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行政職員のためのサービスデザイン入門プレイブック公開

2023.11.22更新


プレイブックについて

Service Design Network 日本支部では、昨年「行政と自治体のサービスデザイン」というタスクフォース(GOVSDTF)が立ち上がり、有志にて活動しています。
この活動の成果物である「行政職員のためのサービスデザイン入門プレイブック(ベータ版)」が公開されました。

このプレイブックは、
・体験分析編:市民の目線で行政サービスを体験し、どういった観点で分析するのか学ぶワーク
・サービス企画編:特定の利用者を想定して、あるべきサービスの姿を企画するためのワーク
で構成され、利用者中心(人間中心)のアプローチを、体験しながら理解するきっかけとして作成しました。

主に行政職員・自治体職員の方々向けに作成していますが、幅広い方に取り組みやすい内容かと思います。それぞれのワークで、ワークシートが用意しており、ファシリテーターがいなくてもワークできるように意識しています。


自治体DX全体手順書でも触れられているサービス設計12箇条では、「第1条 利用者のニーズから出発する」、「第3条 エンドツーエンドで考える」、「第5条 サービスはシンプルにする」、「第7条 利用者の日常体験に溶け込む」、「第10条 何度も繰り返す」、「第12条 システムでなくサービスを作る」等、サービスデザインでも重要視されている利用者中心(人間中心)のアプローチについて触れられています。
もし、このプレイブックが「利用者視点と共創によって、新しい価値を生み出すこと」のきっかけとなりましたら幸いです。よろしければ、お試しください!
※ CIOポータルでは、サービス設計12箇条がチェックリストとともに紹介されています。

使い方の一例

  • 例えば、ワークシートをプリンタで印刷する他にも、画面キャプチャ → miroに貼り付けて、miroでワーク・・・という使い方もできます。

miroでの利用例

イベントについて

公開時期(2021.9.10)に、このプレイブックの公開記念イベントが開催されました。行政職員の方々をはじめ、多くの方々に参加いただきました。ありがとうございました。

また、Code for Japan Summit 2021にて、「行政サービスデザイン実践のためのプレイブックについて」というテーマで講演を行いました。講演の様子(YouTube)と記録(グラフィックレコーディング)が公開されています。


プレイブックの開発プロジェクトについて

参考情報

サービスデザインについて

行政とサービスデザインの関わりについて

利用者中心(人間中心)のデザインについて


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