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【1ヶ月で500登録増】ヒット事例から学ぶ登録者増加術

Vの者のプロデュース……というか、運営・企画などの協力初めて1ヶ月たったのですが、登録者が500名、Twitterのフォロワーが100名ほど増えました。
割と順調なペースで増加しているので、実際にどんなことをしているか公開しようかなーと。
人の活動スタイルはそれぞれなので、事例の一つということで解説させていただきます。

低コストで効率的に数字を出すために動画(シチュボ)中心にモデルを構築

サポートする前に色々聞いてみたのですが、現状は

・オリジナル曲で3Dライブが夢
・当面は登録者1万人を目指す
・登録1万人超えてからが本番

ということで動いています。

まず、大前提になるのが今やろうとしてもお金がない&フォロワーも登録者も足りないということです。
3Dモデルを作るにも、動かす環境やPCなどの機器を揃えるにもお金がかかります。
フルスクラッチの3Dモデルなら30~40万でも安い方、デザインが複雑になると3桁万円とか普通に飛ぶので……
さらに、歌って踊ってのレッスン環境も用意して、必要に応じて講師を雇う、収録やライブのためのスタジオをレンタルするとなると、数百万単位のお金用意しても秒で溶ける恐れがあるという……

また、様々なイベントに参加して知名度を上げようとしても、YouTubeの登録者やSNSのフォロワー数が足きりになるケースは珍しくなく、早めに数字を稼がないとチャンスを見送ることになってしまいます。

お金がある場合は単純に広告費を使ったり、季節ごとに衣装を変えてお披露目配信で注目を集めるといった工夫も出来ますが、無い袖はふれないので可能な限り手間、出費を削って、黒字を出しつつフォロワーも登録者も獲得する戦術を取らざるを得ないのですよね。

YouTubeの登録者や再生数を稼ぐのは1枚絵+声で成立するシチュエーションボイスがメイン。
声を使った企画でTwitterのフォロワーと声の活動をする知り合いを増やし、コラボのチャンスや口コミが広まりやすい下地を作り、配信は数を減らして付加価値をつけ、視聴者との交流の場とするモデルが1段階目。

ある程度数字を稼いで配信の集客力が高まった後は、機材を揃えてASMR配信などを活動に加え、時間当たりの収益性を高めます。

配信+動画で生活出来るレベルになれば、休んでいても動画が広告収入を生んでくれるようになるので、あとは自分のやりたい活動に専念できるようになると。

まぁ、夢をかなえるためにまずは下積み・活動の基盤から整えていくからやっていくという、現実的なモデルになっています。

モデルケースを元に伸びる方法を知っていく

伸びたい! となったときに、多くの人が「どうすれば伸びるか?」悩むわけですが、一番手っ取り早いのが「自分がなりたいと思える理想に近い活動をしている人をチェックして、学ぶこと」だったりします。

今回のモデルケースは蓮希るい君

シベリアンハスキーの仔犬Vtuberで、1万再生超のシチュエーションボイスを量産する良い声勢で、ASMR配信、雑談、ゲーム配信などマルチに活動しています。

特徴的なのは検索から人を呼べるシチュエーションボイス(動画)で人を呼び、「○○声配信」などのロールプレイを含む配信で循環を作れていること。

YouTubeのシステム的に、動画でも配信でも新規視聴者を獲得できるようになっているのでチャンネルの成長が非常に早いのですよね。

動画の視聴者層は動画ばかり見てなかなか配信に来てくれないということが多いのですが、声をつかった企画(コンセプト型配信)でうまくつながりを作れているのは大きな特徴です。
さらに、ツイッターでも愛されキャラなので隙がない

そして、ここからが実際に自分が伸びるための作業になりますが、まず実際にチャンネルにアクセスして、動画一覧をチェック、どんな動画・配信が伸びているか確認します。

タイトル・サムネイルは特に重点的にチェックします。
初見の人は配信や動画の中身がわからないので、タイトルで十分に説明がされているか、サムネイルが興味を引く無いようになっているかでクリック率が大きく変わるからです。
また、活動するジャンルやキーワードの組み合わせによって視聴者に刺さるサムネイルはかわってきますし、長く続けていくと自分のブランド・チャンネルの個性が影響を与え始めるのもポイントです。

