無題 Act:9 『中二病ってなあに?』
唯「もうすぐ終業式だね」
蛍「そうだな」
唯「なんだか、早く感じるね、一年というものは……ボク達も、年を取ったということなのかな」
蛍「まだ高校一年生だぞ」
唯「でももうすぐ高校二年生だ。もう、だよ」
蛍「まあ、そうだな」
唯「子どもも産める年齢なのに、ボクはまだ……!!」
蛍「そういう話はやめろ」
唯「そうだね。君もまだだものね」
蛍「うるせえ」
舞「私も4月から中学二年生だー」
蛍「そうだな」
舞「そういえばお兄ちゃんに聞きたいことがあるんだけれど……」
蛍「なんだ?」
舞「中二病ってなあに?」
蛍「……」
舞「ほぼ全員がかかっちゃう病気なのかな? 私、今から心配で……」
蛍(マジの病気だと思ってるみたいだな……くそ、可愛い……!!)
舞「なぁんだ、本当の病気じゃないんだ!」
蛍「だから気にしなくていいと思うぞ。妹は多分ならないだろうし」
舞「わからないよ~? お兄ちゃんのこと無視とかしちゃうかもよ!」
蛍(それは思春期じゃないか? 無視されたら死ぬ)
蛍「アイツおせえな……」
唯「おま○こー」
蛍「せめてお待たせって言えよ!!」
唯「あ、あの店員のお兄さん、この前も見たよ」
蛍「この時間が担当なんだろ」
唯「同じお兄さん、略してオナ兄さんだね」
蛍「やめろ」
唯「突然なのだけれど」
蛍「なんだ?」
唯「う○こって食べられるのかな」
蛍「突然すぎるし俺が知るか」
唯「う○ことう○ちって固さが違うように感じないかな?」
蛍「どうでもいい」
唯「堅い感じとねっとりした感じ」
蛍「お前その下ネタ言う口を閉じれないのか?」
唯「じゅぷっ……じゅむ……」
蛍「……」
唯「あむっ……じゅるるる……」
蛍「バナナくらい普通に食え!!」
唯「こんなに大きいもの、咥えられないよぅ」
蛍「頬張れ!!」
唯「たまにはこういうネタばかりもいいよね」
蛍「そういう話をするな」
唯「ありのままのボクさ!」
蛍「ああ、確かにいつも通りのお前だな……」
唯「いつも通りのボクは裸です。今も」
蛍「嘘をつくな!! 文字だけだからって!!!」
唯「ふふっ、読者を惑わすのもボクの役目! さあ、惑いたまえ!」
蛍「あーもーやめろー!!!」