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ホテル絵日記/Six Senses Ninh Van Bay

ベトナムの最高級リゾートと言えばアマン系のAmanoiと、Six Senses系のこことCon Daoと、Bensley DesignのIntercontinental Da NangとフーコックのJW MarriottとサパのHotel de la Coupoleと、ホイアンの旧Nam Hai/現Four Seasonsと、そんなところでしょうか。7強。
普通に泊まって1泊5~7万円以上。今もあるのかどうか知りませんがベトナム人及び一時滞在許可証保有外国人向け割引でその半額くらいです。でした。
主にガイジン向けかというとそうでもなく、カネ持ちベトナム人が一族で泊まったりすることもあります。なのでビラが2,3棟集まって10人くらいが泊まれてみんなで食事ができるリビング棟があるようなのとか、いろんなユニットが用意されます。
Nam Haiに泊まった時はたまたま空いてたからと言ってビラ2棟のところに泊まらされて、部屋があり余ってかえって居心地が悪かった記憶があります。

ここは中南部観光地のニャチャン/カムランの空港から1時間半くらい車に乗って、小さなボートに乗って30分くらい行ったところにある野生系リゾートです。まわりに何もありません。静かです。
リゾートに着くと始めに担当のスタッフからいろいろ説明を受けますが、キワメテ特徴的なのは部屋に鍵がないことと、リゾート独自の時間があることです。
夕食はリゾート時間の6時から、とかいうと、一般時間の5時15分とかだったり。日出日没を基準に決められているようです。
Wifiもテレビもあります。ホテルの方針でテレビはありません、みたいなのがたまにありますが、そういうのはいかがなものかと思います。好きにはさせないぞっていう感じで。

部屋は2階建てで1階にベッドルームとバスルーム。バスルームは壁がなくてシャワーは屋外。とはいえ壁で囲まれているので露天風呂のような開放感はありません。トイレはしっかり部屋になっています。
2階はやたら広いリビングスペースで使い方に苦慮しました。昼寝とかするんでしょうか。
ベッドルームの前に小さなプールがあってその先がビーチです。プールの周りは生垣があって隣からは意図しない限り見えないようになっています。設計の立場で言いますと、こういうところでは当然ゼンラで遊ぶことを想定します。
床が三和土風で床と壁の境目がモロッコ辺りの土壁の家みたいに丸く仕上げられています。

リゾートにもいろいろな作り方があり、ここみたいに現代社会から隔離された大自然の中で原始的な生活を疑似体験できるような素朴系のところとか、Bensley Designのような無国籍非日常的空間で濃密な時間を過ごす倒錯系とか、とにかく豪華な仕上げでサービスがしつこいくらい充実していて手を延ばせばビールが出てくるみたいなピカピカ系とか様々です。リゾートはこうあらねばならないなんて決まりはありません。
Six Sensesは名前からも想像できるようにどこも大自然素朴系を志向しているように思われます。
玄関の掃除してor邪魔しないでサインとか、ハリネズミみたいな履物の砂落としとか、日常性があらゆるところで剥ぎ取られています。

ベトナム、Nha Trang/ニャチャン郊外

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