動画一覧も含めて確認が大事なのは「YouTubeのトレンドは常に動いていて、伸びている人はトレンドに敏感、あるいはトレンドを作る力があるか、自分のブランドを確立することで数字を出しているから」です。
実際に確認しないと「今、多くの視聴者が何を求めているのか?」「過去にどんなトレンドがあって、どう変化していったか?」が読めないのですよね。
また、動画一覧にはチャンネルの成功の歴史が残っていることが多く、数字を出すために初期にやっていたことと、登録者を増やした現在では活動内容が大きく変わっているケースもあります。
小規模なチャンネルと成長してブランドも確立したチャンネルではコンテンツの価値が大きく異なるので、活動初期にやっていたことを見る方が伸びるための参考になる場合もあったりします。

さらに言ってしまうと、実際にチャンネルや動画にアクセスすると、YouTubeがアクセスの履歴から関連動画やチャンネルをおすすめしてくるようになります。
ヤンデレ シチュボ 男性向け などのキーワードで検索をかけるのも重要で、モデルケースにした人以外のヒットメーカーが、どんなアプローチで数字を出しているのかわかりやすくなっていきます。

伸びたい場合は「人が望んでいるもの、需要(ニーズ)に答える」ことが重要で、自分のやりたいことだけやっても「それって自己満足じゃないの?」で、切捨てられる可能性が高くなります。
というよりも、需要が無いことをやっても検索にのりませんし、YouTubeもおすすめ動画としてピックアップしてくれないので、そもそも認識すらされません

流行ってないものを流行らせるためには広告使って根こそぎ需要を掘り起こすとか、年単位で知り合い増やしてバズの芽を地道に育てるとか手間がかかるので……

まずは、自分が参考にしたい人、理想の人を探して、その人が今何をやっているのか、伸びるまで何をやっていたのか、自分がどの部分を真似れば数字が出るのか……など、いろんな角度で考えながら、真似をすることからはじめるとわかりやすいかなと。

関連動画やおすすめチャンネルからより理想に近いモデルになりえる人が現れたら、そちらをモデルケースに切り替える、あるいは良いと思ったところを取り入れるなど、色々やってみるのが大事ですね。

まずは知ることからはじめて、ただ配信する以外の選択肢を増やせれば世界が広がります。

ツイート数が少なくてもフォロワーを伸ばしている人を知る

ツイッターのフォロワー数を増やすのに、面白いことを言わなければならないと考える人も珍しくないと思うのですが、実はそうではなかったりします。
面白いことを言わなくても、ツイート数が少なくてもフォロワーを増やしている人は存在するからです。
たとえば、ぬんちゃん

Twitterデビュー1年で1万フォロワーを突破、配信は数ヶ月に1回ペースで、直接お話しする機会が少ないため同接が100名を突破することが少なくない状況になっています。

Twitterは絵師Vtuberであることを生かしてほぼ全てイラストか、イラストに関わるコンテンツURLがセットになっていること、度々Twitter上でフォロワーに質問を行っているのが特徴。

イラストに限らず、声などのコンテンツがついたツイートは、RTやいいね意外にも、クリック再生や拡大、プロフィールの確認など、ツイートに反応する人が多くなるのが特徴になります。
ツイートに対する反応をまとめてエンゲージメント数と呼びますが、Twitterの仕様上エンゲージメントが高い(人々の関心が高い)ツイートほどおすすめのツイートとして他の人のタイムラインに表示されやすくなります。

人に質問をして、リプを貰う、リプに返信して会話のリレーが続いた場合も同様でエンゲージメントが高くなるため、おすすめのツイートとして表示されやすくなります。

システム的な話を脇に置いても、自分に話しかけてくれる人、全レスで返してくれるなどコミュニケーションをとってくれる人はファンが増えやすく、次回以降のツイートにも反応してくれる可能性が高くなるのがポイントです。

ぬんちゃんの場合は、フォロワーの反応を育てることが非常にうまく、デビュー配信から3桁同接を達成、登録者も数千人獲得するという結果を出しているので、理想的なTwitterの使い方をしているVtuberの一人だったり。

ちなみに、面白いことを言おうとして滑ったりすると、ツイートの平均エンゲージメントが下がり、おすすめユーザーとしてのピック率も下がったりします。
1日数回しかツイートをしないインフルエンサーがいたり、Vの者でもどうでもいい日常についてつぶやくサブアカウントを作る人が結構いるのは、Twitterのシステム上そちらが有利だからです。
(単純に忙しいのでツイートしない人もいますが)

なお、Twitterで色々書いてしまいそうになったら「今度の雑談配信のネタにしょう」など、ちょっと我慢して別な場所で生かす方法もあります。
トーク苦手な人には割りとおすすめですね。

