#第5回V裏紅白 延長戦:作成裏話&推薦作品リスト付き
第5回V裏紅白の記事を書いたわけですが、紹介し足りないので延長戦です。
noteでの書初めにもなるのですが、やれるときにやっておくの精神です。
今年もレベルが高かった……というか、採用枠25と表紙などを含めた+αに66組の応募があったわけですが、応募数以外の中身の部分見ると結構見方が変わると思うので、クリエイター、ライター側の視点の裏話を含めつつ、紹介しきれなかった曲の紹介もしていこうかなと。
もし、同様の紹介企画をやる機会があれば「こういうこともあるんだな」みたいに思ってもらえればいいですし、そういった裏話に興味がない場合は曲以外の部分は読み飛ばしてもらって問題ありません。
一般的な視聴者に向けた内容ではない話が多分に含まれるので、動画と、推薦作品のリストだけ見ていただければそれで。
では、早速行ってみましょう!
裏話:枠に対する応募倍率は約2.3倍、女性Vは約4倍
色々あってカウントしなおしたのですが、今回の応募は67(自薦・他薦問わず)、重複を除くと66組の応募となりました。
今回は25組+表紙で紹介するつもりでいたので、応募倍率は約2.3倍程度なのですが……
紅組(女性)10枠、男性10枠、無性別・楽器演奏・ボイチェンなどのバラエティ枠5の想定に対し、男性、バラエティ枠はほとんどの方を紹介することができました。
……が、その分女性枠は激戦区になっていたということで、倍率が約4倍になっていました。
女性枠だけでなく、バラエティ枠でも、男性枠でも悩んだわけですが……
クオリティに偏りすぎれば次回開催で駆け出しクリエイターが声を上げづらくなりますし、登録者の多さに偏れば知名度重視になり、少なさに偏れば逆差別になる。
かといって、記事の読者に楽しんで貰えない内容になってしまうと記事として書く意味がなくなってしまいますし……
日頃交流がある人になると楽曲投稿に至るまでの裏側、苦労とかもよく知っていますし、かといって知り合いを贔屓しすぎるわけにもいかず……
泣く泣く推しの曲削ったりしてました。
まぁ、胃が痛かったですね。
それでも応募は前回の半分以下になっていますし、そうなるように狙って動いていた部分もあるので……
前回の様子や、裏話に興味がある人は過去記事もどうぞ。
簡単にまとめるとV裏紅白はがあれば本家があるわけですが、私のは非公認で個人でやり続けている企画です。
その上で、本家は規模とクオリティが上がりすぎて継続が困難になったという経緯もあったりして、細々とでも続けることを目標にやっているので、何があろうとも続けられるようにしたいなーというのが正直なところ。
胃が痛くなるのは毎年なので、これは企画続ける限り逃れられないですね。
なお、最近Vに興味を持ったので、本家の存在を知らないという方は、こちらの動画をどうぞ。
回をさかのぼるほど、個人・企業の線引きがあいまいで、お祭り感があるので、どの回から入ったかで印象が変わるかもしれません。
初開催はこちら。
ちなみにV裏紅白の1~2回までの記事は、掲載メディア自体がなくなったので読めない状態になっていたりします。
本当は紹介したかったV&楽曲
というわけで、裏事情書いたところで、紹介しきれなかったV&楽曲の紹介を。
紅乃みやこ
オリジナル曲、ゆらめきレコードでのエントリー。
とにかく、応募が早かった!
フットワークの軽さと、アンテナ感度の良さはVtuberで伸びを目指すならかなり重要なポイントになります。
加えて、オリジナル曲となるとさらに紹介したいとなるわけですが、女性の応募枠が本当にぎっちぎちだったので泣く泣く削りました。
全部で30枠とかだったら入っていた可能性が高いです。
バーチャルバナナ
破裂音だけで作った音楽という、ユニークな楽曲でエントリー。
ニコニコにも投稿されていて、YouTubeだと2桁再生、ニコニコだと3万再生オーバーを達成したというエピソード付き。
YouTubeは視聴者の需要がある動画をひたすら伸ばし、ニコニコはユーザーのコメント数など反応主導で伸ばすなど、仕組みの違いが顕著に出ているかなと。
こちらもバラエティ枠がもう少しあれば……という状況でした。
YouTube版はこちら
ニコニコ版はこちら。
結イ
エレクトーン弾き語り、愛を込めて花束をのカバーでエントリー。
弾き語りとなるとバラエティ枠でも、女性枠でもとなるのですが、女性枠が本当に少なかったので泣く泣く見送ったシリーズです。
クオリティ、高いんですよね……
勇者マリス
他薦&shortsでのエントリー。
サビの力強さが特に印象的。
歌声は申し分ないのですが、shortsだと投稿媒体の関係上再生に手間がかかる、shorts再生リストに追加できないなど、主に採用側の問題で紹介できなかったという……
むしろ、shorts専門の企画作ればよいのでは? とか、思わなくもないです。
バーチャル美少女ねむ
オリジナル曲、メタバースデイでのエントリー。
そして、バ美肉ボイチェン枠で、本家とカバーのエントリーが被るというミラクルが起こってしまい、最後までどちらを採用するか悩むことに……
