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〜家庭医が診る〜家族まるごと診る

家庭医の一つの特徴に「年齢を問わず」診察するということがある。
最近は少しずつ子供さんや学生さんの受診も増えてきました。
僕の理想は親とおばあちゃと子供が一緒に通えるクリニックです。

なぜ年齢問わず診ることが専門性なのか

子供は小さな大人ではなく、大人は大きな子供ではない。
当たり前でしょう!と思うかもしれませんが、医師の診療において、年齢が違うと病気の考え方も変わるし、病状から想起する病気も違う、診察の仕方も変わるし、治療方法も変わります。
この全然違う年齢層をごちゃ混ぜの環境でまとめて診るためのトレーニングを積んだのが家庭医です。もちろん、プライマリ・ケアの範囲内で行えるので、必要に応じて専門医との連携も大切にしています。

僕が提供できる医療

家族みんなでかかれる病院にしたい

子供の頃は親と一緒に病院に行く、元気な時も親の受診について行く。クリニックのスタッフ、医師とも普段の元気なところから顔見知りになる。たまに行く怖い病院、ではなく、いつも行ってる場所で調子が悪い時は診てもらう場所になる。

大きくなったら、何かあれば1人でたまにかかる。

親になって子供ができたら子供と一緒にかかる。

自分が定期的に受診するようになる。

何かあればちょこっと話だけ聞きにいく。

親の面倒を見るようになったら、親と自分と子供でかかる。

自分が面倒を見てもらうようになったら、子どもと一緒に孫を連れて病院にいく。

動けなくなってきたら、訪問診療で自宅で診察をうける。

最期はその子供と孫に囲まれながら、訪問診療で一緒に看取る。

年齢にかかわらず、病気にかかわらず日常の困ったことを診療する家庭医だからこそこんな光景を作っていけるのではないかと思っています。



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