続いて紹介したいのが宝珠るらさん

固定ツイートがVtuber一問一答になっているだけでなく、良く動くのが特徴です。
イラスト&音声ツイートがメインで、とにかく良く動く動画が入る率が高く、マナーモードでスマホを見ていてもなんとなくな楽しくなってしまうのが特徴。
また、自動で字幕をつけるソフトを使うこともあるのですが、自動の字幕はポンコツなのがデフォルトのため、笑いのネタの化学反応を起こす場合もあったり。

TwitterのTLラインから賑やかで楽しいなら、配信もきっと楽しいという想像がしやすく、SNSの集客から配信の誘導までスムーズに行えるのが特徴になります。

Twitterの使い方は人それぞれですが、システム上伸びやすい人、しっかりと考えて運用している人はそれだけ数字が出やすいので、伸びたいのであれば「ただ思ったことを言うのではなく、自分の印象をコントロールする意識を持つ」のがおすすめで、理想のイメージに近づくと数字も加速する傾向があります。

逆に、ありのままの自分を受け入れてほしい場合は、伸びを気にするよりも気が合う人を探す感覚の方が楽になるはずです。
自分が何を求めているのか考えたうえで、必要以上に伸びを追及しないのも割と大事だったり。

企画を使って知名度を上げる

Twitterの運用方法は人それぞれですが、運用スタイル以外にもフォロワーを増やす手段は様々あります。
たとえば、RTした人のイラストを書くなどの企画はメジャーで、フォロワーが増えやすくなります。

自分の認知度が高まるまで、宣伝のために企画を数多く打つ人は珍しく無い……というよりも、そもそも人に知られていないから配信をしても人が来ないという人も珍しくないため、宣伝広告に力を入れて、基盤が固まってからデビューなどをした方が数字の面での苦労は減ったり。

また、Vtuber界隈は企画に参加したいけど、主催してくれる人が少ない、ネタが主いつか無いという人が圧倒的に多いため、企画の主催側に回るとRTも稼ぎやすいのも特徴になります。

と、言うわけで、今回の企画の事例は私のボイス企画から。

誰でも参加できるミニボイス企画、しかもイベント参加チャンスの少ない男性メインで企画を立てたところ、60名以上のボイスが投稿されました。
百合変換したり、女性が男子ポジションで参加するのもOKにしたり、色々遊んだりしましたが。
この企画のポイントは、タグと台本を入れ替えればそのまま別な企画に使えることだったりします。
たとえば、Vtuber大好き選手権とかタグを作って、「大好きーーーー!」とか、叫ぶだけの企画も作れます。

企画というと凝ったものを思い浮かべがちですが、参加のハードルが低く、手間もかからない企画で地味に知り合いを増やしていくのも方法なのですよね。
私の場合は記事を武器にしていますが、「YouTubeの再生リストにまとめて、宣伝します」とか、「審査は配信で行い、参加者の紹介も行います」とか、アレンジも割と簡単にできます。

企画を何度かやると、知り合いが増え、コラボのチャンスが広がったり、なにか大きなイベントなどをするさいに口コミが広がる下地が出来ることになります。

企画をうまくまわせばそれだけ周囲の信頼も集められるので、積極的に企画を立てて、技術と人脈をてに入れるのも方法です。
あと、企画を通して発想力が鍛えられるほか、どんなキーワードや台本がRTされるかなど、市場の温度感を知ることも出来たり。
割と頭の体操になりますね。

配信は総合力の勝負なので頻度を減らして地力を養う

配信で伸びないという話を良く聞くのですが、配信は日ごろのTwitter運用、動画を含むYouTubeの運用、宣伝広告、企画、配信のタイミング(日時)など、様々な要素が絡みあった総合力がためされるコンテンツです。

なので、どこかを改善したとしても結果がすぐ数字に出るとは限らないこと、場合によっては集客ルートの再構築など基礎部分から行わなければ人が来ない可能性があるなど、状況を整理して伸びる要素を入れるのに結構パワーが必要なケースが多くなります。

具体的には配信で同接10名以上を1時間維持できているか? 簡単な目安になってきます。
その上でタイトル・サムネイル・配信コンセプト(企画)に魅力があれば、新規の人に見てもらえる可能性がかなり高くなります。
同接10名維持できない場合は、まず集客ルートの見直しからやるのがおすすめです。
Twitterから人を呼びたいなら、タイムラインを整えることから。
最低限10人くらい同接確保できないと、システム的にYouTube君が目立つポジションくれないのです……

