カモクなさつま焼酎職人が笑顔になる瞬間
蔵人です。
今日は編集の内Pよりお題をいただきました。
~はたらいて笑顔になれた瞬間はどんなことですか?~
とても月並みで、どの蔵の方々も皆そうだと思うのですが、
お客様が目の前で自社の焼酎をえらんでくださる光景をみると、笑顔になります。
焼酎はお酒です。これがないと生きられないとおっしゃる方もいますが、基本的に生命活動に必須なものではありません。
いわゆる「嗜好品」です。
鹿児島の焼酎蔵だけでも112の蔵元が存在し、おらが村の焼酎として頑張っています。
それぞれ1本ずつ代表銘柄を出したとして、白金酒造の芋焼酎が選ばれる確率は単純に112分のイチ。
さらにお店のおすすめ、話題の商品、有名人のお気に入りなどの情報が入り…。
選ばれるハードルはとても高いのです。
あなたはお気づきでないかもしれませんが、
蔵人は、お酒売り場や酒屋さんで商品棚から選び出す様子を見ながら、あれはお決まりの一本?おためしの?だれかへのプレゼント?と心の中で詮索しているのです。
蔵人は、居酒屋さんで隣のテーブルのお客さんが
キープボトルなにをチョイスしたのかそれとな~くみているのです。
入社してしばらくしたころ、当社の会長より「焼酎は文化」という話を聞きました。
以下、会長の言葉そのまま。鹿児島弁です。
…なるほど芋焼酎は
嗜好品であり、お手頃であり、文化であり、産業であり…
目から鱗でした。いろんな業態で定番、幻など売り方は様々ですが、これだけのすそ野があるからこそできることなのかもしれません。
自分たちが手塩にかけて造ったものを「美味しい」と言われるととてもうれしいです。
「いつも飲んでるよ」と、面と向かって言われたときは、にやにやが止まりません。
一同、部署毎にそれぞれちがった業務がありますが、選ばれるとみんなえびす顔です。
早起きと肉体労働はきついけど、
変わらない味にブレンドしていくのは難しいけど、
安心安全、異状なく製品に仕上げるのは神経使うけど、
一本売るのは大変だけど、
出荷間違わないように伝票確認で目が疲れるけど、
石蔵ミュージアムに人がごった返すと修羅場だけど、
選んでくださって、ありがとうございます。
あなたの心の活力剤となるのが蔵人らの笑顔の源です。
note編集担当より
どうも内Pです。
毎度まいど、蔵人さんと編集担当と
「あーでもない、こーでもない」と出している、和っていい話ですが、
今回はnoteの企画 #はたらいて笑顔になれた瞬間 に参加してみました。
焼酎をつくるのも、こうやって記事をかくのも全て、
お客様の焼酎LIFEが、豊かに、楽しいものになりますように。
と、思いを込めて届けております。
焼酎という文化が、いまよりずっと、たくさん
色んな人にとどきますように。
それではまた来週お会いしましょう!!!
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