ビジネス視点で見るブランディングとお金の話【シチュエーションボイス編】
金の話しをしようか。
はい。久々にビジネスモードで数字のお話です。
フリー台本+シチュエーションボイスをコンテンツとして投入した結果、色々なご意見をいただくことになったのですけど……
じゃあ、実際にお金に繋げるためにはどう動けばいいかという具体的なお話もした方がいいのかなと。私が実際にコンテンツ投入で得たものの情報なんかも共有しますね。
データの取得と台本の普及が主目的
フリー台本を作って、実際の読み上げサンプルをYouTubeにアップしたのですが……
特に登録者が増えればいいなぁとか、人気になりたいとか、そういったことは考えてませんでした。
私が動画をYouTubeに投稿したのは、データの取得と台本の普及が主目的です。正直、内容が酷評されても問題はありませんし、ああ、こういう内容だと評価が下がるんだなぁくらいにしか思いません。
私のメインコンテンツは記事です。情報を取得し、分析し、その結果を共有することで価値が生まれます。ボイス動画の再生が伸びなければ、「こういったシチュエーションボイス動画は伸びない」というデータが取得できるので、特に痛手にならないんですよね。失敗談も含めた情報に価値があるので、伸びる伸びないはおまけです。
また、フリー台本を普及させたいのであれば、Twitterでは限界があることもポイントです。Twitterをやっていない人もいるので、それならYouTubeなどにも導線を作って、私のアカウントにアクセスできるようにした方が良い。
それでTwitterのフォロワーが増えれば儲け物くらいの勢いですが、種まきしないと芽も出ないので、とりあえずやっておこうか位の勢いになります。
現状で言えば、動画の再生は想像以上にのびてて優良なデータ取れてますし、思った以上に動画をUPしてくださる人が多いので多角的な検証が可能になっています。
同じ台本を再生リストにまとめているので、どんな動画が再生回数が多いのか、普段の動画との再生回数の差はどうか、などの情報をチェックできるとかなり面白いかなぁと。
タイトルの工夫などは過去記事にもまとめたので参考にどうぞ。
現在の動画の再生回数は447 回となっているので、最初にしてはそこそこ数字出せたかなぁと。
リスクを背負うのが私のブランディング戦略
女性向けのボイス動画をUPしたわけですが、こういうことすると、
「女性にこびているんじゃないか」
「それによって嫌われるんじゃないか……」
とか不安になる方もいると思うのですが……
結果からすればチャンネル登録者は増えましたし、同じ台本読んでくれる方も増えましたし、Twitterのフォロワーも増えました。
リスクがあると二の足を踏む人がいるのがあるのを知っているので、
「どんなリスクがあるかチャレンジして情報を発信する」
までが私のブランディング戦略です。「試してみた」系の動画が人気ジャンルだったりするのは、実際に試す人がいればそれを見た人がさまざまなリスクに対策ができたり、新鮮な驚きをえられるからです。
情報の価値を知っていれば失敗に価値を与えられるのは前述の通りなので、特にリスクにならないという。というよりも、いちいち
「女性にこびている!」
とか言う人が身近にいてもストレスになるだけなので、早めに離れていただいて問題ないです。結果出してれば人が増える方が早いですし、私の考えに共感してくれる人が増えた方が活動しやすいので。
百の不評よりも一人の評価の方が大切
現在、私の動画の低評価の数が増えているのですが……
なんというか、お疲れ様ですーみたいな感じで見ています。というのも、低評価増えても私の活動にそれほど影響が出ないからだったりします。
どれだけ低評価が増えても、台本を読んでくれる人は増えていますし、いい台本だといってくれる人がいるので特に問題にならない。
更に言ってしまうと……
低評価のつき方にも特徴があってですね。アナリティクスで詳細見ると、低評価ついたタイミングだけ平均再生時間が大きく落ち込むんですよ。更に言えば、視聴者のユニーク再生回数は増えます。
「低評価つけるためだけにきて、ろくに聞かずに去っている」ことがわかるので、作品の評価ではなく嫉妬などが原因で低評価が増えてる可能性が高いと。
作品の評価ではなく、レッテル張りたいだけなら特に向き合う必要もないなぁと。
あと、低評価が多い状態で数字が伸び悩むのか見たいというのもあってですね……
現状、低評価が増えても検索に大きな影響が出る、検索でたどり着いた人の再生時間が大幅に減少するといった状況は確認できていません。というか、低評価がついた数から数秒で切られたケースが相次いだことを差し引くと、平均再生時間は伸びる傾向ありますし……
むしろ、何で低評価が多いかを気にした人がTwitterでもチェックしてくれればプラスなんですよね……
不評が実際の購買活動等に影響をおよぼさないのであれば、百人の不評よりも一人の評価の方が重いです。というか、百人が一人の複垢とかもありえるのがネットなので、私は自分に得がある方を選択します。
結果的に発言力が高まればブランド力強化になりますし、アンチが広めてくれるならそれはそれで数字出るので特にマイナス要素がないという話もあったり。
そこまで尖れない人のための応用方法
まぁ、私はビジネス目線なのでそこまで割り切れますけど、そこまで割り切れない人の方が多いです。じゃあ、その上で尖らない範囲で応用する方法なんかも書いておきますね。
タイトル+ボイス動画で検索需要を捕まえられるのは確定
