとこんな数字が出ますよという例でもあります。

インプレッション=動画公開以降に動画サムネイルが視聴者に表示された合計回数

で、チャンネルページ、検索、YouTubeからのおすすめで表示された全ての合計になります。

まぁ、1.1万回は動画のサムネイルが見られていることになります。

そのうちクリックしてくれた回数は6.4%、視聴回数は1479回…と。

ユニーク視聴者数に関してはリピーターが含まれていたり、データ収集に時間がかかったりで視聴回数と若干のズレが出ます。

これは、

PCからYouTube STUDIOにアクセス→動画一覧からチェックしたい動画を選択→アナリティクス→リーチの項目をクリック

するとチェックできます。

スマホアプリ版YouTube STUDIOだと機能制限があるので、PCからチェックがおすすめです。

このアナリティクスの重要なところはインプレッションがチェックできること。

というのも、インプレッションの数字が少ない=視聴者が増える見込みが少ないという絶望的な状況になるから。

インプレッションが確保できているなら、タイトル・サムネイルでクリック率を上げれば再生回数は確保できるのですが、そうでないなら人を呼び込むルートの確保からしなければならないわけです。

多くの人が苦戦するのが人を呼び込むルート作りです。

具体的には

・検索対策

・SNSなどの外部媒体から人を呼ぶ

・視聴者数(視聴時間)を増やして良質な動画or配信としてYouTubeのシステムに選ばれる工夫をする

・トレンドに乗りやすい配信内容にする・キーワードを設定する

等ですね。

SNSでの営業は結構大変なので、個人的には検索対策やトレンドに乗るのが楽だと思っています。

まぁ、それはそれでライバルがいることが前提になるので、工夫とセットにしないとインプレッションが増えてもクリックされなかったりも良くでてくるのですが。

Vtuberだとコラボでインプレッションとアクセスを増やすケースが多くなりますが、爆発的に増えるか…というとそうでもないことが多いので、地道に積み重ねる感覚の方が良いかなぁと。

アクセスルートもチェックするのがおすすめ

YouTubeのアナリティクスには、どんなルートで配信や動画にたどりついたかもチェックできる項目が含まれます。

たとえば、こんな感じです。


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動画・配信アーカイブのアナリティクスからリーチの項目を選択。

画面を下にスライドさせていくと、どんなルートから再生が行われたかがばっちり出ています。

こちらの動画の場合はチャンネルページからが30%ほど、外部(SNSやブログなどのYouTube以外の媒体)が27%ほどになっています。

3割はYouTubeのチャンネルにアクセス→動画をクリックするといった経路を辿っているわけです。

外部の内訳は更に画面を下にスライドさせると出てきますが、Twitter経由で拡散して、そこが主なアクセスのルートになることが多いですね。

まとめ記事や口コミ経由でバズるケースもあります。

YouTubeの検索からは19%ほど。動画投稿初期は再生の40%以上が検索からという時期もありました。

ちなみに、動画の再生時間が長くなるとYouTubeのシステムがおすすめ動画・配信としてサムネイルを表示してくれることが増えます。

アナリティクスの右側、インプレッションと総再生時間の関係の項目から、インプレッション数の下、YouTubeによっておすすめされたコンテンツとして表示されていますね。

YouTubeチャンネルTOPの動画一覧に表示されたり、とにかく目立つ位置にサムネイル置いてくれる仕組みになっているので。

おすすめにのれるかは再生時間が基準になりますが、再生時間を伸ばすためには検索需要取り込んだりとかヒットの元を作ることが大切になったりもします。

外部サイト(Twitter)などでバズって、検索などに頼らずに一気にヒットすることもあるのですが……

そもそもバズが前提になるので、Twitter上に編集した動画をアップしてクリックして貰う工夫するとか難易度は高めかなぁと。

爆発的に伸びる動画はYouTubeのおすすめの割合がが8~9割とかあったりもするので…

YouTubeのシステム的には

インプレッションを増やす→サムネイルのクリック率を上げる→動画のクオリティを上げて最後まで動画を見て貰う&リピートして貰う

が揃ってヒット作になります。

Vtuberの場合はTwitterなどを利用してYouTubeのシステム外の力を利用して伸びる人が多いわけです。

再生数を伸ばしたいのであればどういうルートで人が来て、どんな人が見ているのか考える、想像する、あるいは欠けている部分を繋ぐ意識が大切かなぁと。

人の流れを意識せずに配信すると、「人通りもまばらな田舎の駅前で路上パフォーマンスをする」みたいなことになりかねないので…

Twitterで営業してても実際にアクセスしてくれるかは別なので、「人の流れを作る」or「人通りが多い場所に行く(検索需要などを意識する)」感じでインプレッション増やす工夫するとよいかなぁと。

わかりやすいのはメジャーなジャンルのゲーム配信をすることだったりするのですが、インプレッション数は余り公開されない数字だったりもするので、過去配信や動画のアナリティクス見て自分で分析することも大切になります。

仮設立てて実際試して、成果が得られるのは何%、何割ってことを積み重ねる検証作業を重ね、伸びることを技術として身につける人もいますし……

それがビジネスになることもあるのが数字の世界だったりします。

インプレッションを追及するデメリット

アナリティクスの初歩とインプレッションの重要性について軽く書いてきましたが、インプレッションを追及するのが必ずしも正解とは限りません。

というのも、数字最優先だと望まぬ視聴者が流入し、活動をする上でストレスになるケースもあるから。

ポケモンのモンスター配布や、視聴者参加型の配信、大ヒットFPSやTPSなどで顕著ですが…

年齢層が低いユーザーを巻き込むとコメントが荒れやすくなったりします。

他にもちょっとエッチなシチュボあげたら、Twitterで下ネタ振られることが増えた…とか。

視聴される、チャンネル登録者が増えるということは、それだけ多様な価値観の人に見られるということでもあります。

数字だけ追及してしまうと、普段接しない層の人間と触れる機会も増えるのですよね…

数字が増えれば増えるほど、リテラシーが低い層、年齢が低い層の人とぶつかる可能性が高くなります。

なので、独自性や活動におけるストレスの少なさを追及するのであればインプレッションを捨てて、口コミベースで信頼できる視聴者、登録者を増やしていくというのも方法なんですよね。

イメージ作り、客層の作り方も含めてブランディングなわけですが、長期で活動をしたい場合は意識して損はないかなぁと。

なお、バズッたタイミングで初見殺しのこゆい配信をして、視聴者をふるいにかけるタイプの配信者もいたりします。

とりあえず、数字の見方も色々ありますよーということで。

好評であればまた続きを書きますので、よろしければいいねなど押していただければ幸いです。

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