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オリジナルの詩と少年詩(言葉のフリー素材:発表済み含む)

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コツコツと書き溜めている詩と少年詩「言葉たち(フリー素材)」です。こちらのマガジンを有料にする予定はありません。朗読動画、楽曲の歌詞、紙芝居の原作、キャッチコピーとしての利用等、…
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2023年3月の記事一覧

詩「風の中を」

とげとげしい風が耳のおくから 頭のしんまでしみこむ昼は 身体をゆっくりかたむけて それが出…

詩「秋がぽかーん」

野薔薇のトゲをカットして ぎゅっと丸めて紐でしばる 窮屈でごめんよ でも 可愛い姿の君の周…

詩「矢を放つ」(やをはなつ)

おまえに向かって 矢を放つ 急所を外して 矢を放つ もとより その矢の戻るところが 我が身で…

詩「心が叫んでいる」

助けてと 言えたあの日 僕はまだ 生きる希望を 持っていた 助けてと 思えたあの時 君はまだ …

詩「想い」(おもい)

ぼくのこの想いは 秘めているからこそ 美しい とびだして 外気にふれたなら すぐに色あせてし…

詩「腕の中に」

腕の中に 君を抱きしめながら 誰かが僕を 抱きしめてくれるのを 待っていた   腕の中に 君の…

詩「最期」(さいご)

すっかり弱った きみの背中をなでる 頭もなでる 首もかいてやる きみは答える ゴロゴロゴロ もういいよと言っているのか おセンチなぼくを 叱っているのか きみの言葉はわからない 修行の足らないぼくには きみに安らぎを与える勇気すらなく ただ最期の最期まで きみに安らぎをもらっている #詩 #愛猫の詩 #言霊さん #言霊屋

詩「朝のひかり」

しろいお薬 ひとつ飲んで 効いてくるのを じっとまつ 布団のなかで まるくなって しゃんとな…

詩「恋心」(こいごころ)

うすべに色の恋心 あなたを想う風景に とびこむ小さな生き物たちは なんと かわいく見えるので…

詩「僕の願い」

君の涙 僕が拾っていく だから 力いっぱい走ればいい 真っ直ぐに叫べば 飛んでくる石もある …

詩「百万円の煙草」

酒と音を なめながら 煙草のけむりで 身を清める 今夜は あんまり冷えるから とっておきの思…

詩「立ち止まる」

昔の想いと 今の想いが交差して ボクらはちょっと迷子になる 通いなれたはずの道のまん中で …

詩「誘い」(いざない)

桜は咲かない もう二度と 私の中で 桜は咲かない 白くて青い 空に透けた花びら 水を失い 命を…

詩「やさしい時間」

君がちいさな秘密を 打ち明けてくれた おめでたいことでは なかったけれど 話してくれたことが嬉しかった そっかと答えて 多くを尋ねない僕に 君もとおくを 見つめるような目で マグカップの中に 視線を落としていた やさしい時間が流れていた #詩 #恋の詩 #言霊さん #言霊屋