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親切過ぎるベトナム旅行ガイド『VietJet Airに乗るときの注意事項』

最近は経費節減で飛行機は国内線国際線とも専らLCCを利用せざるを得ないワタシですが、この航空会社は若干 普通と違うところがあるので乗る時の注意事項を書いておきます。
 
LCCですから荷物の重さはカネ次第です。当然のことです。7Kgごとに値段が上がっていきます。
食事や飲み物も同様。食べたい人だけおカネ払えばいい。ビールが50k.ドン≒280円だからそんなに高くありません。
高いベトナム国営航空の深夜便でニッポンに行く場合、ニッポン時間の午前3時頃に飛び立って3時間後の夜明け頃に朝ご飯の時間になりますが、寝てても肩を揺すって起こして食べさせる、あのジゴクに比べれば放っといてくれるほうが遥かにありがたい。
出発直前に搭乗口が変わったり、到着して荷物の出てくる場所が急に変わるのは慣れればどうってことありません。こっちが注意していればいいだけのことです。
 

VJがVietJet

これからは気を付けることです。
まず先日発表された数字ですが定時運航率が88%っていうのは余りに実感とかけ離れています。ワタシは定時に飛んだら拍手喝采です。時間に余裕のないときは高くても国営航空にしましょう。
前日に着いた飛行機を使う早朝便などは時刻通りなんでしょう。遅れの理由のほとんどが到着便の遅れって理由にもならない理由なので。実行不可能な過密スケジュールのためというのが本当の理由に違いありません。
 
定時運航率計算方法にも問題があります。
定時運行とは予定時刻の15分以内に止まっている場所から動き出すことで、実際に飛び立つ時刻は関係ありません。このカイシャの場合、とりあえず動き出したかと思ったら30分くらいじーっとしていたりすることが少なからずあります。
 
あと定時運航率は欠航した便は分母に算入されません。このカイシャはよく前日に便の変更をメールで言ってきます。つまり朝9時のを予約しているのに13時に変更するぞ、とか。要はお客が少ないと欠航にして他の便に振り分けるのです。
嫌ならカネ返すから乗らなくていいよ、って親切にも言ってくれます。因みに以前の経験では返金に2か月かかりました。
 
最近多いのは遅れた場合にお客をとりあえずゲートを通しちまえ、ということで、ブリッジっていうんでしょうか、途中の扉が閉められて行き止まりの細い通路で10分20分と待たされることがあります。窓があっても開かず、エアコンがあっても外気は入らず、後ろからどんどん押してきて酸欠状態になります。子どもばかりかいい大人までギャーギャー騒ぐし。
到着便のお客が降りてくるのを平行するブリッジから眺めることになりますが、だらだらだらだら。それで全員降りると途中のドアが開いて飛行機のドアの前まで行きますがそこでまた掃除が終わるのを待ちます。掃除は10分くらいでしょうか。意識朦朧。
やっと乗り込むとキャロットパンツ姿のCAが迎えてくれます。遅れてジブン達も家に帰るのが遅くなるからかみんな仏頂面です。って言うかここのCAは無駄に笑わないのでCAに愛想ふりまいても虚しいだけです。
 

普段は笑わない


バス移動の場合でも同じようなことがあり、空港の一番端のほうまでバスで行って飛行機の横についてもなかなかドアが開きません。掃除が終わるのをバスの中で待つのです。2台目のバスでのんびり行くほうがいいでしょう。
到着時も同じです。LCCなので基本はバス移動ですが、飛行機にタラップが付いてもバスがまだ来ていないので機内の通路に立ったまま待ちます。早く席を立つとバカを見ます。
 
あともう一つ、このカイシャのシャチョーだかカイチョーは金縁メガネのおネーさんですが、毎年ベトナムを代表する企業家ベスト10に選ばれるような人で、機内でビキニショーをやったりして話題集めのウマい人です。創業15年で国営航空と並ぶ航空ガイシャに育てたチカラは相当なものです。
おそらくその人の趣味で機内に乗り込んだ時と到着したときに甘ったるいボーカルの歌が延々と繰り返し流されます。1回聞くくらいならココロ和むこともありますが繰り返されると耐え難い。耳栓は必須です。
 

ビキニショーの頃


以前は二度とこんなのに乗るかと思っていましたが最近はいつもコレです。ワタシの中で航空会社のスタンダードになりつつあります。
因みにベトナムの航空会社はここと国営Vietnam Airlinesがビッグ2で、FLCという不動産会社が始めたBamboo Airwaysがそれに続きます。が、最近親会社のカイチョーが不正株取引で逮捕されたのでこの先どうなるか、というところ。
あとはニッポンにもあるJetstar系列のJetstar Pacificというのがありましたが、今はVietnam Airlinesの子会社になりPacific Airlinesに名前が変わりました。便数は少ない。
もう一つ旅行会社のViet Travelが始めたVietravel Airlinesというのが細々と飛んでいます。LCCなのに機内で水とお菓子が配られます。離島に行くプロペラ機を飛ばしているカイシャもありますが省略です。

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