意外とできていない人が多い? チャンネル登録者が増えやすいYouTubeチャンネルの作り方
Vの者のチャンネルを見てると、「登録者獲得する気ないのかな?」と思うことが珍しくなく、思わず遠い目をするケースがあります。
うん……数字気にしない、登録者もいらない……なら別にかまわないのですが、チャンスを気付かないうちに残してたらもったいないなぁ……と思ってしまうわけで……
じゃあ、折角だし、実際にアドバイスほしい人探して、改善の提案をするという企画を開催してみました。
今回アドバイスしたのは、新人Vtuberさんのポッケさんです。お話をした上で記事化の許可をいただきました。
アドバイス前もそれほど悪くはなかった
といっても、ポッケさんのチャンネルのレイアウトがそれほど悪かったか……
というと、そうでもなかったりします。
こちらが改善前のスクリーンショット。
こちらが未登録時の画面。おすすめ動画に歌ってみた動画がUPされていますし、画面右上にツイッターのアイコンも設定されています。
これはPC画面ですが、チャンネルによって違うもののYouTubeにアクセスするPCユーザーは3~4割とかいるので全く見たことがない人は注意してくださいね。
こちらは登録済みの画面。
アップロードした動画がずらり。再生リストには過去の配信や動画のリストがしっかりと詰まっていて、手が入っているのがわかります。
じゃあ、なにが問題なのか? 具体的に説明していきましょうか。
ホーム画面を見ても変化がわかりにくいのが問題
何が問題かといえば、登録者がホームを見たときに「手が入っていることがわからないこと」です。再生リストをいじっても「クリックしないとわからない=変化がないチャンネル」と思われることがあるのですよね……
しかも、登録するルートは人それぞれなので、「未登録者におすすめしていた歌ってみた動画に全く触れない登録者が誕生する可能性がある」のもポイント。
未登録者だけじゃなくて登録者に向けても「コンテンツが盛りだくさんですよ!」ってアピールしないと、魅力が伝わらずに飽きられる恐れがあります。
Twitterで繋がって登録してくれる人ばかりではないので、そういった人の目線で自分のチャンネル見るって難しいのですよね。
アドバイスした結果
というわけで、登録者向けのホーム画面にセクションを追加して貰い、初心者向けの動画などをまとめてもらいました。
これで、歌の最新動画とか、初心者向けの動画とかも簡単にチェックできるようになりました。ゲーム好きな人に対してゲームのアーカイブや動画もチェックできる形に調整しているので、スマホアプリで操作した時もスワイプで簡単にチェックできるようになっています。
ホーム画面で何を優先するかは人それぞれですが、こうして手をくわえた状態だと、「動画や再生リストをクリックすれば何かしら更新がある」という期待を作り出せます。
たまに表示する再生リストを入れ替えたり、撮れ高動画をTOPに出したり、変化をつけるのも大切です。頻繁にやる必要はないのですが、人気の動画をUPするセクションをTOPにしたらどうなるかといった自分のチャンネル運営を磨くチャンスでもあるので。
あくまで動画や配信で登録者を獲得するのが基本で、レイアウトはおまけの部分になりますが……気を使うだけで印象がかわったりするのです。
セクションの追加って何?
