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感じたこと、考えたこと

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日々感じたこと、考えたていることなどを書いています。
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家庭医的かかりつけ医のできることって何?

最近考えること久々の更新になりました。 最近ふと、かかりつけ医ってなんだろうって考える。 総合病院をかかりつけとしてもっている人は緊急の時対応してもらってないし、ワクチンもうってもらってない。 専門医にかかっている人は良くなっていないのにそのまま。悩みを抱えているのに悩みを話せていない。話したらダメだと思っている。 こんなことが毎日ある。 そんな診療をしていると考える。 僕が家庭医としてかかりつけ医になって提供できるものはなんだろうと・・・ 僕の外来には色々な人が来る。

家庭医 図書館を作る

診療所の本棚を新設しました。 クリニック=薬をもらいに行くところではなく、コミュニティーの場だったり行きつけの場所みたいになるといいなと思って、マイクロ・ライブラリーを作成しました。 まずは「絵本」の設置をしていきたいと思います。 絵本って高いんですよね。 そして寿命も短い。 でも子供たちには読んであげたい。 そこで、私たちの図書館では寄贈も受けることにしました。 寿命の短い絵本を診療所を起点にして、人から人へと渡り歩く。 クリニックに受診はしないけど、絵本を借りに

医師と対話するハードルを感じた話

最近、全く違う業種の人たちと交流を持つ機会があった。 病院に受診したときに治療や検査についての希望を伝えづらい。 聞かれた事がない。 治療や検査についての選択肢がないから、いう通りにする。 症状が治ってなくても、よくなっているふりをする。 治ってないと怒られる事がある。 医師に話を合わせてしまう。 セカンドオピニオンをしようとしたら怒る医者がいる。 いろんな話があったけど、医師と対話するハードルって高いなぁと感じた出来事だった。 というわけで、今回は町医者として気軽にな

#4 風邪診療について考えよう

だいぶ寒くなってきましたね。 みなさん元気にすごしていますか? 喉が痛い、鼻水が出る、咳が出る。 風邪をひきやすい季節になってきました。 ということで、最近いろいろな病院にかかっている人の お薬手帳をみると、抗生剤を出されていることが多い。 そこで風邪診療について考えてみましょう。 風邪診療についてたくさんの薬は必要か2019年にAmerican Family Physicianという総合診療・家庭医療系の雑誌に風邪診療に関する最近の知見がまとめられています。 日本で