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自分が生まれる前の曲が新しく聴こえる

TM NETWORKが活動を開始したのは1984年で、プロジェクトの区切りとして活動を一度終了させたのが1994年らしい。自分が生まれる前にGet WildやLove Trainといった曲が発表されている。

その自分が生まれる前に発表された曲を聴いて思った。

「新しいな」

1980年代と1990年代の時代性を色濃く反映した、いや、むしろその時代性を創ったとも言える楽曲を聴いて新鮮に感じたのかもしれない。

自分はTM NETWORKの楽曲を懐メロというジャンルには括れない。生まれてないから「懐かしい」がおかしいのは最もだが。

またTM NETWORKの在り方が新しい。

当時の人にとってTM NETWORKがどういう存在だったかは分からないがアルバムやライブ音源を聴いて思うのは打ち込み主体シンセグループであり、バンドであり、アイドルである存在だったのかなと思う。現在、こういう存在がいるかと考えてもパッと思いつかないので、そういう観点でもTM NETWORKは新しく唯一無二だ。

普遍的なテーマ、力強いメッセージ

TM NETWORKの楽曲はメッセージ性が強い。愛や生きることなど普遍的なテーマを照れくさくなるくらいカッコイイフレーズでVocalの宇都宮隆さんが甘く渋い声で歌う。そこには過去も現代も未来も問わない力強いメッセージが宿っている。

We belong to earth 遥かな宇宙(そら)のもと
コバルトに光る地球がある
悲しみはそこから始まって
愛しさがそこに帰るのさ

(TM NETWORK のBEYOND THE TIME(メビウスの宇宙を超えて)より)

手の平に乗る地球儀で 世界を指でたどってみる
生まれ変わる歴史の中 何が刻まれてゆくのだろう
悲しみに出会うたびに 信じるものを失くしそうさ
この国が この胸が 限りなく時に流されて

(TM NETWORKの Children of the New Centuryより)

すべてを壊すのではなく 何かを捜したいだけ
全てに背くのではなく 自分で選びたいだけ

(TM NETWORKのSEVEN DAYS WARより)

Come back to Asia 
生まれてくるものに
記憶を与え
土に還るものたち

Come back to Asia
果てなくくり返す
時の営みを愛したとき
君がいる

(TM NETWORKのCOME BACK TO ASIAより)

あ~どれも本質的でかっこよすぎる。そしてこの詩と小室サウンドと木根サウンドが合わさるとかっこよさはもうとんでもないレベルだ。

これは時代を創っても仕方がない。

終わりに

TM NETWORKは35周年企画でベストアルバムの収録曲を決めるファン投票をしている。今からファンになって投票しましょう!

投票サイト→https://mobile-ssl.com/s/oto/form/question?ima=2356&cd=VTMN00001

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