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仕事とか生活のことを、野球に例えがちな件について

最近ふと思ったことですが、ものの例えで野球を持ち出すことが結構多いような気がしました。

スポーツの好みで言ったら、野球よりはサッカーの方が断然好きなんですが、サッカーで例えることはあまりないですね。どうしても野球になってしまうことが多いような気がします。
ちょっと無意識的にやっていることのように思いますが、このことについて、ちょっと書いてみたいと思います。

なぜ、野球で例えてしまうのか?

長い歴史があって、なんだかんだ言って日本の文化に馴染んでいる度合いが強い

プロ野球が始まったのが1936年、高校野球(夏)が始まったのが1915年と、それぞれ80年〜100年以上の歴史があります。サッカーのJリーグが始まったのが1993年と比べると、やっぱり野球の歴史の長さはすごいですね。
私は1970年代後半の生まれですが、子供の頃は、野球のナイターが毎日やってて、親はそれをよくみていたり、夏と春の甲子園もばっちり盛り上がっていた記憶があるので、メディアでの露出の強さで、知らずに野球に触れていたのかと思います。
今は、子供の間ではサッカーの方が人気あるということですが、徐々にそういう雰囲気も変わってくるのかな。

チームスポーツで、攻守でやることがそれぞれある

団体競技で、チームで協力して何かをすることが多いスポーツ、というのも大きいですかね。仕事なんでまさに団体競技ですし。
また、表と裏で攻守交代しますが、それぞれ止まっている時間が多く、それぞれの協力具合もしっかり見ることができる、ということも大きいように思います。それこそサッカーだと、攻守が一瞬で入れ替わって高速カウンターで得点となっても、じっくり見て、ああいう風に協力するんだ!と認識しにくいのかと思います。

具体的にどのように野球に例えているか

完全に私見な部分も多いですけども。

すごい変化球だ

用法:通常の方法じゃなくて、やや突飛なやり方をしようとする時など

主に仕事の時に言ってますかね。
提案する時に「すごい変化球なやり方ですけども」とか、提案受けるときに、「すごい変化球なことですねこれ〜」とか言ってますかね。
サッカーでも、曲げたフリーキック蹴る人もたくさんいますが、個人的には、こういう時の変化球って、やっぱり野球をイメージしてますね。それも、カーブ・シュートとかではなく、こういう感じの予測つかないナックルボールみたいな感じですかね。


三遊間のゴロを拾う

用法:お互いどっちがやる?となっている時に、自分がやる、という積極性を見せる時など

これも仕事の時に、自分で言ってました。
まあ、仕事の役割分担の時に、これは誰が担当する?というときは、結構あるように思いますが、そういう時にまず自分がやってみる、ということを説明するのに、「まあ、私は三遊間のゴロは自分で取りに行く感じでやるんで・・・」とか言ってますね。なんで三遊間、なのかは、自分でもよく分からないですね。ただ、相手もそれで納得してたので、イメージしやすいんだろうなと思います。同義の言葉で、「守備範囲が広い」というのも、野球のイメージかなと思います。イチロー選手がすぐ浮かびますね。
サッカーだと、ポジションは試合中にも変わりますし、攻守でフォーメーション変えるということも当たり前なので、こういう言い方はあんまりしないですね。バルセロナのポジショナルプレーみたいな概念だったら、そうかなとも思わないですが、さすがにそんなに一般的になるまで広まってないかなと思います。

逆転満塁ホームランを放つ

用法:一気に物事が好転したりする様を表す時など

これも仕事の場ですが、得意先に同僚が話しているときに多用していて、別の同僚と裏のチャットで「逆転満塁ホームラン多いな」などと話していました。一気に4点入ってしかも形勢逆転、となるので、なんというか劇的な展開になるので、そういう時には分かりやすいかもですね。個人的にはこちらの方のイメージです。

満塁時の打席で無類の勝負強さを見せ、「満塁男」の異名を持った
駒田徳広 - Wikipedia

そういえば、noteを購読している林伸次さんも下記のように書いてました。

サッカーだと1点ずつしか入らないので、劇的感にはちょっと欠けるかなと思います。

チャンスボールはあまり来ない。

用法:自分にとって厳しい状況の中で、攻勢に出れる隙を待っている時など

今日から始まった将棋の棋聖戦で、藤井聡太棋聖に挑戦する渡辺明名人が、このように言っていたのを目にしました。

チャンスボール、だけだといろんな球技に当てはまりそうですが、その後に好球必打と言っていたのでこれは野球に例えているんだなと。
将棋という勝負についても、野球に例えるんだなと思いました。もしかしたら、渡辺名人が野球好きだから、という可能性もあるかもしれませんが。

野球だと、投げると打つでは1対1の勝負なので、将棋みたいな個人の戦いの場でも例えやすかったのかもしれません。昔の勝負ですが、その時イメージしたのは下記のような場面ですね。

ということで、なんとなくつらつらと書きましたが、例えやすく、かつ分かってもらえやすい、ということで、比喩に野球は最適だ、ということかと思います。
・・・無理してサッカーでも例えてみようか、と思ってましたが、結局野球で例え続けるような気がします。

話は変わりますが、巷でちょっと話題になったくるりの新曲「野球」は、とても愉快な曲だけど、野球に対する愛情も感じられれて気に入ってます。


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