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coooooom7
詩「細氷現象（さいひょうげんしょう）」
口で息をするのは
いつ以来
この空気を吸い込むことを
怯えている日々
おまえは見ていた
私の犯した罪の一部始終を
見えない姿で
いつも私の一番近くにいた
晴れ間よ のぞくな
私の過去を
晴れ間よ さらすな
私の心を
凍りついた時間
凍りついた世界
息をすれば見えてしまう
おまえは私の中にいる
息をしなければ死んでしまう
私はおまえを少しずつ
少しずつ利用して薄氷を渡る
凍りついた今
凍りついた未来
凍りついた過去
凍りついた心
私はおまえで出来ている
おまえは私で出来ている
私が消えればおまえは消える
おまえが消えれば私は
もともと存在しないことになるのか
水蒸気となって光りの中へ
昇る 昇る 細かな氷たち
ダイヤモンドとは仮初の姿
本当は心に刺さる刃
肉をも切り裂く白刃たちに
包まれた 包まれて
口で息をするのは
いつ以来
この真実を吸い込むことに
怯えている日々に
今 サヨナラ
〜創作日記〜
「細氷」という単語を知り、この単語を「詩」にしてみました。
＊読み易い形でどうぞ〜長めの詩は140文字では到底収まらず、名刺メーカーでPNGにしても読みにくく、二列にしたら尚更細かく……。色々とチャレンジした作品を置いておきますので、お気に入りがありましたらお持ち帰りくださいませ。
新人さんからベテランさんまで年齢問わず、また、イラストから写真、動画、ジャンルを問わずいろいろと「コラボ」して作品を創ってみたいです。私は主に「言葉」でしか対価を頂いたことしかありませんが、私のスキルとあなたのスキルをかけ合わせて生まれた作品が、誰かの生きる力になりますように。