……えー、そもそもチャンネルのカスタマイズしたことがない人はわからないと思うので書いてしまうと、セクションを追加すると、ホーム画面で動画を並べる棚を増やすことができます。
ポッケさんは再生リストを複数選択して縦に表示されたり工夫をされていますね。
ちなみに、チャンネルのカスタマイズはPCのチャンネルTOPに表示されてるので、これはきちんとチェックしましょう。見栄えのいいチャンネルを参考に自分のチャンネルのアップデートすることは結構大切です。
というのも、
不正に動画アップロードするチャンネルとかはアップロード動画以外全くふれてなかったりする
ので、全くいじっていないチャンネルだと「あ、不正チャンネルなのかな?」って偏見の目で見られる恐れすらあるから。
繰り返しますが、Twitter以外のルートからチャンネルにアクセスする人がいることを忘れないようにしましょう。お勧めのチャンネルとかででて折角新規登録者獲得するチャンスなのに「配信のアーカイブだけでアップロードが埋まってて、数分で見られる動画がない」となると、全く見向きもされずにブラウザバックされる可能性もあります。
無名のVtuberの数時間の配信アーカイブを、一般視聴者がクリックしたくなるかと言えば……ほぼ可能性がないのでその点は認識しましょう。
クリックするのはよほどのマニア=少数派に限られます。数万再生とか、めちゃくちゃな数字がでてないと「面白い」という予測も立てられないので注意。
その他アドバイスしたこと
動画のタイトルが「○○した!『新人Vtuber』」みたいなとても素直な感じだったので、
「初心者向け! ○分でわかる○○攻略法!」みたいな感じにすると良いよーというお話をしました。ゲーム系の動画だとボスキャラ名、使用する武器名、ベテラン、初心者などで検索されることが多いので、情報を盛り込んでおけばそれだけ検索からの新規流入を見込めます。
動画を見ないと内容がわからないとなると、初見さんがクリックするハードルが上がるので、内容がわかるタイトル、伝わるタイトルにするのが基本になります。
忙しい人も含めて視聴者なので、「見てわかれ」だと不親切で、もっとわかりやすいタイトルの動画がクリックされて再生数が伸びなくなるんですよ。
探したときに見つけやすく、誰をターゲットにしているのか、どんな人がプレイしているのか伝わりやすくするのがタイトルをつけるポイントです。
身内向けの動画を作るなら勝手にタグをつけられるニコニコ動画の方が有利なので、YouTubeにUPするなら知らない人が見る前提でタイトルを作るのが大切。
あとは概要欄をみて
動画をUPしています!⇒どんな動画?
みたいな感じで、他人が見て、ほかのコンテンツなどをチェックしなくても伝わるように工夫することをお薦めしました。動画といっても幅が広いので、ゲーム動画なのか、実用系の情報なのか、お笑いなのか……
アプローチする層がかわりますからね。今、ポッケさんのチャンネルの概要ランをチェックすると「具体的なゲームタイトル」などが入っているはずです。
まぁ、簡単なところまとめたらこんな感じです。ポッケさんのタイトルのつけ方や概要欄みて、「素直な方だなぁ」と思っていたらほぼ即作業で改善をされてて、
「出来るVはスピード感が違うなぁ……」
とか思ったりしました。
自分で試行錯誤してみるといいと思うよ
色々書いてきましたが、実はチャンネルアート上にアイコン表示させる方法とかは過去記事にも書いてるんですよね。
どんどん新人さんが増えていくという恵まれた業界でもあるので、たまにプレゼント企画とかはやるかもしれませんが、そうでない時私に依頼するのは有料です。
他人の時間は無限にあるわけではないので、限られた時間の中で見て貰う工夫や、相手の手間を省略したり、不安を和らげる工夫をするというのが親切であり、初見にやさしいということです。
チャンネルに来る人はみんな初見ってつもりで自分のチャンネル見ると発見あるかと思うので、チャンネルのカスタマイズ画面を見ながら試行錯誤してみるのも勉強かなーと。
どうしてもわからないといった場合は質問していただいてかまいませんが、google検索してからでも遅くはないかなぁと……
あと、「新人向けにこういったノウハウを動画などにまとめれば再生数稼げるかも?」と考えるのが、伸びる考え方です。
Vtuberに限らずYouTuberで出来てない人もいるので、需要を汲んで自分が伸びる力に変えることも大切ですよーということで。
あ、あと、ポッケさん、歌うまいので宣伝に動画張っておきますね。
興味がある方はチャンネル登録しましょう。良い子です。
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