たった2つ!最高の睡眠術【新幹線メソッド】

最大のパフォーマンスを提供するには睡眠が最も大切です。

新幹線運転士のころ、睡眠の質を維持するために2つのルールを決めていました。

ベテラン運転士から教えていただいた2つの原則。

①メラトニンをなめるな!
②明日やることを忘れよ!

たったこれだけです。

①メラトニンをなめるな!

メラトニンとは睡眠ホルモンといわれる、我々の睡眠の質を司る物質です。

多く分泌されるほど、自然と眠たくなり、良質な睡眠へと誘ってくれます。

分泌するのは、おもに夜。とくに昼間にたくさんの光を浴びると分泌量は増えます。これはお猿さんから進化する過程で獲得したものですね。昼間たくさん行動するものが、快適な眠りにつけるというメカニズムです。

だからホルモンを阻害するものが、自然と反する光。つまり、部屋の明かりやテレビ、スマホなどです。これらは睡眠前には絶対に見てはなりません。
メラトニンは些細なアクションでも分泌量は増減します。それでいて、僅かな差でも睡眠の質をかなり変えてしまう、なかなか厄介なシロモノです。なめてはいけません!

②明日やることを忘れよ!

睡眠を阻害するもの第一位が、悩みや考え事です。
とくに直近の「やらなければならない」は、より脳を刺激することがわかっています。
心理学者ブルーマ・ツァイガルの「ツァイガルニク効果」は、未達成や途中の事柄のほうが記憶として残りやすいということです。
これらを脳から忘れさせてやらねばなりません。

具体的には、「明日やることを紙に書く」とよいです。私もやってましたが、じみな印象ながらとても効果的ですり
実際、2017年のベイラー大学とエモリー大学の研究でも同様の行為が効果的であることを証明しています。

やらなければならないことを忘れることは難しいですが、一旦紙にアウトプットしてしまえば、意外なほど簡単にアタマから消すことができます。