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002_オーブン「どしたん?話聞こか?」〜悩めるオタクはなぜお菓子を焼くのか〜

日曜夕方、オーブンでブン

 今日は久しぶりにお菓子を焼きました!
……とはいっても、ホットケーキミックスを使ったごく簡単なもので、材料を混ぜさえすれば、あとは我が家のビストロくんがいい感じに焼いてくれます。
 お世話になったレシピのリンクは下記のとおり。どちらも美味しく焼けました。簡単レシピ、恐るべし。

 お菓子を作ることに関しては、今のところ得意でも不得意でもありません。義務感も向上心もまったく無く、非常にちょうどいい、健全な趣味かつ息抜きとしてのポジションを獲得し、主に私のメンタルケアにおいて大きな意味を持つようになりました

お手軽成功体験としてのお菓子焼き

 先日、このようなツイートを見かけました。
(※引用がご迷惑でしたら削除いたします……!)

 これ、仕事以外でも自分にかなりあてはまるなと思っています。

 例えば「漫画を描きたいのに、絶望的にアイディアが浮かばない。もう数週間煮詰まっている。」のような状況に陥り、無力感で病む……というようなことは(私は)よくあります。
 進捗が滞って思うように進まないストレスは、我々が認知している以上に厄介なのかもしれません。

 仕事をはじめ、漫画や絵、ダンスもそうなのですが、努力の投資や時間の投資を行った見返りが得られるのは、大体の場合、だいぶ先のことになります。見返りがあるかどうか、達成できるかどうかも分かりません。目に見える進捗が出て、初めて少し安心できます。
 (創作に対するメンタルコントロールの自分語りは、ここへ書くと長くなってしますので端折りますね。また今度。)

 そうして気分が落ち込んでいるとき、私はお菓子を焼きます。うまいもの食えるし一石二鳥ですね。

  • 簡単なレシピなら短時間で取り組める!

  • 「調理」という投資に対して、「食べる」という見返りがすぐに来る!

  • できあがったお菓子がかわいい!おいしい!

  • 黙々と作業できるので、脳みそのリフレッシュになる!

  • "なにかをやりとげた感"を感じることができる!

 ただ、難点としては、皿洗いが発生することと、いいかんじのオーブンが家に存在する前提での話だということですね。成功要因の8割はビストロよな、と思いながらいつも作っています。ありがとうね。

悩めるオタクはなぜお菓子を焼くのか

 白い粉と卵を混ぜ、ねちねちの物体を生成しながら脳みそを空にしている時、これは広義における瞑想ではないか、と思うことがあります(違います)。
 意味はどうあれ、自分と向き合う時間になっていることは確かです。

 やるべきことの全てを放り出し、材料を揃え、混ぜ、可愛いカップにそろそろと流し込み、そうして綺麗に整列したお菓子のアカチャンを、オーブンの覗き窓から見守りながら皿を洗う。結構全部楽しいです。
 今度はキッシュを焼きたいと思っています。生クリームが入っているらしいです。鬼門です。頑張ります。

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