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リハビリーファーム作りが始まった


医療法人社団 紫蘭会 光ヶ丘病院のひかりプロジェクトで取り組むファームづくり。まずは、どこに、どんな規模で作ったらいいのかを飯尾さんに相談してみました。

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デイケア光ヶ丘の前の空き地で畑を作ることは可能なのか・・・。
飯尾さんに、土質、地層、深さとして畑として適しているのか調べてもらいました。
方位を確認しながら説明を受けます。

とにかく土が固い。畑を作るような場所ではないので、深く掘って畑を作るということは不可能。やるとしたら、花壇を置くような形でやらないと無理。土壌改良をしたとしてもかなりの時間がかかるし、お金がかかるとの見解でした。なかなか、厳しい現実ですね。

その報告を受けての「深掘りワークショップ」がこれから始まります。

メディカルファームをどう作って行くか?


光ヶ丘病院リハビリ科は園芸療法に取り組んでいて、その経験から、水やりが一番のネックになりました。
誰がやるのか、どのタイミングでやるのか・・・みんなの不安は拭えません。
介護の現場にいるみんなには、水やりがとても負担になっていたようで、
畑を作ることが、さらに負担の上塗りになってしまうのではないかと考えてしまったようです。

更に追い打ちをかけて、事務方の皆さんが応戦。
農家の長男や次男の方が多く、なぜ病院で畑をやる必要があるるのか?草刈りや水やりは誰がやるんだと、喧々恐々。
やる前からこんなんじゃ、全く話が進みません・・・。
それでも、皆さんがそれぞれの思いを伝えられたことは良かったと思います。

病院での内部調整は難航。

今までに例を見ない「病院発のメディカルファーム」。病院が畑?誰がやるんだ?野菜を売るの?・・・ 畑の目的、管理など、かなり難航しました。
夏野菜の定植に間に合わせるのなら、5月の連休過ぎがタイムリミット。
間に合うだろうか・・・
病院の事務方との調整は続きました。

日本初、世界初のリハビリファームを目指せ。

畑の目的はリハビリで。これが病院との合意でした。

リハビリと言うとケガや脳卒中で今までのように動かなくなった部位のトレーニングやマッサージなどを行う機能回復訓練のことだと思っていましたが、実はそれだけではないんです。

「リハビリテーション」は、広い意味があって、「リハビリテーション Rehabilitation」、Reは、「再び、戻す」とhabilisは、「適した、ふさわしい」という言葉から出来ています。
つまり、「リハビリとは生きること。今ある能力を最大限に使って、その人らしく生きること」

リハビリって何でもありなんだなーと改めてわかりました。

リハビリファームを通して「メディカル」を考える。治すということの全体性、社会につながっていく窓口になることを目指し、体だけでなくて心も治していく、そんな場所になればいいなーと考えています。

早速、現地調査中の写真が富山新聞に掲載されました。



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