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姑さんの認知症の印象を描いてみた

入院していた姑さんが、明日から老健に移るので、着ていく服や下着など持って病院に行った。

今年の3月に下血して病院に搬送されて約2ヶ月・・・要介護2から 要介護4へと介護度が上がり、認知症も重度と中程度の間ぐらいまで進んでいた。

元旦に倒れた時に「これはヤバいな」「次倒れたら、この高齢者住宅から出ることになるかな?」と、うっすら危機感を覚えていた。

ベッドの上の姑さんは、私達夫婦が来たこともわからない様子だった

「バーちゃん、明日の着替え持ってきたよ」と声をかけるも、表情のない顔でなんの反応もない

むしろ口をへの字に曲げて、睨んでいるようにも見えるが、その視線はどこか焦点が合わない感じだ

元気だったときに見せていた、バーちゃんの怒ったときの拗ねた様子とよく似ているが、それとはまた違う異質な感じがした。

私は、頭の周りを締め付けられるような感じと、肩のあたりがズッシリ重くなる不快感に襲われていた。

「ヤバッ、これ頭痛が来るぞ!」と思い、足早に病室を出る。

事務的な手続きと説明をナースステーションで受けてそそくさと帰ってきた

帰宅後、旦那くんも私も妙にグッタリして、速攻 布団に潜り込む

病室には、ほんの僅かしか居なかったのだが、思いの外ダメージが強かったようだ。

孫たちのにぎやかな声と、息子夫婦の弾ける声が、心地よい子守唄のようだった

知らぬ間に眠って、起きたのは夕飯の支度の時間だった。

そこそこ簡単な夕飯を作ったつもりだったが
、グッタリしてまたもや寝床へ

再び起きたのは夜の11時過ぎだった。

その間・・・ずっと頭の隅で、バーちゃんの暗い表情が頭から離れず、片頭痛と耳鳴りが続いていた

ふと、「この嫌な感じをイラストにして、アウトプットしたら頭痛 収まるんじゃないか?」と思い そそくさと描いてみた


病室での、姑さんの第一印象である。
後ろ向きの、手足の見えない人のような者の周りを、無数の糸にようなものが、まゆを作るように取り巻いている

描いているうちに、もう一つイメージが出てきた


前の暗い映像の後ろに、この映像が隠れていた感じだった

これが何を意味するのか、さっぱりわからないが、描いているうちに、頭痛と耳鳴りは消えていった

この2枚の落書きが、もしかしてバーちゃんの、顕在意識と潜在意識のようなものなら

願わくば・・・二枚目の様な明るめの場所にいてほしいと思った。

家族の中では、いつもトラブルメーカーで、お世辞にも良い姑さんとは言えなかったが、
生き辛いながらも、バーチャンなりに必死こいて生きていたんだな・・・と、この2枚の絵を見て思っていた。

さて、明日は退院と施設移動と荷物の移動だ
またしばらく、ヘロヘロのぱぁになりそう😅

ガンバンベ



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