まず、私の初めてのボイス動画は4割近くがYouTubeの検索経由で再生されています。タイトルに工夫してを加え、再生時間が短いボイス動画であることがわかれば、それだけで再生される可能性があるんですよ。
ボイス動画の投稿などを余りしていない状態でYouTubeの検索からくるということは、ほとんどの人が新規の人になります。
なお、私の総再生時間の85%はチャンネル未登録者、10%ほどがチャンネル登録状況が不明、チャンネル登録者の再生時間は約5%。未登録でもリピーターが多い(平均視聴回数が多い)のが特徴。
まぁ、ある程度テンプレ化したタイトルで、TwitterにUPした短めのボイスなどの再利用でもYouTubeにUPすれば、百人単位の新規視聴者に見てもらえる可能性があるのですよね。
タイトルに【女性向け】【男性向け】などの情報を加えつつ、「○○が○○して○○するシチュエーションボイス」のようなタイトルだけで中身がわかる状況を作れば、ある程度の再生回数は稼げます。
実際に登録者が増えるかは中身によりますが、新規の人に見て貰えるチャンスがあるのは大きなポイントですね。
デメリットを回避する方法
わかりやすいタイトルをつかったボイス動画にも弱点があってですね……
タイトルがマンネリ化しやすくなるという。更に言ってしまうと、メインコンテンツよりもボイス動画の数が増えてしまうと、どんな活動をしているVかわからなくなるなる可能性がある。
声優・演技系など、声を売りにしていない場合は、「検索で知ってもらうためのおまけコンテンツ」位のレベルにした方がブランドへの悪影響を避けられるのです。
で、最初は検索需要を捕まえるタイトルのつけ方とかもわからないのが普通なので、のびている人のボイス動画などを参考にしつつ……
「○月までの限定で、実験的にUPしてみます」
とか、Twitterで告知して『期間限定のコンテンツ』として利用するのも方法なんですよね。本気で参入ではなく、実験的なコンテンツであればファンも受け入れやすいですし、多少クオリティが下がっても許容されます。
反応得られなかったら動画削除→FANBOXなどの限定コンテンツや裏話に再利用……なんてこともできます。
実際の反応を探ったり、YouTubeのアナリティクス見ながらヒットコンテンツを作るコツを考えられるようになると数字に強いVになれます。
一応、参考までに……ということで、私のチャンネルの検索流入のデータの一部を張っておきます。
ヤンデレ+女性向けの検索でたどり着く人が多く、動画の再生時間も長いことが良くわかるかと。こういうデータを探して、比較できるようになると強いですよ。
あと、検索需要は見込めないものは最初から有料コンテンツとして投入して、販売やファンサービスに利用する……といった方法もあります。
希少価値は自分でつけるもので、お金を稼ぐポイントにもなってきます。薄利多売なら企業の方が強いんじゃないか……って話もありますしね。
本当のヒットコンテンツはまだ先の世界
色々書いてきましたけど、これはあくまで登録者を増やす、再生回数を増やす初歩の初歩になります。
実際に登録者数百人で1万再生以上の動画を複数投稿している人や、短期間で登録者1000人を突破した人は意外といるのですよね。
最初のバズは偶然でも、その成功から学んでどんどん精度あげて安定したヒットを叩き出すようになった人もいます。まずは成功している人のモデルを学んで、そこを参考にしてコンテンツを作るとショートカットができるようになります。
私の台本は1~2分程度の短いボイス動画、しかも一枚絵でもそこそこの数字が出せたという一例にしか過ぎません。ただ、手間が少なくてお気軽にできるので、作業時間に対する登録者増や取得できるデータ量が多いのがメリット。
ビジネス目線だとかけた手間とリターンのバランスが重要になるので、割と優良な手法だと思います。(そればかりだと飽きられる可能性もあるというリスクつきなので、その他は自分で頑張って貰うしかないですが)
自営業で稼ぎを増やすって、効率を上げることと一緒の意味を持つことも多いんですよね。あとは数字……結果や実績を作って営業などに生かすといった戦略や、その戦略に付加価値をつけるためのブランディングになります。
データと需要さえあれば金を作れるのがライターの強みなので、徹底的にデータの取得や、情報発信と拡散によるブランディングには利用していきます。良いイメージを作る、ためになる人間だと認識してもらうのもブランディングの一環ですからね。
あとは……あれですね。タイトルが釣りに近くて低評価が多い動画でも、検索からの登録者が増えたら勝ちで、収益化に影響が出そうなもの(単純なコンテンツの繰り返しは収益対象外になる場合がある)は、審査前に削除してしまうという方法とかもあるので……
稼ぐという視点で考えるのであれば、動画を削除をする、動画を下げるといった運用も含めて色々やるといいですよ。
まぁ、炎上狙いだけはすすめられませんが……
おまけ
アイドル売りをしたくない男性Vや、声にコンプレックスがあるV向けの情報だと……
シチュエーションボイスをオカマ口調やキモオタ口調で熱演するなど、ギャグ路線+普段と全く印象が異なるネタとしてUPする方法もあります。
私なら、
【腹筋崩壊注意】悪代官がヤンデレ化して地の果てまで追ってくるシチュエーションボイス【オチに注目】
位のことはやりますよ。(バーチャル悪代官さんは無関係です)
ヤンデレボイスの貴方の部分を「越後屋」にかえるお手軽構成。
そのうちギャグ路線も投稿してデータ出しますのでよろしくお願いします。
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