V界隈の歌イベントは本家とカバー、カバー曲同士のブッキングが起こりやすく、かといってオリジナル曲ばかり採用するとそれはそれで偏るという状況なので、延長戦での紹介となりました。
梨夢
ノマドのカバーでのエントリー。
エントリー時の『自作(スマホ)動画で本家動画リスペクトを存分に込めたこだわり作品』(一部抜粋)というパワーあふれる作品。
技術がすごい……
あずさ
メロウな曲調と艶っぽい歌声のマッチングが非常に良く、最後まで迷った曲の一つ。
普段明るいタイプの曲をカバーすることが多いので、余計にギャップが刺さります。
譜奏 棗
オリジナル曲 BESIDE feat.完熟レモネード でのエントリー。
ボカデュオ2022参加曲で、直近では3D化のクラウドファンディング達成、各種イベント参加にも積極的で勢いがあるVの一人。
一度聞いてほしい曲の一つ。
Nanoha。
オリジナル曲 Knots notes でのエントリー。
MVのアニメーション、演出も素晴らしく、かわいらしく透明感がある歌声とのマッチングも素晴らしい。
イベント参加や各種活動にも積極的で、推しているから記事を私物化しないため、泣く泣く削った枠。
記事を私物化してもいいんですが……職業柄いろいろ悩んでしまう罠。
角盾 トト
誕生日の記念に発表された Mela! のカバー。
聞いていると元気になれる曲で、推してるから削った枠。
だって、どう考えてもかわいいでしょうが! と、力説しそうになったので、ライターとしてアウト。
そういうのは裏でやってくださいと言うことで、裏で堂々と掲載することにしました。
こは太郎
他薦で 蜜月・アン・ドゥ・トロワ のエントリー。
歌枠、VRCでのライブイベントなど、歌の活動に力を入れてる方という紹介だったのですが、歌声聞いて一発で採用を決めそうになりました。
艶っぽく、しっとりと歌える方は希少なので、とにかく雰囲気がありますね。
結繋 心音-Itsuna Shion-
記事執筆時点で登録者67名、Twitterのフォロワー301名の新人。
オリジナル曲「あの日結んだ手のひら」でのエントリー。
歌もMVも良く、新人発掘という意味でも紹介したかったのですが、他にも新人結構紹介していたので新人有利の逆差別にならないように、延長戦での紹介に。
正直、こういう風に丁寧に作品作りを行っている新人さんに出会えるとほっとしますし、企画した甲斐もあるなぁと。
彩華すゞり
書道系Vシンガー。
「酔いどれ知らず」の歌詞を全て筆で書きするという、自分のスキルを活かしたMVでのエントリー。
前回のV裏紅白でも紹介しているのですが、唯一無二といった感じが良いですね。
羽苺丸 ひめか
2周年記念にUPした、 KING のカバーでエントリー。
2周年記念ということで、非常に凝ったMVになっていて、表情や背景、ポーズ差分などに目を奪われる作品。
歌詞の言葉の強さと裏腹の、繊細さを感じさせる部分がキュート。
推してるから泣く泣く削った枠の一人です。
個人的な感情脇において、見てほしい作品です。
翠 ししゅも
かわいいから、聞いてほしい(語彙力)
言語中枢が働くなってしまったという、個人的な理由で延長戦での紹介になりました。
冷静に要素を分解したくないので、頭を空っぽにして聞いてほしいですね。
さざなみセレナ
新時代 (ウタ from ONE PIECE FILM RED) のカバーでエントリー。
2022年を代表するヒット曲のカバーなので何とかねじ込みたかったのですが、泣く泣く断念のパターン。
記事執筆時間に余裕あれば枠増やして無理やりでも紹介したかったのですが、今回は延長戦での紹介となりました。
田中ばうむ
かわいく、元気、ポップな スーパーノヴァ のカバー。
問題は歌の印象よりも、Twitterのプロフィールにとんだ時の
今年破ったパンツの枚数 5枚
というワードに脳がやられたこと。
こういう時どんな顔すればいいのかわからないyo……
夜城ミア
ファンからの他薦、低音ボイスの 酔いどれ知らず のエントリー。
同じ曲を歌っていても、歌う人やアレンジなどで全く印象が変わるので、個人的にはかなり好みだったりします。
最後に
延長戦では男女の紹介比率の格差を埋めるために主に女性中心の紹介になりましたが、平等・公平の基準をどこに置くかで紹介記事の選考基準は大きく変わります。
個人的な好み、趣味などはいくら客観的になろうとしても残る部分でもあり、選考する人間の思想なども反映されるものです。
選考から漏れたといっても優劣があるわけではないので、その点ご了承いただければ幸いです。
というか、本当は全員紹介したいくらいなのですが、それが通例になると自分の首が締まるので、今回はこのあたりで。
紹介しきれなかった部分は、また余裕があるときに企画などで還元させていただきます。
応募者楽曲リスト
自薦他薦問わず、応募があった楽曲をYouTubeの再生リストにまとめました。
かなりバラエティに富んでいるので、興味がある方は是非。
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