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005_都会の博物館、めっちゃデカい

疲労困憊オタク、博物館へ行く

 今週もお疲れ様でした。
 いや疲れました。疲れてもう無理です。実は日曜にも関わらず、県外出張の前乗りにより、いま大都会の真ん中でこのnoteを書いています。
 偶然とはいえ、県外出張を一週間に二回突っ込むのはやめて欲しいですって上司にお願いしようと思います。大好きな新幹線に飽きました。さすがにもうおなかいっぱいです。ご勘弁を。

 こうなってしまったのも仕方がないので、せっかくだからどこかに行こうと思い立ち、いろいろ見ておりましたところ、上野にある「国立科学博物館」を見つけました。未開拓の博物館であり、特別展示なんかもやっているらしいとのことで、今回訪れることにしました。

いざ、上野へ

 上野に到着。上野駅の周りってたくさん施設があるんですね。学問と芸術の香りがします。博物館に到着して、まず目に入ったのはでかいSL。さすが都会、なんでもでかい。

 国立科学博物館には「地球館」と「日本館」の二つの建物があるらしく、とりあえず奥から手前に回ろうと地球館に向かいました。が……
 結論、全部を見学することはできませんでした。建物があまりにもでかすぎた。

 ……ということで、地球館をB3Fから上へ上へと登るルートで見学。週末ということもあり、あまりにも人間が多い。なかなか展示に近づけないところもありました。

 期待していた以上に展示の内容が充実していて大満足なのですが、中でも標本の展示がすさまじかったです。米粒より小さいダニ(のようないきもの)から、でっかい蝶々・貝・あと剥製!それらがクリアケースにびっしりと並んでいるのが美しくて、そのフロアはより時間をかけてまじまじと観察しました。なんかね……ピアス売場みたいだったよ……すごいね……。

 化石や鉱石もたくさんあって楽しかったです。学校の勉強での理科科目を物化生地なんてよく言いますが(ローカルワードじゃないよね?)、自分はことごとく生物・地学の人間なんだなと改めて感じました……展示物への食い付き方がちがう……。
 人間4人くらいで抱えられるかどうかってくらいでっかいアンモナイトもありました。さすが都会。なんでもでかい。
 あと、今回ほぼ初めて認知したのですが、生痕化石(せいこんかせき)というものがありまして、生物体そのものでなく、足跡とか巣穴とか、生活していた跡もちゃんと化石として残るものがあるみたいですね。「なんらかの動物が這った跡の化石(生物不明)」みたいなのもありました。ロマンだ。

 こういうのを見ていると、神様の秀逸なデザインセンスに頭が上がらなくなってしまいます。結晶の形も、古代のふにゃふにゃした生き物の体内構造も、偶然が生み出したはずの地層も、その設計図はシンプルであり、かつ緻密で、複雑で、芸術的でもあり、それらが今も少しずつ形を変えながらこの地球に存在していると考えるとめちゃくちゃ興奮します。そのたくさんの生き物に一つ一つ名前をつけた人間も愛おしいですね。

 見学中、絶好調キッズの雄叫びがありとあらゆるところから聞こえてきて健康になりました。すごいね。楽しいね。連れてきてもらえてよかったね。

 ところどころすっ飛ばしで回ったのに、地球館だけで2時間、日本館へ行く体力は1ミリも残っていませんでした……無念……。

 ちなみに、現在企画展として開催されている「知られざる海生無脊椎動物の世界」、こちらもだいぶ楽しみにしてきたのですが、展示ケースが見えないほど絶望的に人間がひしめいていたので、展示パネルの概要だけサラッと読んで出てきてしまいました。人間、勉強熱心すぎる。
 おすすめの本リストが掲示してありましたので、そちらを読もうかなと思います。図鑑も欲しい。
 全てが見えなさすぎて、あとはでかいカニのオブジェがあったことしか記憶にありません。剥製かもしれませんが。


ポスターが素敵すぎる

 お土産屋さんも少し覗きました。鉱石の標本がいいお値段で売っていたので、ちょっと欲しくてソワソワしてしまいました。商品より多い人間のわちゃわちゃに圧倒されて出てきてしまったのですが、もし手元にあったら、時々机から出して眺めたいな。

 全部堪能できなかったのが悔しいので、絶対にまたリベンジしたいと思います!次は!日本館を見に!できれば!平日に来るぞ!(疲労)

 明日の出張仕事もさっさと終わらせて帰ろうと思います。早くおうちのお布団で寝たいな。


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