マガジンのカバー画像

診察では話しきれない話

6
診察はどうしても全てをうかがい、説明するには十分な時間が取れません。 少しずつここに書き溜めていきながら説明の補足にしてもらいたいです。
運営しているクリエイター

2022年11月の記事一覧

#3家庭医としての守備範囲

「先生何の専門医?」 「家庭医です」 「???」 家庭医をしているとよくある会話です。 今日は僕の守備範囲について書こうと思います。 1.病気日常的によくある症状・疾患を対応します。 内科、外科、小児科、皮膚科、眼科、精神科と領域を跨いで診療します。 稀な病気や専門的な施設・検査が必要な場合は専門医にご紹介させていただきます。 下の図のように総合病院に受診/入院する、救急外来を受診する人は合わせて1割程度で、そのほかの人の日本人の8~9割の人のニーズはプライマリ・ケアで