見出し画像

手記

Cubaseを開いたはいいものの何にもアイデアが出ないまま一日が終わろうとしているので、ライナーノーツなどを今回も書いておこうと思います。

小夜というVOICEVOXの子を起用してポエトリーリーディングをやりました。Xで何回も言いましたが、もうポエトリーリーディングはやりません。これについては後述…

作者公開前に作った特に好きだったリストを置いておきます。こういうの好きです。

手記について

小夜/SAYOというボイスバンクとの出会い

ていぬさん&鶏皮どんさんのワレリアナとトリニトという曲があるのですが、この二曲で「ナースロボ_タイプT」というボイスバンクを強烈に意識するようになりました。

この二曲と出会う前から「ナースロボ_タイプT」そのものはちらちらとタイムラインで見ていて、曲も聴いてたけど、別にどうということはない(言い方が難しいけど)と思ってて。ただトリニトを聞いてからは「こ、こんなにきれいに読み上げるんだ…」とぶん殴られた感覚になり、、、もちろんていぬさんの音と鶏皮どんさんの歌詞にまず殴られているというのはあるんですけど(オタク特有の早口)

ワレリアナでタイプTの声で完全にやられて、「使いたい…」という衝動が抑えられずVOICEVOXをインストールし、「ナースロボ_タイプT」を触るところまで行って「な、なんか、あの感じ出せない…」と挫折をするところまでは順当に経験をしました。
で。そのあと試しに全部触ってみるか~という興味で声を聴いていた時に小夜ちゃんに出会い、この子声いいな~とぼんやり覚えていたのが出会いです。

ポエトリーリーディング

活動をめっちゃ熱心に追ってくれている人だと、サークルというほどのまとまりや強制力はない「沿岸都市」というプロジェクトのような何かに参加していることはご存じだと思うのですが、沿岸都市の相方ukiyojinguさんがポエトリーリーディングで活動している人で、ポエトリーリーディング=ukiyojinguみたいなところが自分の中にはあります。なので表現技法としてのポエトリーリーディングは意外と近いところにいます。

無色透名祭に投稿した曲は自分のチャンネルで出さないという自分ルールがありまして、「せっかく自分のチャンネルに出さないのであればなんか普段やらないことやるか~…そうだ!」という流れでukiyojinguのことを思い出し、見よう見まねでポエトリーリーディングをやってみたのが今回の無色透名祭でした。小夜ちゃん本当にありがとうだよ。

なんだかかなりたくさんの人に見てもらえてにこにこしているのですが、「ポエトリーリーディングやりません」という話をすると「なんで…?」と言ってくれる方が何人かいる(ありがとうございます)ので、言い訳を…させてください…

言い訳というほどのものではないのだけれど
・ルーツにポエトリーリーディングを持っていないので、正直よくわからないしできている自身もない
・美メロへの強烈な憧れがある
・メロディというある種の文字制限の中で、歌詞として言葉を扱った表現をしたい
というのが主な理由です。

一番上のやつは練習と勉強でどうにかなるので別にそこまで気にする必要はないのかもしれないけど、二つ目と三つ目がどうしても自分が音楽をしていくうえで大切にしたい矜持のようなもので、ポエトリーリーディングという手法がシンプルにそこに合っていないというただそれだけの理由です。
別にポエトリーリーディングが実は嫌いとかそういった強い思想はもっていないので安心(?)してください。

曲としてのテーマは「淡々」「ダビングのような生活」。リファレンスはMr.Childrenの「羊、吠える」から〈僕らの生活に取り立てた変化はない いいこと49、やなこと51の比率〉という一節と、Base Ball Bearのアルバム「新呼吸」のコンセプトそのものでした。
「新呼吸」のコンセプトについてはこの記事が分かりやすいので気になる人は読んでみてください。

この曲のオケを聞いてもらえるとたぶんわかるんですけど、素材としてフレーズを録音した後貼り付けという手法を取っています。ギターは一フレーズごと、ベースは通しで弾いてます。ギターがいい感じに生っぽさとサンプリングっぽさを出せて満足。
同じフレーズをずっと繰り返しているのは曲のテーマ「淡々」「ダビングのような生活」を表現するためです。だんだん楽器が重なっていって、繰り返しのようで実はただ繰り返しているだけではない、でもやっぱり同じことが何度も、というこの曲の最終のポエトリーに繋がることを前半のオケでもやってます。

出だしのギターのアルペジオ、15/8拍子とかいう訳の分からないアルペジオです。運指自体は超簡単なのでリズム感のトレーニングにでも使ってください。

あとどうしてもネタばらししたかったことが一つだけあって、↑の15/8アルペジオが曲の頭と終わりで鳴るんですけど、終わりだけギターを変えて別撮りしています。これちょ~~~~~~~~~~~~~~~~~~こだわりポイントで、一見(一聴)すると同じ音階、同じ音で同じフレーズを弾いているような感じに聞こえるのですが、よく聞くと同じではないという小ネタです。
これは「ダビングのような生活 繋がっているようで、繋がっていないようで」の回収になっていて、我ながらとてもきれいにまとまったな、てんさい!という感じです。みんな広めてください。

そんな感じです。
Xでも言及しましたが「取るに足らないダビングのような生活にどうにか希望をねじ込んで、繰り返しを生き続けていくしかない」みたいなネガ曲だったのですが、純愛や寄り添いを見出してくれた人がいて本当にうれしかったです。もうちょいポジティブに生きようと思いました。。。

ちなみに晩御飯のカルボナーラはリュウジさんの虚無パスタです。現実世界でもかなりお世話になってます。


今後

マイメンシキヒさんとよなよな通話をしながらマイリスの整理などをしていたのですが、サブスク公開を進めますという宣言をしたのでしばらくはそっちの準備を進めます。年明けあたりから公開できたらいいな~と思ってます。あとは11月末~12月くらいに一曲動画がでます。かなりシンプルなギターロックです。間に合えばゴマヒチ祭も出したいけど、サブスク側の進捗次第かな~といったところですかね。

手記のオフボ配布しますので、細かく聞きたい方や小夜ちゃんになりきりたい方はご自由にどうぞ

それでは、またどこかで~

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?