今回サポートしているVの者はすでにシチュボで数字を出して登録者も増えている状態だったので、配信を減らしてシチュボの投稿数を増やし、集客力を高めてから配信をすることになりました。

ただ、まったく配信をしないとファンとコミュニケーションを取る手段が減ってしまうので、企画配信以外はアーカイブを残さない、ゲーム配信は参加型など付加価値をつけることで落ち着いています

配信を減らしシチュエーションボイスの割合が逆転するため、チャンネルの成長は加速するはずです。
実力つけば、あとは動くだけで人がついてくるようになりますし、バイノーラルマイクなどの機材をそろえれば付加価値でも人を呼べるようになるので……
配信伸ばすのはそこからですね。

ちなみに、配信の価値を高めるのに成功して伸びたVtuberも存在して、私立いちご女学院のことはチェックしておいてほしいです。

毎晩0時から0時15分までの15分間、アーカイブを残さないスタイルで配信を行っていて、「見なければわからない」「話題を共有したかったら広めるしかない」「毎回盛り上がっているから後から知っても確認が難しい」など、配信コンセプトで話題と価値を生み出して、同時接続100名を超えを達成。

しかも、さらに同接数を伸ばした上プロダクション入りも果たしていたり。

注目を集める配信構造を作るのも企画力・総合力のうちに入るので、アイディアや企画が思い浮かんだら配信する、配信コンセプトを練って続けるというスタイルもありだったりします。

隙間を埋めるための情報源を探す

ざっくりと事例の紹介などを行ってきましたが、実際に色々詰め込んでも見落としが発生するのが人間です。

そういうときにオススメなのが、実際に活動に役立つ知識を発信してくれる人をフォローすること。
いまだと、Vtuberクエストさんと、河崎翆さんがマストですね。

お二人とも新人Vtuberや伸びたい人向けの情報を発信していて、すぐに役立てられる実用情報が豊富になっています。

というよりも、お二人のチャンネルとTwitterを紹介したら、協力しているVの者が自分で調べて改善する楽しさに目覚めたので、私がやることが極端に減ってしまっていたりします。
自分で調べて、試行錯誤すると、人に言われてやるより何倍も経験値がたまりますし、それで成果が出るとモチベーションがアップします。
時間を節約したい場合は補助あった方が良いケースもあるのですが、試行錯誤の中からセルフプロデュース力身につけてしまえば、後はどこいっても通じるようになりますし……

今、凄く良い状態なので半分見守りモードで、週2回のシチュエーションボイスの投稿、配信は隔週ペースか、それより下の頻度でどうなるか経過を追っています。
ペース的に年内で登録者数は3倍超、1万登録くらい行きそうだなーって思いながら見ていますが、どうなるかはこれからですね。

ちょっと調べるだけで苦労は大きく減らせる

YouTubeで伸びるのは難しいといわれていますが、実際にはシステム的に攻略する方法が存在し、YouTubeも公式で情報発信を行っています。

例えば下の画像。
みんなおなじみのYouTubeStudioの赤枠で囲んだ部分から、YouTubeの最新ニュースや攻略方法をまとめたチャンネルに飛べたりします。
公式で攻略方法やマニュアル作って対応しているのに、そもそもそんなものがあることすら知らない人が多かったりする現実。

現代社会は非常に便利になっていて、色々なツールが感覚的に使えるようになっています。
ただ、だからこそ見落とされる情報も多く、仕組みがわからないから効率的に使えなかったり、無駄に遠回りをしてしまうことも多かったりするのですよね。
もちろん、マニュアルなんて堅苦しいものは読みたくないという人がいるのも事実で、それなら「実際に成功している人を見て学ぶ」のも解決策の一つかなーということで、各種情報を紹介させていただきました。

今回紹介してきた情報はあくまでほんの一例で、自分のやりたいこと、なりたい姿で参考にすべき情報はかわってくるはずです。

今回動画中心になりましたが、配信メインだと切り口が大きく変わりますしね……
調べる重要性を知って、考える癖をつけるだけでも色々変ることも多いので、情報の足がかりにでも使っていただければ幸いです。

追記

いまだとゲーム配信で伸びたい人も多いかと思うので、この記事は読んで!というものを紹介しておきます。
渋谷ハル君のデビュー前の話からチェックできるので、ガチでやる人はこうという参考になるはずです。


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